赤ちゃんのつかまり立ちはいつから?遅いと感じたときの対策と注意点を解説

首がすわって寝がえり、一人でのお座り、ハイハイができるようになったら、いよいよ「つかまり立ち」が始まります。赤ちゃんの成長を実感できるつかまり立ちは、いつごろからできるようになるのでしょうか。「うちの子は、つかまり立ちが遅い」と感じたときは、どのような対策をすれば良いのでしょうか。今回は、つかまり立ちの注意点も含めて解説します。

赤ちゃんのつかまり立ちはいつから?

多くの赤ちゃんが、生後8ヶ月から10ヶ月程度でつかまり立ちをするようになります。しかし、早い赤ちゃんだと6ヶ月頃からつかまり立ちをする場合もあります。この場合は、ハイハイと並行してつかまり立ちをするような感じです。

赤ちゃんが自発的につかまり立ちをするのであれば、腕や手に筋力がついている証拠なので問題ありませんが、まだ上手に重心をとらえられないので転倒に注意しましょう。まだ、手をつくという行動ができないので、いきなり頭をぶつけることもあります。

一般的に多くの赤ちゃんがつかまり立ちを始める7ヶ月から10ヶ月は、ハイハイで足腰や手、腕の筋力がついた頃です。この頃になると、膝立ちから始まって腕と足の力を使ってつかまり立ちをするようになります。最初はグラグラと安定せずハラハラしてしまいますが、そのうち、足だけの力でしっかりと立てるようになります。しかし、頭が重いので少しのことでバランスを崩すことがあります。気をつけて見守りましょう。

生後11ヶ月を過ぎてからのつかまり立ちの場合は、少し遅いと感じてしまうかもしれません。しかし、それも赤ちゃんの個性です。逆に長くハイハイしていたので、手足の筋力もしっかりついて、すぐに安定した立ち方ができるようになります。また、つかまり立ちから伝い歩き、一人歩きまでのステップが早いこともあります。

つかまり立ちは、ハイハイをせずにいきなり立ち上がってしまう子やなかなかハイハイから卒業できない子もいるほど、個人差があります。そのため、他の子と違うからといって焦らなくても大丈夫です。

赤ちゃんのつかまり立ちが遅いと感じたときの考えられる原因とは

赤ちゃんは、みんなとても個性的です。ハイハイをしてすぐにつかまり立ちをする子もいれば、お尻で移動してしまう子、ハイハイが長い子などもいます。

でも、1年が経ってもなかなかつかまり立ちをしない子は、少し平均よりも遅くママも心配してしまいます。では、つかまり立ちが遅くなる理由はあるのでしょうか。

ー立ち上がるのが怖い
つかまり立ちをすると、赤ちゃんの目線は一気に変化します。それまでは、床に近い位置からの視点でしたが、つかまり立ちをすると遠くまでも見渡せて、立体的に物をとらえられるようになります。好奇心の強い赤ちゃんであれば、頑張ってつかまり立ちができるようになろうとしますが、慎重な性格の赤ちゃんの場合は、少し怖いと感じるのかもしれません。

また、赤ちゃんにとって寝ている姿勢は、とても安定している状態なので、その安心感から離れられないことも考えられます。そんなときは、抱っこで膝の上に座らせて立ったときの目線に近づけてあげると恐怖心が和らぐかもしれません。

―足腰がしっかりしていない
自分でなかなか立ち上がれない赤ちゃんは、まだ足腰や腕、手などに筋力がついていないのかもしれません。骨や関節などに障害がない限り心配する必要はありません。

早く成長する赤ちゃんもいれば、ゆっくりと成長する子もいます。ゆっくり成長する方が、しっかりする場合もあるので、赤ちゃんの個性と受け止めて温かく見守ることも大切です。

どうしても気になるときは、地域の保健センターや訪問検診のときに保健師に相談してみると良いでしょう。

赤ちゃんにつかまり立ちを練習させた方がいい?

赤ちゃんのつかまり立ちが遅くても、それも個性だととらえて見守ることが大切です。しかし、周りの赤ちゃんがつかまり立ちを始めると焦ってしまうのも当然でしょう。

1歳を過ぎても、つかまり立ちをしない場合は、赤ちゃんに無理をさせない程度に練習をするのもおすすめです。そのときは、遊び感覚で行うことがポイントです。

とくにこの時期は、ママとの触れ合いがとても大切になるので、トレーニングというよりはスキンシップを目的として赤ちゃんと楽しく過ごしてみましょう。

赤ちゃんにつかまり立ちを練習させる方法

赤ちゃんとのスキンシップを交えたつかまり立ちの練習方法はあるのでしょうか。ここでは、おすすめの練習方法を紹介します。赤ちゃんと楽しく試してみましょう。

赤ちゃんのつかまり立ちは、月齢よりもハイハイがしっかりできて手足の筋肉がちゃんとついていることが大切です。練習を始める前に、ママの指やタオルをしっかり握れるか確かめましょう。

