さめはだの原因は乾燥だった!今すぐできる改善策をご紹介

さめはだの原因は乾燥だった!今すぐできる改善策をご紹介

「二の腕にブツブツがある」「背中のザラつきが気になる」などの悩みを持っている人はいませんか? お肌のブツブツやザラつきは、一般的に「さめはだ」と呼ばれています。特にお肌の露出が増える夏の時期は、さめはだが気になってお気に入りの洋服を着られない人もいることでしょう。
さめはだを改善するにあたって大切なのが、乾燥対策です。今回は、さめはだの原因と今すぐできる改善策と一緒に紹介します。

さめはだの正体は角化症

一般的にさめはだとは肌にブツブツができたり、ザラザラして硬くなったりするような状態を指します。まるで魚の一種である鮫のような肌であることから、その名称がつけられました。
さめはだは医学用語ではありません。医学的には角化症(かくかしょう)と呼ばれる、肌が硬くなる疾患のひとつといわれています。角化症は肌が硬くなる皮膚疾患の総称で、さめはだはさらに毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)や魚鱗癬(ぎょりんせん)に近いとされています。

角化症

毛孔性苔癬

毛孔性苔癬とは皮膚の毛穴に、たくさんのブツブツが生まれるものです。痛みはありませんが、大きく広がった毛穴には角栓がつまってザラザラしています。10代の30~40%に症状が現れるといわれており、加齢と一緒に症状は軽減していくのが一般的です。

毛孔性苔癬

魚鱗癬

魚鱗癬はまるで魚のうろこのように皮膚が硬くなり、ボロボロとはがれ落ちる疾患を指します。ザラザラとした触感で、角質層が厚くなっているのが特徴です。

魚鱗癬

さめはだになってしまう原因のひとつは乾燥

ブツブツやザラザラが気になるさめはだ…。さめはだになる原因のひとつが乾燥です。
私たちの肌はターンオーバーと呼ばれるものを通して、新しくきれいな肌を保っています。ターンオーバーとは肌が生まれ変わるサイクルのこと。新しい皮膚細胞が生まれて、古い角質がはがれ落ちる過程を指します。
しかしお肌が乾燥している状態が続くとターンオーバーは乱れ、その結果、ブツブツやザラザラとした古い角質はいつまでも残ってしまうのです。
また、乾燥以外にも加齢や疲労、睡眠不足、栄養バランスの乱れ、便秘、そして紫外線などもターンオーバーの乱れを引き起こす原因といわれています。

ターンオーバーの乱れを引き起こす原因

さめはだの改善には保湿がマスト

さめはだを改善するためには、保湿が必須です。しっかりと保湿をすることで肌のターンオーバーを助け、また保湿剤の効果でお肌自体が柔らかくなめらかになるでしょう。
ブツブツやザラザラが気になる箇所を保湿してください。化粧水をたっぷり染みこませた後、乳液やクリームでふたをしてあげると乾燥を防げます。
特にファムズベビーシリーズのエンジェルモイスチャーは、お肌の乾燥防止にピッタリの製品。すべてのお肌を潤してくれる化粧水です。精製水よりも分子構造が小さい温泉水をベースとしているため、お肌に浸透して潤いを長時間キープできます。さらに温泉水による理想的なミネラルバランスで肌サイクルを正常に保ち、スベスベでなめらかなお肌を作ってくれますよ。

さめはだの改善には化粧水や乳液などの保湿がマスト

さめはだの改善で保湿以外に気をつけるべき4つのこと

最後に保湿以外でもさめはだ対策に気をつけたいことを、全部で4つ紹介します。

ビタミンAとβカロテンを多く含む食材を摂取する

ビタミンA、そしてβカロテンは皮膚や粘膜を正常に保ってくれる役割を持っています。こまめな保湿と合わせて、ビタミンAとβカロテンを多く含む食材を意識的に摂取するようにしましょう。
ビタミンAはチーズや卵などの乳製品、魚、そして豚レバーや鶏レバーに多く含まれています。
そしてβカロテンはニンジンやホウレン草、かぼちゃなどの緑黄色野菜、そしてミカンをはじめとするかんきつ類に豊富です。

ビタミンAとβカロテンを多く含む食材を摂取する

紫外線対策をする

2つ目は紫外線対策です。紫外線をたくさん受けるとお肌のターンオーバーが乱れ、さめはだの原因になってしまいます。
紫外線と聞くと夏の暑い日をイメージしますが、実は1年を通して地表に降り注いでいるものです。そのため季節に関係なく、紫外線対策は万全にしておきましょう。
日焼け止めクリームをこまめに塗る、外出する際は長袖や帽子を身につけて、肌の露出を少なくする
などが有効です。

季節に関係なく紫外線対策は万全にしておく

熱いお風呂に入らないようにする

寒い冬は熱いお風呂につかって体を温めたくなりますが、さめはだのことを考えると良くありません。熱いお湯はお肌の皮脂を必要以上に取り除くため、乾燥肌の原因となってしまいます。できれば40度以下に温度を調整し、長くても10分以内でバスタブにつかるようにすると良いでしょう。

40度以下に温度を調整し浸かるのは10分以内にする

体は手で洗うようにする

体を洗う際に専用のブラシやナイロンタオルなどではなく、手を使うことも効果的です。ブラシやナイロンタオルで体をこすると皮脂を落とし過ぎてしまい、乾燥肌を招きます。
手に石鹸やボディーソープをつけて、優しくなでるように洗ってみましょう。慣れていないと「手で洗って本当に汚れが落ちるの?」と疑問が生まれそうですが、落とすべき汚れはしっかり落ちるので問題ありありません。

体は手で優しくなでるように洗うようにする

まとめ

さめはだとはブツブツやザラザラとした肌質のことを指します。原因のひとつが乾燥。乾燥が続くとターンオーバーが乱れ、古い角質層が残ってさめはだとなってしまうのです。
乾燥対策で大切なのが保湿です。しっかりと保湿をしてあげることでターンオーバーを助け、また肌自体を柔らかくなめらかに保てるでしょう。自分にピッタリ合った保湿剤を使用して、ツルツル・スベスベ肌を手に入れてください。