マスク荒れの原因と対処法は?洗って使えるマスクの洗い方も紹介
「毎日マスクをつける生活を送っていると、肌荒れを起こすようになった」という人が増えています。
マスク荒れと呼ばれる肌トラブルは、どのようにして起こっているのでしょうか。また、マスク荒れを改善するための対処法はあるのでしょうか。
そこで今回は、マスク荒れの原因と対処法について詳しく解説します。毎日使うマスクを上手に洗う方法もあわせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
マスク荒れの原因って何?
マスクによって肌荒れが起こる具体的な原因は主に4つあります。マスクをつける環境下は人それぞれなので、マスク荒れの症状が皆同じということはありませんが、この4つの原因がそれぞれに作用して肌トラブルを起こしているのは間違いないのです。
サイズの合っていないマスクを使っている場合や、マスクの着脱を頻繁におこなっている場合、肌とマスクが擦れてしまいます。この摩擦での刺激が原因でかぶれてかゆくなったり痛くなったりします。
マスクを長時間つけていると、自分の吐いた息に含まれる水蒸気によってマスク内の湿度が上がります。また、暑いときにかいた汗がマスク内で蒸発できずに、マスク内が蒸れてしまいます。こうした高温多湿の状態では細菌類が繁殖しやすくなるため、かぶれたりニキビができたりするのです。
マスク内は自分の吐いた息によって湿度が上がっているため、乾燥とは無縁のように感じるかもしれません。しかし、そのような状態のときにマスクを外すと、マスク内にあった水蒸気が一気に蒸発して、肌に留めておかなくてはならない水分まで一緒になくなってしまいます。
結果、肌は乾燥しカサカサになったり、肌本来のバリア機能を低下させたりします。
マスクをつけている状態だと蒸れてマスク内の温度が高くなりますが、マスクを外すと外気にさらされる上に気化熱も加わり、一気に温度が低くなります。
こういった温度変化を1日に何度も受けると、肌に大きなストレスがかかります。肌へのストレスは肌トラブルの大きな要因のひとつです。
マスク荒れを改善・予防する方法
外出するときはいつもマスクをするので、肌荒れ部分は隠せるとはいえ、やはり肌荒れを放っておくわけにはいきません。毎日使うマスクだからこそ、しっかり対策してケアすることが大切なのです。
ここからは改善や予防の方法をご紹介します。
肌トラブルを避けるためにまず必要なのは「清潔」です。泡をたっぷり使った丁寧な洗顔でしっかりと汗や皮脂を落としましょう。
洗顔後は放置せずにすぐに保湿をおこないます。保湿をすることで肌のバリア機能を最大限に引き出せます。
洗顔するときはゴシゴシ擦ったりせずに、優しく撫でるように洗います。保湿するときは激しくパッティングせずに、ハンドプレスでよくなじませるようにしましょう。
優しく柔らかい肌触りが特徴のガーゼマスクは、肌との摩擦を減らしてくれるのでおすすめです。通気性もよく、洗濯することで繰り返し使えるので、毎日のマスクに最適です。
ガーゼマスクが手に入らないという人は、不織布マスクなどにガーゼやコットンを挟むだけでも摩擦軽減に役立ちます。
鼻の下や小鼻などには汗がたまりやすいため、汗をかいたらこまめに拭き取りましょう。放置しておくと、マスク内が多湿となってしまう恐れがあります。
マスクをつける前に肌を守ってくれる化粧品を使うのもひとつの方法です。ファンデーションの下地に保湿性の高いクリームや化粧水を使うと、バリア機能の維持に有効です。
ファムズベビーシリーズのお肌にバリアを形成するエンジェルフォームは濃密な泡で肌をしっかりと保湿・保護してくれます。また、形成されたバリアは長時間持続し、潤いを逃がさないので乾燥に有効なのはもちろん、空気中にあるウィルスなどの浮遊物もブロックしてくれるので、さまざまな肌トラブルから守ってくれるでしょう。
洗って使えるマスクは洗い方に注意!
マスクが品薄になり、使い捨てよりも洗って使えるマスクのほうが多く流通するようになりました。また、自分で手作りしたりハンドメイドマスクを販売したりすることも増えてきています。
このように、洗って繰り返し使えるマスクには洗い方にポイントがあります。しっかりチェックして毎日清潔なマスクを使いましょう。
マスクの効果を発揮するためには、毎日の洗濯が大切です。マスクは洗濯機で洗うよりも手洗いしたほうが劣化しにくく長く使えます。
ひとつのマスクを何日間も使いまわす人がいますが、感染症予防の点から見てもそれはおすすめできません。マスクは、1日1回は必ず洗うようにしましょう。
汚れてしまったり、たくさん汗をかいてしまったりしたときは、1回という回数にこだわらずその都度交換し、洗うようにしましょう。
何枚ものマスクをまとめて洗ってしまうと、それぞれのマスクに付着しているウィルスなどがほかのマスクに移ってしまう恐れがあります。面倒だと思わずにマスクは1枚ずつ洗うようにしましょう。
マスクを手洗いする際に、そのままの手で洗ってしまうと、手に付着していた菌やウィルスがマスクに移ってしまう恐れがあります。
マスクを洗う前に、まずは手をハンドソープなどでしっかり洗い、除菌してから洗うようにしましょう。
① 洗面器に2ℓほどの水をためて、その中に小さじ1杯ほどの洗剤を入れてかき混ぜる
② ①で作った洗浄液にマスクを入れて10分ほど浸す
③ ゴシゴシ揉むのではなく、手で10回押し洗いする
④ 洗浄液から取り出し、両手で挟むようにして水をきる
⑤ 洗面器に新しい水をためて、その中でマスクを揺するようにしてすすぐ
⑥ 両手で挟むようにして水をきった後、清潔なタオルで挟みそっとたたく
⑦ 縦・横方向にピンと引っ張りしわを伸ばす
⑧ 洗濯ピンチにマスク本体を挟み陰干しする
マスク荒れがなかなか治らないときは皮膚科に行く
対策をとってみたものの、マスク荒れがなかなか改善しない場合は皮膚科を受診しましょう。適切な薬を処方してもらうことで、早期の回復につながります。
まとめ
今や多くの人が抱える悩みであるマスク荒れは、マスク内の悪条件が重なることで起こります。マスク荒れを予防するためには丁寧な洗顔としっかりとした保湿が大切です。
マスクは何日も使いまわさずに1日1回は必ず洗いましょう。清潔なマスクをすることによって、感染症予防にも最大限の力を発揮できます。
まだまだマスクを手放せない生活が続くかと思いますが、肌トラブルを起こさないように上手にマスクと付き合っていきましょう。