赤ちゃんのコップ飲みはいつから始める?練習方法や練習のポイントについて

赤ちゃんのコップ飲みはいつから始める?練習方法や練習のポイントについて

生後6ヶ月を迎える頃になると、そろそろコップ飲みを始めたほうがいいかなと気にかけるママパパも増えてきますよね。赤ちゃんがコップを使って直飲みができるようになれば、食事の時間も少しだけラク。
そこで今回は、赤ちゃんのコップ飲みを始める時期や練習方法、練習のポイントについてお伝えします。赤ちゃんの様子を見ながら、焦らずに進めてみてくださいね。

赤ちゃんのコップ飲みはいつから始めればいい?

コップ飲みの練習は、生後7~8ヶ月頃に始めるとよいとされています。ちょうど、離乳食が1日2回食になる時期ですね。この頃になると、離乳食にも慣れてきて口を閉じてゴックンができるようになることも多く、1~2ヶ月程度練習すれば上手にコップ飲みができる赤ちゃんも多いでしょう。しかし、離乳食の進み具合など、あくまで個人差がありますので、焦らず気長に練習していってください。
また、保育園の入園を控えているような場合、月齢によっては、コップ飲みができるようになっておくようにとの話があるかもしれません。その場合も、焦りは禁物。ちゃんと練習を積み重ねていることを保育園に伝えれば理解してもらえるでしょう。入園後に同世代の子との生活が始まれば、刺激を受けて飲めるようになる可能性もありますよ。

コップ飲みの練習方法3ステップ

では、コップ飲みの練習方法を見ていきましょう。

コップ飲みの練習方法3ステップ

1.ママパパの真似をさせる

赤ちゃんは、意外にママパパの動きを見ているものです。そこで、ママパパがコップで飲むお手本を見せてあげましょう。そして、赤ちゃんに空のコップを持たせ、真似をさせてみてください。お兄ちゃんやお姉ちゃんがいるご家庭では、子どもたちがコップで飲んでいる姿を見せるのもよいでしょう。

2.口を閉じて飲み込む練習させる

離乳食が順調に進んでいれば、口を閉じて飲み込むことにも慣れてきているでしょう。しかし、あまり得意ではないという場合、まずはこぼさないように口を閉じる練習が必要ですので、スプーンを使って飲ませてみましょう。その際のポイントは、スプーンの先端ではなく横を使うこと。また、赤ちゃんが自分で飲むことを意識できるように、スプーンはあまり傾けないようにしてくださいね。これができれば、離乳食も上手に食べられるようになりますよ。

3.コップ飲みにチャレンジする

唇を使ってこぼさずに食べたり飲んだりできるようになったら、いよいよ本番です。コップ飲みにチャレンジしてみましょう。ただし、コップ飲みのポイントはコップの傾け加減を覚えること。勢いよく傾けて、顔に飲み物がかかることもありますので、最初はスプーン1~2杯程度の量から始めるようにしてください。成功したほうが「飲めた!」という満足感を得る効果もあります。
また、上手に飲むためには1回で口に含む量を調節できるようにならなければなりません。そのためには、まずコップのふちを下唇に軽くのせ、コップを傾けながら上唇で一旦飲み物を止めて調整する必要があります。このときのポイントは、顔を下に向けた状態からスタートすること。ゆっくりとコップを傾けていくと、唇に当たる感じがわかりやすくなります。何回かチャレンジするうちにコツをマスターできますので、見守っていきましょう。

赤ちゃんにコップ飲みを練習させる際のポイント

では、赤ちゃんにコップ飲みを練習させる際のポイントを見ていきましょう。

赤ちゃんにコップ飲みを練習させる際の
ポイント

こぼす前に対策をする

コップ飲みの練習をしている間は、飲み物をこぼすのは当たり前のこと。室内を濡らさないためにも、レジャーシートなどを敷いたり、食事用のエプロンをつけたりするなどの対策をしておきましょう。もちろん、タオルなどの準備も忘れずに!また、どうせ濡れるのであればと、お風呂やプールなどで練習するご家庭もあります。

コップは小さいものを使う

練習に使うコップは、小さいものを選びましょう。浅くて口が広く、軽いものがおすすめです。おままごとで使うような小さいコップでもいいですし、おちょこで代用するのもOK。鼻や顔を覆ってしまうようなサイズでは怖がる赤ちゃんもいますので、安心して練習できるものを選んであげてください。

飲み物の量は練習段階に合わせて変える

コップに入れる飲み物の量は、練習段階に合わせて変えていきます。最初はスプーン1~2杯とお伝えしましたが、少しずつ増やしていきましょう。ママパパとしては、こぼすかもしれないので最初から少なくしておきたいと思うかもしれませんが、赤ちゃんからしてみれば、コップを傾けてもなかなか口に届かないということになります。ある程度の量で加減を覚えることも大切ですよ。

コップに入れる飲み物にも注意が必要

コップ飲みの練習で味のついた飲み物を飲ませてしまうと、その後、水や麦茶を飲まなくなってしまう赤ちゃんもいます。大人だって、おいしい味を知ってしまったら止められませんよね。そのため、コップ飲みの練習では、白湯やお茶のように味のないものを飲ませるようにしましょう。

まとめ

今回は、赤ちゃんのコップ飲みを始める時期や練習方法、練習のポイントについてお伝えしました。コップ飲みは、離乳食に少し慣れてくる7~8ヶ月くらいにスタートするのがおすすめです。最初は小さいコップで少量から始めてみてくださいね。コツさえ覚えれば、あっという間にゴクゴク飲めるようになりますので、心配しすぎずに見守っていきましょう。

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