離乳食の麺類はいつから?赤ちゃんに与える際の注意点や保存方法も解説
目次
- ・赤ちゃんはいつから麺類が食べられる?
- ・離乳食中期から食べられる麺類(7ヶ月~8ヶ月)
- ・離乳食後期から食べられる麺類(9ヶ月~11ヶ月)
- ・離乳食完了期から食べられる麺類(1歳~1歳6ヶ月)
- ・離乳食として麺類を与える際の注意点
- ・離乳食の麺類は冷凍保存できて便利!
- ・まとめ
つるつるとしたのど越しがおいしいだけでなく、簡単に調理できるのが麺類です。赤ちゃんの離乳食づくりで大忙しのママやパパにとって、強い味方となるでしょう。
「離乳食の麺類はいつからOKなのかな?」と思っている人はいませんか?今回は、離乳食の麺類はいつから食べても良いのか、赤ちゃんに与える際の注意点や保存方法と一緒に解説します。
赤ちゃんはいつから麺類が食べられる?
一言で麺類といってもパスタやうどん、ビーフン、焼きそばなど種類はさまざまです。結論から述べると、麺の種類によって開始OKの時期は異なります。
最初の目安は離乳食中期。まずはうどんやそうめんなどからスタートすると良いでしょう。乾麺でも大丈夫ですが、生麺と違って固いため、よく茹でる必要があります。
離乳食中期から食べられる麺類(7ヶ月~8ヶ月)
まずは生後7ヶ月~8ヶ月の、離乳食中期から食べられる麺類の詳細をチェックしていきましょう。
1つ目は前述したうどんです。うどんの原料は小麦粉なので、アレルギー対策として生後7ヶ月以降ごろからはじめるようにしましょう。
最初はスプーンひとさじから与えてみて、体調に変化がないか様子を見ます。うどんには塩がたくさん含まれているため、たっぷりのお湯で茹でて、塩抜きをしてください。
摂取量の目安は離乳食中期で25~55g、後期で60~80g、そして完了期で90~120gです。
パスタよりも早く茹であがるマカロニも、離乳食にピッタリな食材です。原料はうどんと同じ小麦粉なので、やはり少量から与えるようにしてください。また商品によっては卵を含んでいるものもあるため、購入時にチェックしましょう。
摂取量の目安は離乳食中期で50~80g、後期と完了期で80~90gです。
そうめんも離乳食中期から食べられます。茹であがりまでの時間も短いのは助かりますね。原料は小麦粉です。うどんよりも塩分を多く含む商品もあるため、茹で終わった後に水でサッと洗うと良いでしょう。
摂取量の目安は離乳食中期で30~50g、後期で50~60g、そして完了期で60~80gです。
最後はビーフンです。原料は米粉なので、小麦アレルギーを起こす心配がいりません。強火ではなく、じっくりと時間をかけて茹でると良いでしょう。
摂取量の目安は離乳食中期で50~80g、後期と完了期で80~90gです。
離乳食後期から食べられる麺類(9ヶ月~11ヶ月)
続いては9ヶ月~11ヶ月ごろの、離乳食後期から食べられる麺類です。スパゲッティや春雨など、中期と比べて食べられるレパートリーが広がります。
まずはスパゲッティです。原料は小麦粉ですが、商品によって使用されている小麦の種類が異なります。デュラムセモリナ小麦は消化に時間がかかるので、不安があれば他の小麦を使用している商品を選ぶと良いでしょう。また卵が含まれているものもあるため、卵アレルギーがある場合は購入前に確認してください。
摂取量の目安は離乳食後期で40~65g、そして完了期で75~90gです。
春雨の原料はでんぷん。いもと緑豆の2種類があります。やわらかく茹でた後、刻んで使用すると良いでしょう。スープにすると春雨が水分を吸収するので、食べやすくなります。
摂取量の目安は離乳食後期と完了期で10~30gです。メインとなる食材ではないため、1回あたりの目安量は少なめです。
最後はくずきりです。原料はくず粉で、でんぷんから作られています。弾力の強さが特徴のため、赤ちゃんに与えるときはしっかり茹でて、さらに細かく刻むようにしましょう。
摂取量の目安は春雨と同じように、離乳食後期と完了期で10~30gです。
離乳食完了期から食べられる麺類(1歳~1歳6ヶ月)
最後は1歳~1歳6ヶ月ごろの、離乳食完了期から食べられる麺類です。
ラーメンの原料は小麦です。弾力があるので、大人が食べるとき以上に時間をかけて茹でましょう。また市販品についているスープは味が濃いため、自家製にすると薄味をキープできます。
摂取量の目安は80gです。
焼きそばの原料も小麦です。肉や野菜は赤ちゃんが食べやすい大きさにカットして使いましょう。固いものはあらかじめ、お湯で茹でておくと良いですね。ラーメンと同じように付属のスープは味が濃いため、自家製がおすすめです。
摂取量の目安は80gです。
離乳食として麺類を与える際の注意点
離乳食として麺類を赤ちゃんに与える場合は、いくつかの注意点があります。全部で5つ見ていきましょう。
1つ目は通常よりもやわらかく茹でることです。そしゃくをして飲み込みやすくするために、いつもより長めに茹でましょう。箸でつまんだ際に、すぐに切れるぐらいがピッタリです。
食べやすいように細かく切ることも大切ですね。つるつるとした食感のため、一気に吸い込んでしまう可能性があります。最初は刻み、成長とともに慣れてきたら、ある程度の長さで切るようにしましょう。
3つ目は塩分を抜くことです。うどんやそうめんには塩がついていることが多いため、たっぷりのお湯で茹でてください。塩を抜くことができます。またスパゲッティを茹でる際も、塩を入れないように注意しましょう。
ラーメンや焼きそばに使われる中華麺には油がついています。手間はかかりますが、お湯で下茹でをすると油を抜くことができますよ。また焼きそばの場合は炒める際に油を少量にしたり、テフロン加工されているフライパンを使用したりすれば油は不要です。
最後はアレルギーに注意することです。麺の種類によって使用されている原料が異なるため、事前にチェックをしておきましょう。
また最初は少量から与えることも大切です。赤ちゃんの様子を見ながら、問題なければ少しずつ量を増やしていってください。
離乳食の麺類は冷凍保存できて便利!
離乳食の麺類は冷凍保存ができます。まとめて作って冷凍保存をしておけば、忙しいときに解凍して使えるので便利ですよ。
1食分ずつ小分けにして、タッパーやラップなどで保存しましょう。食べる際は電子レンジで温めればOKです。また余熱を取ってから冷凍庫に入れる、短時間で冷凍できるように薄く平らに伸ばして保存する、1週間を目途にして使い切るなども大切なポイントですね。
まとめ
麺類を離乳食として取り入れる場合、開始時期は種類によって異なります。最初は生後7ヶ月~8ヶ月ごろで、うどんやマカロニ、そうめんなどからはじめましょう。成長にともなって、少しずつ食べられる種類も増えていきます。大人が食べるよりもやわらかく茹でて、さらに細かくカットしてあげることも大切ですね。
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