赤ちゃんにミルクを飲ませるのはいつまで?やめるタイミングや方法をくわしく解説

赤ちゃんにミルクを飲ませるのはいつまで?やめるタイミングや方法をくわしく解説

赤ちゃんが離乳食を食べ始めると、「ミルクをやめさせるのはいつか」がママにとって最大の不安要素です。なかなかタイミングがつかめず何となく飲ませ続けてしまうミルクですが、何を目安にすれば、やめる時期を見極められるのでしょうか。

今回は、赤ちゃんのミルクをやめるタイミングや方法を解説します。赤ちゃんのミルクをいつまで続けたらよいのか悩んでいるママ必見です。

赤ちゃんにミルクを飲ませるのはいつまで?

「1歳になったから卒乳」など、いつまでにミルクをやめなければならないという明確なルールはありません。ミルクをやめる時期については、専門家でも時期を決めて断乳を勧める人もいれば、赤ちゃんが自然に飲まなくなるまでと考えている人もいます。
赤ちゃんの成長は、個人差が大きいので他の赤ちゃんがミルクをやめたと聞いても焦る必要はありません。赤ちゃんとママのペースで決めるとよいでしょう。

赤ちゃんのミルクをやめる時期の目安

赤ちゃんのミルクをやめるタイミングは、いつまでと決められているわけではありませんが、ママだけの都合で勝手にやめることはできません。赤ちゃんのミルク卒業は、3食の離乳食とおやつをしっかり食べて、ミルク以外から必要なエネルギーや栄養が取れるようになってからにしましょう。
大体の目安は1歳から1歳半頃といわれています。しかし、3食の離乳食が始まったからといって、ミルクをやめる必要はありません。離乳食を始める前は、1日5回約1ℓのミルクを目安に与えますが、離乳食が始まるとミルクの量が減り、離乳食を3食しっかり食べるようになると約200mlを2回と食後のミルクでトータル約500mlが目安です。
そのときに、赤ちゃんの成長が「成長曲線」に沿っていれば、ミルクをやめても問題ありません。ただし、体重は成長曲線の中に収まっていなくても順調に増えていれば、それほど気にしなくても大丈夫です。
他にも、乳歯がはえて虫歯が気になってきたときや、ミルクばかり飲んで離乳食をあまり食べてくれないなどの場合もミルク卒業の時期の目安となるでしょう。

ミルクをやめる時期の目安

赤ちゃんのミルクをやめるまでにしておくこと

赤ちゃんがミルクとお別れするには、哺乳瓶以外からも飲み物が飲めるようになっている必要があります。そのため、ストローマグコップからジュースや麦茶、白湯などが飲めるようにトレーニングをしておきましょう。
無理に哺乳瓶から離すと赤ちゃんは不安になってしまいます。入浴中や遊んでいるときにさりげなくストローマグやコップを使ってみるのもおすすめです。

ミルクをやめるまでにしておくこと

赤ちゃんミルクをスムーズにやめる5つの方法

3食の離乳食をしっかり食べ、コップなどで上手に水分補給ができるようになったら、いよいよミルクとお別れする時期です。では、ミルクを卒業させるにはどのような方法があるのでしょうか。

ミルクをスムーズにやめる5つの方法

ミルクを飲む回数や量を減らしていく

離乳食が1日3回になったらミルクの量や回数を減らしていくようにします。とはいえ、急にやめてしまうと十分な栄養が取れているのか不安になります。離乳食が1日3回になっても最初のうちは、1日2回のミルクを目安にします。
離乳食をしっかり食べるようになったら食後のミルクは無しにしておやつのときだけにするとよいでしょう。また、空腹時や水分補給のためにミルクをあげている場合は、数回に1度は湯冷ましや麦茶などに置き換えるのもおすすめです。

赤ちゃんにきちんと説明する

赤ちゃんにきちんと説明するのも効果があります。カレンダーにお気に入りのシールを貼って赤ちゃんが理解できる言葉で説明してあげましょう。
「ママやパパと一緒に麦茶が飲めるようになってすごいね」などと言い聞かせたり褒めたりするのもよい方法です。

寝る前にミルクを飲む習慣をやめる

寝る前にミルクを飲むと、虫歯になる可能性があるので、習慣になっている場合は、寝る前のミルクをやめるようにします。そのためには、寝る前に絵本の読み聞かせや昼間たくさん遊んであげる、入眠儀式を作るなどを行いミルク以外で眠れるような環境を作ることが大切です。
寝る前のミルクでよく寝ていた赤ちゃんをミルク以外のもので寝かしつけるのは大変ですが、うまくいけばそのままミルクを卒業できます。

離乳食を楽しく食べられるように工夫する

ミルクばかりを飲んで離乳食を食べないと、味覚があまり発達しなくなるともいわれています。また、バランスよく栄養を取るためにも離乳食はしっかりと食べてもらいたいものです。
赤ちゃんが自分で離乳食を食べられるように、手づかみで食べられるものや見て楽しくなるような工夫をしてみましょう。お腹いっぱい離乳食を食べるようになると、自然にミルクの量は減っていきます。

おやつやフォローアップミルクで栄養補給する

離乳食をあまり食べない赤ちゃんの場合は、ミルクの卒業を焦らなくてもよいでしょう。しかし、ミルクの回数を少しずつ減らし、おやつやフォローアップミルクなどで栄養を補給するのも方法です。
フォローアップミルクは、3歳くらいまでが対象年齢なので、虫歯に注意すれば使い勝手がよいでしょう。

まとめ

赤ちゃんのミルク卒業は、いつまでにしなければならないという決まりはありません。離乳食をしっかり食べられるようになったら、やめても良い時期ですが、焦らずゆっくり準備をすることが大切です。赤ちゃんにとっては、人生初の試練ですが、ベストなタイミングでミルクとさようならができるようにサポートしてあげましょう。

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