ウイルス感染症の対策方法は?日常で行うべき5つの対策をご紹介

ウイルス感染症の対策方法は?日常で行うべき5つの対策をご紹介

2020年から蔓延し始めた新型ウイルス感染症によって、私たちの生活は一変しました。現在も、ウイルスのリスクを不安に感じながら生活している人がほとんどでしょう。

そこで今回は、ウイルス感染症の対策として、日常で行うべき対策を5つご紹介します。改めて手洗いや消毒の方法を見直し、正しい方法でのウイルス対策を徹底しましょう。

ウイルス感染症対策➀外出時はマスクを着用する

日常で行うべきウイルス感染症対策のひとつ目は、「外出時のマスク着用徹底」です。マスクは感染予防というよりも、人に感染させることを予防するために推奨されています。

無症状の感染者から急激な感染拡大が起こることのないよう、外出時には全ての人(2歳以下の乳幼児を除く)が、マスク着用を徹底する必要があります。

マスクのウイルス予防効果

マスク着用によるウイルス感染予防効果は、限定的だと言われています。微細なウイルスは、マスクと顔の隙間からマスク内部へと侵入できてしまうためです。

では、何のためにマスクを着用するのかというと、それは「人にウイルスをうつさない」ためです。咳やくしゃみによる飛沫には何十万、何百万ものウイルスが含まれますが、マスクを着用していれば、飛沫による周囲の汚染を軽減させられます。無自覚のウイルス感染者が日常どおりの生活を送っている可能性もあるので、ウイルスをあちこちにまき散らさないために、ウイルス対策としてのマスク着用が推奨されているのです。

使用済みマスクの正しい捨て方

使用したマスクは、捨て方にも注意が必要です。マスクには外面にも内面にもウイルスが付着している可能性があり、無闇に触ったり机の上に置いたりすると、そこから感染が広まる恐れがあります。

マスクを捨てる時にはなるべく耳ひもだけを持ち、速やかにゴミ袋へ入れましょう。マスク専用のゴミ箱にビニール袋を被せ、ある程度たまったところで口をしっかりと縛って捨てるようにするといいでしょう。ゴミを扱う職業の方の感染リスクを減らすため、必要に応じて袋を二重にし、ゴミ袋を触った手はすぐに洗うようにしてください。

また、マスク用のゴミ箱は蓋をしておくようにし、子どもが触らないよう気をつける必要があります。

夏場はマスクを外して休憩することも必要

マスクはウイルス感染症対策として有効ですが、着用の仕方には注意が必要です。マスクは体感温度および心拍数、呼吸数、血中二酸化炭素濃度を高め、体への負担となることがあるためです。特に夏場には熱中症の危険があるため、ソーシャルディスタンスが確保されている野外ではマスクを外し、休憩時間をとるようにしましょう。

ウイルス感染症対策②人が多く集まる場所には行かない

日常で行うべきウイルス感染症対策の2つ目は、「人が多く集まる場所にはなるべく行かない」ことです。三密を避けるべきと言われたように、人が多く集まる密な場所では、ウイルス感染のリスクは高まります。

しかし、仕事などでどうしても多く集まる場所に行かなければならないこともあるでしょう。やむを得ない場合には、必ずマスクを着用し、大声で話さないよう気をつけましょう。また、相手と手が触れ合う距離での会話は避け、ソーシャルディスタンスを常に意識するようにし、手指の消毒もこまめに行うようにしてください。

ウイルス感染症対策③帰宅後は手洗いうがいを徹底する

日常で行うべきウイルス感染症対策の3つ目は、「外出からの帰宅後には速やかな手洗いうがいを徹底する」ことです。

帰宅したら、まずは洗面所に直行し、液体石けんで手をよく洗い、うがいをしましょう。ウイルスの付着した手で、電気のスイッチや扉の取手など家のあちこちを触ってしまっては、自分と家族のウイルス感染リスクが高まってしまいます。

正しい手の洗い方

手を洗う時には、30秒以上かけて手の隅々まで洗うことが大切です。厚生労働省からは、以下の手順による手洗いが推進されています。

【正しい手の洗い方】

①液体石けんをよく泡立て、手のひらをしっかりとこする。
②手の甲を伸ばすようにしてこする。
③指先や爪の間も念入りに洗う。
④両指を交互に組んで、指の間もこする。
⑤親指を反対の手で包むように握って、ひねるように洗う。
⑥両手首を洗う。
⑦泡を残さないようよくすすぐ。