ーママの指を使って立たせてみる
大好きなママの指であれば、赤ちゃんも安心して触れます。そのまま手を使って赤ちゃんを立たせてみましょう。赤ちゃんがちゃんと立てたらローテーブルや椅子など安定した家具に手をつかせ、赤ちゃんの足や腰を優しくホールドしてサポートしてください。コツがつかめれば、自分からつかまり立ちをすることもあります。

ー足腰を鍛える
赤ちゃんの足腰を鍛えることも、つかまり立ちには大切なプロセスです。たとえば、ママの足の上に赤ちゃんの足を乗せてゆっくり歩いてみます。そのとき、赤ちゃんの手をしっかりと持ってあげましょう。

他にも、赤ちゃんの足を持ってグッと押し込んでみます。そうすると赤ちゃんは自然と足を踏ん張って抵抗します。この動きを繰り返せば、足腰を鍛えられます。足腰を鍛えることは大切ですが、赤ちゃんが嫌がるようならやめましょう。楽しみながらやることが大切です。

ーおもちゃを使う
テーブルの上に音が出る鍵盤(けんばん)や電話がついたおもちゃを置くと、赤ちゃんの興味をかき立てますが、つかまり立ちをしないと遊べません。おもちゃに触りたくなった赤ちゃんがつかまり立ちをするようになる可能性大です。ママやパパが先に遊んで見本を見せてあげるとさらに効果的です。

また、ねんねの頃に使ったベビージムも大活躍します。ベビージムは上の方におもちゃがぶら下がっていますが、それを触ろうとしてつかまり立ちをすることもあります。

つかまり立ちがはじまったら気をつけたいこと

赤ちゃんの頭は、体重の30%程度の重さがあります。たとえば、10kgの赤ちゃんであれば、3kgの重さがあります。そのため、赤ちゃんは重心が上の方にあるので、安定感に乏しく転びやすい状態にあるのです。他にも、どんなことに注意をすれば良いのでしょうか。

ー転倒しやすい場所を確認する
赤ちゃんが、つかまり立ちを始めると、家の中は危険がいっぱいです。赤ちゃんが転倒しやすい段差のある敷居や階段、車輪がついている家具、植木鉢、ゴミ箱などは、赤ちゃんがつかまり立ちをして体重をかけるとバランスを崩して倒れることもあります。

部屋は、なるべく物を置かないようにしてプレイマットを敷いておくと安全です。また、机の角などにはクッションをつけておくと良いでしょう。

ー高いところにある物や置きっぱなしに注意する
赤ちゃんがつかまり立ちをするようになると、今まで物を置いても平気だった場所が危なくなります。たとえば、今までは届かなかったテーブルや棚の上にあったものに手が届くようになると、好奇心からとって口に入れてしまうこともあります。また、上の物に触って落ちてくることもあります。

誤飲やケガから赤ちゃんを守るためにも、テーブルや棚の上にある物や置きっぱなしにしている物は、箱に入れる、絶対に手の届かないところにしまうなどの工夫をしましょう。

ーお風呂場も滑り止めを用意する
お風呂場の床は、滑りやすいので赤ちゃんが安心して立つことができません。安全のために滑り止めマットを敷いておきましょう。また、お風呂が浅くても転んでおぼれてしまうことがあります。

つかまり立ちができるようになったら、お風呂の入れ方に注意して一人にさせないようにしましょう。シャンプーなどの誤飲もあります。他にも、湯船のフタを使ってつかまり立ちをして転倒することもあるので、入浴後は、湯船のお湯を抜くようにしましょう。

ーベビーベッドを低くする
赤ちゃんがつかまり立ちを始めたら、ベビーベッドの高さをできるだけ下げることも忘れないようにしましょう。また、ベッドの下にクッションや座布団などを置き、万が一、赤ちゃんが転落をしてもケガをしないように準備をしておくことを忘れないようにしましょう。

ー赤ちゃん目線で見てみる
赤ちゃんがつかまり立ちをするようになると、視界が広がりさまざまなものに興味を持つようになります。そのため、思わぬものでケガをすることもあります。そうならないためにも、赤ちゃん目線で部屋の中を見てみましょう。大人の目線では気付かなかった危険があるかもしれません。

まとめ

赤ちゃんのつかまり立ちには早い遅いはありますが、いずれ体験するものです。つかまり立ちの時期は赤ちゃんの個性なので、「遅いかな」と思っても焦らず見守りましょう。赤ちゃんは自分にとってベストなタイミングでつかまり立ちを始めるはずです。

どうしても気になるのなら、一緒に遊びながらトレーニングをすると赤ちゃんの情緒教育にもプラスになるので一石二鳥です。そして、つかまり立ちが始まったら、周囲に注意をしてケガをしないようにしましょう。

赤ちゃんの動画などを見て、ハイハイなどが遅い場合は、赤ちゃんがちゃんと成長しているのか不安になるのは当然です。どうしても気になる場合は、保健師や医師に相談するとよいでしょう。

しかし、ハイハイは、必ず行うものでもありませんので、無理に行うことは、かえって逆効果です。しないのも個性ととらえ、あたたかい目で赤ちゃんの成長を見守ってあげられたらよいですね。

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