妊婦でもアイスOK?食べるときのポイントや注意すべきアイスの味を紹介

妊婦でもアイスOK?食べるときのポイントや注意すべきアイスの味を紹介

甘くて冷たいアイスは、たくさんの妊婦さんにとって大好物の食べ物。食欲がないときでも、アイスなら喉を通る妊婦さんも多いことでしょう。
しかし、そもそもアイスは妊娠中に食べても大丈夫なのでしょうか。さまざまな食事制限が課される中で、アイスが母体やお腹の中にいる赤ちゃんに何か影響を与えるではないかと心配になりますよね。
今回は、妊婦さんもアイスを食べてOKなのか、食べるときのポイントや注意すべきアイスの味と一緒に紹介します。

妊婦がアイスを食べても大丈夫?

妊婦さんがアイスを食べても問題はありません。安心してくださいね。
日本で発売されているアイスは製造基準や品質規格をクリアしたものだけなので、食中毒を引き起こすリスクは低いといえるでしょう。特につわりがひどくて食事も満足に摂れない妊婦さんの中には、アイスが食べやすくて助かっている人も珍しくありません。
ただしアイスの種類によっては糖分や脂肪分が多く含まれているため、食べすぎないように注意してください。
食べすぎによるリスクは後で説明します。1日の目安摂取量はアイスが持つカロリーにもよりますが、大体1つまでにしておくと良いですね。

日本で発売されているアイスは製造基準や品質規格をクリアしている

食べる前に知っておきたい!アイスの種類と特徴

アイスと一口にいっても、実はさらに細かく種類が分かれることを知っていましたか?
牛乳以外で原材料に用いられるものは、主に乳固形分と乳脂肪分に分けられます。そして乳固形分と乳脂肪分の量によって、全部で4種類に分けられるのです。
それぞれの種類と特徴を見ていきましょう。

アイスクリーム

まずはアイスクリームです。アイスの全種類の中で、最も乳固形分と乳脂肪分を多く含んでいます。
栄養価が高い反面、乳脂肪分の多さからカロリーも高くなりがちです。

栄養価が高い反面乳脂肪分が多くカロリーも高い

アイスミルク

アイスミルクはアイスクリームよりも、乳固形分と乳脂肪分の量は少なめです。ただし代わりに、植物性油分が含まれていることもあります。

乳固形分と乳脂肪分の量は少なめ植物性油分が含まれている

ラクトアイス

アイスミルクよりもさらに乳固形分と乳脂肪分の量が少ないのが、ラクトアイスです。植物性脂肪や合成甘味料などの添加物を使用している商品もあります。

植物性脂肪や合成甘味料などの添加物を使用している

氷菓

最後は氷菓です。乳固形分と乳脂肪分はほとんど含まれておらず、その分、カロリーも控えめになっています。
どうしても1日に2つ以上アイスを食べたくなったときにピッタリですね。かき氷や果汁をベースとしたアイスキャンディーなどが該当します。

乳固形分と乳脂肪分は含まれておらずカロリーも控えめ

妊婦がアイスを食べるときのポイント4つ

続いては、妊婦さんがアイスと食べるときのポイントを、全部で4つ紹介します。

食べる前にカロリーや原材料を確認する

1つ目は食べる前にカロリーや、原材料を確認することです。アイスによってカロリーは異なるため、カロリーオーバーとならないように数値を確認しましょう。
また商品によってはアルコールやカフェインを含んでいるものもあります。微量ではあるもののアルコールが含まれているものは摂取を避け、カフェインを含んでいるものは摂取量を調整するようにしてください。

食べる前にカロリーや原材料を確認する

食べすぎに気をつける

食べすぎにも気をつけましょう。たくさん食べることでカロリーオーバーとなり、体重増加にもつながります。
また血糖値が上昇すると妊娠糖尿病に罹患するリスクもあるため、適切な摂取量を守ることが大切です。

妊娠糖尿病に罹患するリスクがあるため食べすぎに気をつける

身体が冷えないよう対策をする

3つ目は身体が冷えないように対策をすることです。妊娠中は運動不足やストレスの影響から血行が悪くなり、身体が冷えやすい体質に変わります。冷たいアイスをたくさん食べると、ますます身体の冷えが深刻になってしまうことでしょう。
服装や室温を調整したり、アイスを食べる前後に温かい飲み物を飲んだりするなど、身体を温めてあげるようにしてください。

服装や室温を調整したり温かい飲み物を飲んだり身体を温めてあげる

虫歯に注意する

最後は虫歯に注意することです。アイスには糖分がたくさん含まれています。そして妊婦さんによっては体調の悪さから、思ったように歯磨きができないこともあるでしょう。歯磨きがうまくできない状態でアイスをたくさん食べると、当然のことながら虫歯になるリスクも上がります。

糖分がたくさん含まれているため虫歯に注意する

妊婦が注意すべきアイスの味

アイスの種類によっては、妊婦さんが注意した方が良いものもあります。どのような種類に注意した方が良いのかをチェックしていきましょう。

チョコレート

チョコレート味のアイスにはカフェインが含まれています。カフェインの過剰摂取は早産や死産、赤ちゃんの低体重などに影響を与える可能性があるため、注意しなければいけません。絶対に食べてはいけないわけではなく、カフェインの摂取量を守れば大丈夫です。

抹茶

抹茶アイスもチョコレートアイスと同じように、カフェインが含まれています。摂取量に注意しましょう。

チョコミント

チョコミントアイスのチョコレートにも、カフェインが含まれています。またミントにはメントールが含まれており、たくさん摂取すると子宮が収縮するかもしれません。

ラムレーズン

最後はラムレーズンです。アルコールが含まれているので、食べるのは避けた方が無難ですね。

こんなときは、アイスを食べるのを控えよう!

健康であれば妊婦さんでもアイスを食べても問題はありません。しかし、以下の状態にあてはまる場合は、アイスを食べるのを控えましょう。

お腹の調子が悪いとき

まずはお腹の調子が悪いときです。お腹の調子が悪いときに冷たいアイスを食べると、お腹を冷やしてますます調子が悪くなるかもしれません。下痢や腹痛にもつながっていくことでしょう。

睡眠前

睡眠前にアイスを食べるのも止めましょう。寝る前に小腹を満たす目的でアイスを食べたくなりますが、お腹がアイスで冷えると睡眠の質が低下します。

妊娠糖尿病と診断されているとき

最後は妊娠糖尿病と診断されているときです。妊娠糖尿病と診断されると、高血糖になるのを予防しなければいけません。アイスは糖質が多いことから高血糖になりやすい食べ物のため、摂取は控えたほうが良いでしょう。

まとめ

妊娠中でも健康であればアイスを食べてOKです。冷たくて甘いアイスを食べて、ほっと一息つけるのはうれしいですね。
ただし食べる量やアイスの種類などには注意をしてください。母体や赤ちゃんに悪い影響を与える可能性もあります。
食べ方や量に気をつけて、おいしくアイスを楽しみましょう。