赤ちゃんと猫の暮らしで生じるリスクとは?リスクを減らす方法もご紹介

赤ちゃんと猫の暮らしで生じるリスクとは?リスクを減らす方法もご紹介

赤ちゃんが生まれることがわかると、周囲から「猫がヤキモチ焼くよ」「赤ちゃんに病気が移るよ」などと言われることがあるかもしれません。実際に、ママパパも「猫と一緒に暮らしても大丈夫かな?」と不安に感じているかもしれませんね。ですが、生活する上での注意点をしっかり押さえて、楽しく暮らしているご家庭もたくさんありますよ。
そこで今回は、赤ちゃんが猫と暮らすメリットやデメリット、リスクを減らすための方法についてお伝えします。

赤ちゃんが猫と暮らす2つのメリット

では、赤ちゃんが猫と暮らすことのメリットから見ていきましょう。

猫と暮らす2つのメリット

感受性が豊かになる

猫と一緒に暮らすことによって、思いやりの気持ちが育ち、命の尊さを知ることができるメリットがあります。また感受性が豊かになるのもメリットの一つ。猫と触れ合うことで、力加減を覚えたり、嫌がることをしてはいけないことも学んだりできるでしょう。

免疫力の向上が期待できる

赤ちゃんの頃から動物と触れ合っている子どもは、免疫力が高くなると言われています。これは、猫と一緒に暮らすと、少なからず病原性の低い細菌に触れる機会があるということ。それらの菌に少しずつ、でも頻繁に触れていくことで、次第に免疫力が高まっていくためと考えられています。かつて、赤ちゃんの近くに猫がいると喘息になりやすいという説もありましたが、さまざまな研究の結果、この考えは過去のものになってきました。

赤ちゃんが猫と暮らすにはリスクを伴う?

次に、赤ちゃんが猫と暮らすリスクも見ていきましょう。

猫と暮らすリスク

ケガのリスク

猫にひっかかれたり噛まれたりしたら、まだ小さい赤ちゃんは大きなダメージを受けます。傷ができるだけで済めばまだいいのですが、猫ひっかき病になってしまったら大変です。猫ひっかき病とは、猫にひっかかれたり噛まれたりすることで猫から人間に感染するもの。感染すると傷口が腫れて発疹や発熱などの症状を引き起こしますので、たかが引っ掻き傷では済まなくなってしまうかもしれません。

感染症のリスク

猫との接触によって、感染症のリスクもあります。たとえば、ほとんどの猫が口腔内に持っているパスツレラ菌が抵抗力の低い赤ちゃんに感染すると、重症化することがあるので十分な対策をしておく必要があります。
また、妊娠中のママが注意しなければならないのはトキソプラズマ感染症。多くの場合は重症化しないとされる感染症ですが、妊娠中に感染すると、おなかの赤ちゃんにも移ってしまうものです。その結果、流産や先天性障害の原因となることがありますので、妊娠中は特に注意しておきましょう。

トキソプラズマ感染症の予防法9

赤ちゃんが猫グッズを口に入れてしまうリスク

赤ちゃんは、口入れていいものといけないものの区別ができません。手に触れたもの、興味を持ったものは迷わず口に運んでしまう時期があり、猫のえさやトイレ用品などを舐めてしまうこともあります。

猫アレルギーになるリスク

猫アレルギーを発症すると、目の充血やくしゃみ、鼻水、皮膚のかゆみなどが現れ、悪化すると湿疹や喘息が出ることもあり、猫に触れなくても、同じ空間にいるだけで症状が出てしまいます。主なアレルゲンは、猫のフケと唾液。ただし、新生児の頃は猫アレルギーが出にくいとも言われ、ある程度成長してから発症することもあります。

赤ちゃんと猫の暮らしでリスクを減らす方法

では、赤ちゃんと猫が一緒に暮らすことで起こるさまざまなリスクを減らすための方法をご紹介しましょう。いずれも、赤ちゃんと猫の距離や接し方を工夫することでかなり回避できますので、ぜひ意識してみてくださいね。

リスクを減らす方法

赤ちゃんの匂いを嗅がせて慣れさせる

猫は、知らない場所や新しい出会いが苦手です。そこで、実際に対面する前に赤ちゃんの服やタオルなどを使って匂いを嗅がせ、慣れさせておきましょう。初対面の興奮も抑えられるかもしれませんよ。

赤ちゃんと猫だけにしない

赤ちゃんと猫が対面するのは、大人が一緒のときだけにしましょう。赤ちゃんが、何の悪気もなく猫の体に触れたとしても、猫が驚いた拍子にひっかいてしまうかもしれません。また、猫が勝手に赤ちゃんのいる部屋に入らないよう、ドアが開かないようにする工夫も必要です。

猫グッズは赤ちゃんの手の届かないところに置く

猫の食器やトイレは、赤ちゃんの手が届かないところに置きましょう。同じ部屋で過ごす場合にはベビーフェンスなどでガードしておいてくださいね。

猫専用の居場所を確保する

猫が赤ちゃんを嫌いになったりストレスを感じたりしないよう、赤ちゃんが猫を追いかけるようになる前に、猫専用の居場所を用意してあげてください。たとえば、キャットタワーなどがおすすめです。ただし、猫は環境の変化が苦手。慣れるまでに時間がかかりますので、早めに設置しておきましょう。

空気清浄機を活用する

空気清浄機は、空気をきれいにするだけでなく脱臭効果もありますので、猫のトイレの近くに設置するのがおすすめです。その際は、定期的なメンテナンスも忘れずに!

赤ちゃんのスキンケアを心がける

アレルギーの予防にはスキンケアが有効と言われています。赤ちゃんの肌をしっかり保湿してあげましょう。
ファムズベビーシリーズのエンジェルフォームは、生後5日目から使えるスキンケアアイテムです。全身をしっかりバリアして、肌を健康に保ってあげてくださいね。

▼肌バリアと長時間の保湿にはバリアスキンケアがおすすめ!

まとめ

今回は、赤ちゃんが猫と暮らすメリットやデメリット、リスクを減らすための方法についてお伝えしました。大切な赤ちゃんと長年かわいがってきた猫。両方守るためには、リスクを減らすための工夫が必要です。赤ちゃんと猫との接し方や距離、生活空間の確保など、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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