かかと・ひじのカチカチ!原因と自宅でできる解消法ご紹介

かかと・ひじのカチカチ!原因と自宅でできる解消法ご紹介

かかと・ひじがカチカチ・ガサガサに固くなっている人はいませんか? 目で確認する機会が少ないため、体の他の部位と比べてケアが行き届かないことも多いことでしょう。自宅でも正しいケアをすることでカチカチを解消し、きれいなかかと・ひじを手に入れられますよ。
今回は、かかと・ひじのカチカチの原因と、自宅で簡単にできる解消法を紹介します。

かかと・ひじのカチカチの正体は角化症

かかと・ひじのカチカチの正体は角化症(かくかしょう)です。角化症(かくかしょう)とは皮膚の病気のひとつで、何かしらの原因で皮膚がカチカチに硬くなってしまう症状を指します。
遺伝を原因とする先天性のもの、そして後述する外部刺激を原因とする後天性のものに分けられるのが特徴です。

角化症

かかと・ひじがカチカチになってしまう主な原因3つ

かかと・ひじのカチカチの原因は主に次の3つです。

肌が乾燥している

まずは肌の乾燥です。私たちの体のあちこちには、皮脂を分泌する皮脂腺と呼ばれているものが点在しています。皮脂腺から皮脂が分泌されることで乾燥を防ぎ、肌をしっとり保てます。
しかし、かかと・ひじには皮脂腺が少なく、さらに角質層が厚いことから他の部位よりも乾燥しがちです。角質層の乾燥が進んでカチカチになってしまいます。

かかとやひじは皮脂腺が少なく角質層が厚いため乾燥しがち

ターンオーバーがうまく進んでいない

ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのこと。一定のサイクルでターンオーバーが行われることで、きれいな肌が生まれてきます。しかし、加齢と一緒にターンオーバーが遅くなり、古い角質細胞が蓄積してカチカチかかと、カチカチひじになってしまいます。

加齢と共にターンオーバーが遅くなり古い角質細胞が蓄積

圧による刺激から肌を守ろうとしている

最後は、圧による刺激から肌を守ろうとしていることが挙げられます。歩く時や立ち上がる時、私たちのかかとには大きな圧力がかかります。またテーブルにひじをつく時も同じですね。ひじに圧力がかかります。かかと・ひじは受けた圧力から肌を守るために角質を作り、その結果としてカチカチになるのです。

圧による刺激から肌を守ろうとしてかたくなる

カチカチを解消しよう!簡単にできるホームケア

もしカチカチかかと・カチカチひじができてしまっても大丈夫です。次に紹介するホームケアの方法で解消できますよ。

やすりでこする

ドラッグストアや通販などで気軽に購入できるホームケアグッズが、やすりです。お風呂に入った時に、肌がお湯で柔らかくなってから使ってみましょう。
ポイントは鋭い目のやすりで行わないこと。肌を必要以上に傷つけてしまう可能性があります。少し粗いものや細かいものでゆっくりと、優しい力加減で行ってください。

軽石でこする

2つ目は軽石です。やすりと同じような感覚でケアができます。軽石を使用する場合は肌を濡らさず、軽石を濡らすようにしてください。

スクラブクリームを使う

スクラブクリームとは細かいパウダー物質が混ざったものです。古くなった角質を除去してくれます。入浴時に肌がお湯で柔らかくなってから使用しましょう。気になる部分にクリームを広げて、円を描くように優しくマッサージをしていくだけです。

ピーリングをする

最後はピーリングです。さまざまなタイプのものがありますが、おすすめは靴下タイプのものピーリングローションがたっぷりと含まれており、一定時間はくだけで角質ケアができます。すぐに角質がはがれるのではなく、1週間ほどかかるのが特徴です。

かかと・ひじをホームケアする際の注意点

気軽にできるホームケアですが、実際に行う際はいくつかの注意点があります。全部で3つチェックしていきましょう。

ケアする頻度を守る

まずはケアをする頻度を守ることです。いくらカチカチが気になるからといって、頻繁にケアをしてしまうのはNG。皮膚を傷つけるだけでなく、刺激から皮膚を守ろうとしてますます角質が生まれる原因にもなってしまいます。
やすりと軽石、スクラブクリームによるケアは1週間~2週間に1回ほど、ピーリングケアは3ヶ月に1回ほどに抑えるようにしましょう。

やすり、軽石、スクラブ1~2週間に1回

力を入れすぎないように気を付ける

力を入れすぎないようにすることも大切ですね。角質が厚くてカチカチであればあるほど、力を入れたくなりがちです。でも皮膚が傷ついてヒリヒリしてしまうかもしれません。必ず優しい力で行うようにしてださい。

力を入れすぎないように優しい力で行う

ケアしても改善しない場合は医療機関を受診する

上記で紹介したようなケアでもカチカチが改善しない場合、もしかすると水虫などの皮膚疾患にかかっているかもしれません。皮膚科などの医療機関を受診して、診察してもらうと良いでしょう。

ケアしても改善しない場合は医療機関を受診する

かかと・ひじのカチカチを予防する3つの方法

かかと・ひじのカチカチは普段から気を付けることで予防できます。具体的な予防法を見ていきましょう。

こまめに保湿をする

ひとつ目はこまめに保湿をすることです。前述したようにカチカチの原因のひとつが乾燥です。普段からこまめに保湿をすることで、カチカチかかと・カチカチひじを予防できるでしょう。特に乾燥しがちなお風呂上りは、入念に保湿を心がけてください。
ファムズベビーシリーズのエンジェルモイスチャ―は、長時間うるおいが続く保湿剤です。温泉水をベースに作られており、水分を肌の中に長時間キープしてくれますよ。大人から子ども、そして赤ちゃんにまで使える優れものです。

圧がかかりにくい靴をはく

圧がかかりにくい靴をはくことも大切ですね。ヒールの高い靴などはかかとに圧がかかりやすく、カチカチの原因です。スニーカーなどのペタッとした靴をはくようにしましょう。

足のサイズに合った靴をはく

最後は足のサイズにピッタリ合った靴をはくことです。靴のサイズが大きかったり、小さかったりすると摩擦が生じて、カチカチかかとを作り出します。
両足ともに、自分のサイズにしっかり合った靴を選ぶようにしてください。また靴ひもが付いているものをはく場合、靴ひもをしっかり結んでサイズを調整するようにしましょう。

まとめ

かかと・ひじのカチカチの原因はさまざま。乾燥や肌のターンオーバーの遅れ、そして圧による刺激から肌を守るためなどが挙げられます。入浴後のこまめな保湿や靴選びに注意することで、カチカチを防ぐことができるでしょう。
もしカチカチになってしまったとしても、今回紹介したホームケアで解消できます。ケアの方法を守って、ツルツル・スベスベの肌を手に入れてくださいね。