マタニティヨガの効果・メリットとは?行う際の注意点・基本の3ポーズも紹介
目次
- ・マタニティヨガとは
- ・どんな効果がある?マタニティヨガを行う6つのメリット
- ・マタニティヨガはいつからいつまで行っていい?
- ・マタニティヨガを行う際の4つの注意点
- ・簡単で覚えやすい!基本のマタニティヨガ3ポーズを紹介
- ・まとめ
マタニティヨガを知っていますか?妊娠中は思ったように体を動かせないことから運動不足になりやすく、またこれから生まれてくる赤ちゃんとの生活に不安を抱える妊婦さんは少なくありません。
運動不足、そして妊娠中に感じる不安の解消におすすめなのがマタニティヨガです。
今回は、マタニティヨガの効果やメリットについて、実際に行う際の注意点と基本の3ポーズと一緒に紹介します。
マタニティヨガとは
マタニティヨガは通常のヨガを、妊婦さん向けに特別にアレンジしたものを指します。通常のヨガはうつ伏せやお腹を圧迫するポーズがあるため、妊婦さんには向きません。
しかし、マタニティヨガは妊婦さんでも取り組めるようにアレンジされているので、安心・安全に体験できます。無理のない動きやポーズが多く取り込まれているため、ヨガ初心者や運動自体が苦手な人でも気軽にチャレンジできますよ。肉体的、そして精神的にもうれしい効果が満載です。
どんな効果がある?マタニティヨガを行う6つのメリット
妊娠中は妊娠前と比べて体にさまざまな変化が起こり、肉体的・精神的にもトラブルを抱えがちです。
マタニティヨガは妊婦さん向けにアレンジされたものなので、ヨガを通してうれしいメリットがたくさん得られるでしょう。主なメリットを全部で6つ紹介します。
マイナートラブルとは妊娠にともなって発生する、さまざまなトラブルの総称のことです。腰痛や頭痛、足のむくみ、便秘などさまざまな体の不調を指します。
マタニティヨガを実践することで股関節が柔らかくなり、さらに血流改善が期待できます。マイナートラブルの予防につながるでしょう。
2つ目は出産に向けての準備になることです。陣痛や出産時の痛みや恐怖を想像すると、多くの妊婦さんは不安に感じるのではないでしょうか。
マタニティヨガでは呼吸を大切にするため、陣痛や出産時の呼吸にも役立ちます。深呼吸の方法を習得しておくことで、リラックスして痛みを和らげられるようになるでしょう。
また出産をラクにするといわれている骨盤底筋も鍛えられるのも、大きなメリットですね。
マタニティヨガは、お腹の中にいる赤ちゃんを意識することを大切にしています。特に呼吸を通じて赤ちゃんと対話し、赤ちゃんの存在やつながりを感じられるようになるでしょう。親子のつながりを感じることで、出産や子育てに向けた自信形成につながっていくはずです。
4つ目は不安を解消し、リラックスできることです。妊娠中は出産のことや体調のこと、出産後の子育てのことなど、これまで考えられなかったような不安がたくさん付きまといます。
マタニティヨガで呼吸を整え、そして無理のない範囲で体を動かすことで落ち着いた気持ちになり、不安も解消できるようになるはずです。
出産、そして出産後の育児には体力が欠かせません。しかし妊娠中は運動不足になりがちで、出産や育児に必要となる体力が低下する人もいることでしょう。
マタニティヨガでしっかり体を動かし、筋肉を鍛えることで、出産や育児に向けた体力をつくれるようになります。
最後は産後の体型が戻りやすくなることです。妊娠中は体重が増えるため、出産後の体型に悩む妊婦さんは少なくありません。
妊娠中からマタニティヨガで体を動かす習慣をつけ、さらに正しい姿勢保持を維持しておくことで、産後の体型が元に戻りやすくなるでしょう。
マタニティヨガはいつからいつまで行っていい?
マタニティヨガは妊娠16週目以降ぐらいから行えます。詳細はヨガスタジオなどによって異なるので、確認をしましょう。
基本的には主治医の許可があることが前提です。なるべく早くスタートさせることで、前述したメリットもたくさん得られます。
また出産直前まで続けられるのもうれしいですね。
マタニティヨガを行う際の4つの注意点
たくさんのメリットがあるマタニティヨガですが、実践する際は次の4つに注意しましょう。
まずは体を圧迫しない服を着用することです。体を締め付ける服装でヨガを行うと、母体やお腹の中にいる赤ちゃんに負担をかけてしまう可能性があります。ゆったりとした服装で行うようにしましょう。
食事や入浴の直後は避けてください。食後は胃腸が食べ物で満たされており、ポーズによっては胃腸が圧迫されて苦しくなります。
また入浴後は血行が良くなっていることから普段よりも体が動きやすく、ケガをする可能性があるためです。
3つ目はお腹が圧迫されるポーズを避けることです。お腹の赤ちゃんに負担をかけることとなるので、無理なくできるポーズを取り入れるようにしてください。
最後は体調が悪いときは行わないことです。マタニティヨガは体調管理や健康向上を目的として行われるものです。体調が悪いときに行っては意味がありませんね。
簡単で覚えやすい!基本のマタニティヨガ3ポーズを紹介
最後に簡単で覚えやすい、マタニティヨガの基本3ポーズを紹介します。
ひとつ目は猫のポーズです。腰の痛みを緩和する働きがあります。
まずは両手と両ひざを肩幅まで広げて、床につきましょう。ゆっくりと呼吸しながら、胸の開きを意識して斜め上を見ます。お尻を天井に向かって上げて、息をゆっくり吐いてください。最後に背骨を丸め、自分のおへそへ視線を落とします。
足のむくみに悩んでいる人におすすめなのが、英雄座のポーズです。
正座の状態から両足を外側に出します。両手、可能であれば両ひじを後方の床につけましょう。余裕があればそのままあお向けになり、両手を広げます。3~5回深呼吸をしてから、ゆっくりと体を元の状態に戻してください。
最後は花のポーズです。骨盤底筋が柔らかくなるため、安産力が高まるとされています。
両足を肩幅に開けて、しゃがみましょう。さらに胸の前で両手を合わせ、両ひじで両ひざをグッと押します。ゆっくりと息を吸いながら背筋を伸ばし、両ひじで股関節をジワジワと伸ばしてください。
まとめ
妊婦さん向けにアレンジされたマタニティヨガには、マイナートラブルの予防や出産に向けた準備など、うれしいメリットがたくさんあります。一般的には妊娠16週目以降ごろから行えますが、詳細はヨガスタジオなどに確認をしましょう。ヨガ経験がない人でも楽しめるので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。