赤ちゃんの耳垢掃除は必要?家庭で耳垢を掃除する際の方法や注意点

赤ちゃんの耳垢掃除は必要?家庭で耳垢を掃除する際の方法や注意点

赤ちゃんの耳から見える耳垢…。見つけたら、すぐにでも掃除してあげたくなりますよね。ですが、そもそも赤ちゃんの耳垢掃除が必要なのか、気になりませんか?そこで今回は、耳垢ができるしくみや耳垢掃除の必要性についてお伝えします。また、家庭で赤ちゃんの耳垢掃除を行うコツや注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそも耳垢とは?

そもそも耳垢とは、外耳道の皮膚が古くなって剥がれたものや、脂分や粘液などの外耳道からの分泌物、外部から入り込んだホコリなどが混ざったものです。外耳道からの分泌物が少なければカサカサと乾いた耳垢、多ければベタベタと湿った耳垢になりますが、日本人の多くは前者が多いとされています。ちなみに、これは赤ちゃんの頃からできるものですので、小さい耳の中に耳垢を発見しても驚くことではありません。

-赤ちゃんの耳垢に特徴はある?
日本人の大人の場合にはカサカサタイプの耳垢が多いとお伝えしましたが、赤ちゃんの場合はベタベタしたタイプが多いのが特徴です。これは、赤ちゃんが羊水内で育ってきたから。とくに心配することではありませんので安心してくださいね。また、生後間もない赤ちゃんの場合、黒い耳垢が出てくることがありますが、これも羊水内で育ってきたためですので心配はいりません。

そして、気になる臭い。赤ちゃんは、1日のほとんどを寝て過ごすので、よだれや涙が耳に入ってしまうことがあります。また、何らかの拍子に母乳やミルクが耳に入ってしまうこともあり、それらが原因で臭いを生じることもあります。そのため、ある程度の臭いであれば気にしなくても大丈夫でしょう。

赤ちゃんの耳垢掃除は必要?

そもそも、耳の皮膚は鼓膜から外へ向かって新陳代謝していくため、自然に外に向かって移動してくる特徴があります。つまり、耳垢は自然に押し出されてくるものですので、基本的にはこまめに耳掃除をする必要はありません。日常のケアとしては、入浴後にガーゼなどで耳のまわりや表面をやさしく拭き取れば問題ありませんし、耳の入り口あたりに見えているようであれば取ってあげるという程度で十分です。

家庭で赤ちゃんの耳垢掃除をする際の注意点

では、家庭で赤ちゃんの耳掃除をする際の注意点を確認しておきましょう。

-奥にある耳垢は無理に取ろうとしない
耳垢を見つけてしまうと、さらに奥まで掃除したくなるかもしれませんが、そこはぐっと我慢してください。家庭で耳掃除をする場合には、奥のほうに耳垢を見つけたとしても無理に取ろうとせず、どうしても気になるのであれば耳鼻科を受診するようにしましょう。

これは、無理に奥まで掃除しようとすると、せっかく自然に出てこようとしている耳垢を奥に押し込んでしまうリスクがあるためです。後ほどお伝えしますが、この行為こそが耳垢栓塞を引き起こす原因になります。また、過剰な耳掃除によって外耳道の皮膚が傷つくこともあります。これを繰り返していると、外耳道の皮膚がどんどん厚くなり、逆に耳垢が溜まりやすくなることもありますので注意してください。

-使うなら赤ちゃん用の綿棒
赤ちゃんの耳掃除をする際は、大人用の綿棒や耳かきはNG。大人用綿棒よりも細身に作られている赤ちゃん用綿棒を使うようにしましょう。赤ちゃんの耳の穴にも入りやすいサイズで、皮膚を傷つけにくいというメリットもあります。そして、耳の入り口付近だけを回転させるようにやさしく拭ってあげてください。カサカサタイプの耳垢の場合には、綿棒にベビーオイルやワセリンを薄く塗ってから拭うと耳垢を取りやすくなりますよ。

-赤ちゃんが動かないように注意
「じっとしていてね」が通用しないのが赤ちゃん。耳掃除中、急に動いてしまうことも十分に考えられますので、赤ちゃんの頭をしっかりと固定しておきましょう。また、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる家庭の場合、赤ちゃんの耳掃除中には近づけさせないようにしてくださいね。間違って赤ちゃんの耳に傷がついたり、鼓膜が破れたりするなどの事故が起きないよう、十分に注意が必要です。

こんなときには耳鼻科を受診!

通常の耳垢であればとくに気にする必要はありませんが、場合によっては早めに耳鼻科を受診したほうがよいケースもあります。

-耳だれ
粘り気があり膿の混じった耳だれの場合、中耳炎の疑いがあります。中耳炎とは、細菌やウイルスに感染することで中耳に炎症が起こる病気で、中耳に溜まった膿が出口を求めて鼓膜を圧迫し、鼓膜が破れると膿が耳だれとなって排出されるというものです。強い耳の痛みや発熱を伴いますが、赤ちゃんはそれを訴えることができませんので、しきりに耳を触るような動作を繰り返したり、極端に機嫌が悪くなったりします。

中耳炎は繰り返しやすい病気でもあり、悪化すると鼓膜を切る手術が必要になるケースもありますので、早めに耳鼻科を受診するようにしてください。

-耳垢栓塞
耳垢栓塞は、大量の耳垢が固まって耳の穴を詰まらせてしまうというものです。外耳道を塞いでしまうので、耳の聞こえが悪くなります。耳掃除の際に耳垢を奥に押し込んでしまっていることが原因で、とくにベタベタタイプの耳垢の場合に起こりやすいとされています。家庭での耳掃除では取り除くことができませんので、耳鼻科を受診するようにしましょう。

まとめ

今回は、耳垢ができるしくみや赤ちゃんの耳垢掃除の必要性、注意点についてお伝えしました。本来、耳垢は自然に排出されるものですので、耳掃除をするのであれば見える部分だけで十分です。その際は、大人用の綿棒や耳かきは使わないように!どうしても気になる場合には、無理に家庭で掃除しようとせず、耳鼻科を受診してみてくださいね。

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