ソファにも危険がいっぱい?赤ちゃんと安心して過ごせるソファの選び方とは
大人にとっては使いやすいソファでも、赤ちゃんが安心して使えるとは限りませんよね。そのため、赤ちゃんの誕生に合わせてソファの買い替えを検討するご家庭も多いようです。
そこで今回は、赤ちゃんに安心なソファ選びのポイントについてお伝えします。家族みんなでくつろげるソファのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんにとってはソファにも危険がいっぱい
まずは、赤ちゃんにとってソファにはどんな危険が潜んでいるのか、例として2つを見ていきましょう。
たった30~40cmの高さだとしても、その位置から赤ちゃんが転落すると大きな事故につながることがあります。ママパパが一番心配なのは、きっとこの点ではないでしょうか。寝返りができるようになってからの事故は多いものの、まだ寝返りもできないからと、ソファに寝かせてちょっと目を離した隙に、思わぬ動きをすることで落ちてしまった…なんて話もあります。とにかく、赤ちゃんからは目を離せませんね。
ソファのデザインによっては、脚やひじ掛けの部分に木材が使われているものがあります。この部分に顔や体をぶつけてケガをしてしまうことも。特に、つかまり立ちができるようになった赤ちゃんにとって、ひじ掛けはちょうどいい高さなので、よいしょと立ち上がった直後にバランスを崩しておでこをゴン!ということもあります。ぶつける箇所によっては傷が残ってしまうこともありますので、ママパパも心配ですよね。
赤ちゃんのいる家庭ではどんなソファを選ぶべき?
では、赤ちゃんに安心のソファ選びのポイントを見ていきましょう。
一般的なソファの高さは、座面が30~40cm前後。そこで、それよりも5~10cm低めのローソファや、より床に近いフロアソファがおすすめです。座面が低ければ低いほど、転落した場合のダメージは抑えられますよね。また、フロアソファは足を伸ばしやすいので、家族みんなでリラックスできます。こたつと組み合わせて使うこともできるので、1年中活躍しますよ!
なお、今お使いのソファでも、脚の部分が取り外せるタイプでしたら、ぜひ外して使用してみてください。10cm程度低くなりますので、それだけでもケガのリスクを抑えられますよ。低めのソファは、部屋を広く見せる効果もありますので、ぜひ試してみてくださいね。
ひじ掛けがやわらかいソファを選ぶのもポイントの一つです。どうしても木製のひじ掛けにこだわる場合、赤ちゃんがある程度大きくなるまでタオルを巻くなどの工夫をしておきましょう。
赤ちゃんは食べ物や飲み物をこぼすことが多いので、掃除のしやすさもソファ選びのポイントです。そこでおすすめなのが合皮。合皮は水に強く、濡れた雑巾で直接拭くことができますし、中性洗剤を使うこともできます。本格的な風合いや手触りには劣るものの、低価格なのが魅力ですね。
また、赤ちゃんがいるご家庭では、カバーの脱着ができるカバーリングタイプのソファもおすすめです。汚れてもカバーを丸洗いできるので衛生的ですよ!あるいは、オーバーカバーをかけるのもよいでしょう。お気に入りのブランケットやマルチカバーをかければ、部屋のアクセントにもなりますね。
ソファは座り心地も大切です。ママパパの好みもあると思いますが、赤ちゃんがいるご家庭には硬めの座面がおすすめ。これは、沈み込みが少ないことで赤ちゃんの体が安定しやすいためで、赤ちゃんにとっては体を動かしやすいというメリットがあります。これによって、ソファでの寝返りの練習もできますね。また、もう少し大きくなってソファの上を歩くようになったときにも、足元が安定していると転倒リスクMが低くなりますよ。
赤ちゃんがいるご家庭でソファを購入するという場合、あまり高価なものは避けておきましょう。赤ちゃんがソファを汚したり、いたずらしたりするのは当たり前。その都度ピリピリしていては、ママパパのストレスも溜まりますし、赤ちゃんにとってもいいことではありません。一定期間使ったら処分するから…という気軽さも大切です。
赤ちゃんの転落事故を防ぐために工夫をしよう
最後に、赤ちゃんを危険から守るために必要なソファ以外の工夫についても触れておきましょう。
万が一に備え、実際に落ちたときの衝撃を吸収するためにマットを敷いておくとよいでしょう。ジョイントマットでもマットレスでもいいので、ある程度の厚みがあるものを敷いておいてくださいね。
ソファに上って遊ぶようになったら、「降りるときにはおしりから」ということを教えていきましょう。これができるようになれば、無防備な降り方をしなくなるはずです。
まとめ
今回は、赤ちゃんに安心なソファ選びのポイントについてお伝えしました。大人だけの生活をしていたときとは違い、赤ちゃんが生まれると家具の選び方も変化しますよね。まずは赤ちゃんの安全が第一。しばらくの間は、赤ちゃん優先で考えていきましょう。