水道の蛇口は手で触らず、なるべくペーパータオル、もしくは肘や手首で操作するようにしましょう。

手を拭く際にはペーパータオルの使用が理想的

洗った手を拭くためにはタオルを使うのが一般的ですが、タオルの共用にはウイルス感染リスクが生じます。そのため、家族間であってもタオルの共用は避け、できるだけ使ってすぐ捨てられるペーパータオルを使用するようにしましょう。

手を洗った後はアルコール消毒をする

手を洗った後には、アルコール消毒を行うことで、さらに付着ウイルスを減らせます。適量のアルコール消毒液を手に取り、手指全体によく擦り込むように塗布してください。

ウイルスに効果が高いのは、濃度70%以上95%以下のアルコール消毒液だとされています。しかし手に入らない場合には、一定の効果が見込める60%台のものでも構いません。ただし、アルコールに弱い方は、肌荒れやアレルギーを引き起こす可能性があるため、使用を避けましょう。

ウイルス感染症対策④よく手で触れる場所を定期的に消毒する

日常で行うべきウイルス感染症対策の4つ目は、 「よく手で触れる場所や物を定期的に消毒する」ことです。手洗いや手のアルコール消毒をしっかりとしていても、自宅や会社、車のよく触れる場所や物には、ウイルスが付着している可能性があります。場所や物もこまめに消毒し、感染リスクを抑えましょう。

人間がよく手で触れる場所および物には、以下のようなものがあります。

【よく手で触れる場所・物】

電気のスイッチ
扉の取っ手
水道やトイレのレバー
タオルホルダー
液体石けんのポンプ
机や椅子
自動販売機のボタン
コピー機のボタン
キッズエリアや公園の遊具・おもちゃ
自動車扉の取っ手
自動車のハンドル、サイドブレーキ周り
スマートフォン
パソコンのキーボード
リモコン
財布

このように、不特定多数の人が触れる場所や物は、日常生活に多く潜んでいます。会社や野外で消毒ができない場合には、携帯用のアルコール消毒液を持ち歩き、触った後の手を消毒するよう癖づけるといいですね。

消毒方法

場所や物の消毒は、家庭用塩素系漂白剤を使用した消毒剤で行えます。まずは、家庭用塩素系漂白剤(塩素濃度約5%、主要成分が次亜塩素酸ナトリウムのもの)を0.05%に薄め、消毒液を作りましょう。

【家庭用塩素系漂白剤を用いた消毒液の作り方】
①家庭用塩素系漂白剤を、ペットボトルキャップに1杯(約5ml)出す。
②①を500mlの水とよく混ぜる。
③空いたペットボトルなどに保存し、消毒液であることを大きく記載しておく。

消毒液ができたら、ペーパータオルやティッシュを使い、消毒液で気になる場所や物を拭き、その後をしっかりと水拭きします。ただし、消毒液を作る時も場所や物を消毒する時も、直接触らず必ずゴム手袋をするようにしてください。

消毒する際の注意点

前述の消毒液を用いた場所や物の消毒は、以下の点に気をつけてください。

○使用する家庭用塩素系漂白剤は、塩素濃度約5%、主要成分が次亜塩素酸ナトリウムのものを選ぶ。
○漂白剤も消毒液も刺激が強いので、直接触らない。(手指の消毒には使えない。)
○消毒液を保存する容器には、必ず消毒液であることを大きく明記する。
○次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させるため、金属に使用した後には入念に拭き取る。
○酸性の洗剤と混ぜない。(有毒ガスが発生する。)
○大量の作り置きは避ける。(作ってから時間が経過すると効果が落ちる。)

ウイルス感染症対策⑤無意識に顔を触らないように気をつける

日常で行うべきウイルス感染症対策の5つ目は、「無意識に顔を触らないようにする」ことです。

人は、1時間に20回以上、無意識に顔を触ってしまっていると言われています。そして、そのうちの約半分は、目や口、鼻などの粘膜を触っているようです。

ウイルスは粘膜から侵入するため、顔を触ることはウイルスの接触感染リスクにつながります。接触感染を避けるためには、顔やマスクを触らないよう常に意識することが必要です。

まとめ

ウイルスは目に見えず、いつ感染するかわかりません。感染していても気づかない場合すらあり、自分が感染源になる可能性もあるのです。

目に見えないウイルスから自分自身と周りの人を守るには、日常的なウイルス感染対策を続けて行くことが大切です。常にウイルス感染対策を意識し、面倒くさがらずに手洗いや消毒を習慣づけるようにしましょう。