赤ちゃんが嘔吐する原因は何?チェックすべき3つのポイントも解説

赤ちゃんが吐くのはよくあること。とはいえ、その量や回数が多いと心配ですよね。

そこで今回は、赤ちゃんの嘔吐の原因や対処法についてお伝えします。赤ちゃんが嘔吐したときにチェックすべきポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんが嘔吐する原因とは?

赤ちゃんが吐くのはよくあることです。これは、赤ちゃんの胃の形が大人と違ってまっすぐだから。また、胃の入り口の筋肉が未発達なので、一度胃の中に入ったものが出やすくなっていることも原因です。しかし、これらの生理的な原因以外にも、赤ちゃんの嘔吐の原因がいくつか考えられます。

-ウイルス性胃腸炎
赤ちゃんの嘔吐の原因として多いのが、ウイルス性胃腸炎です。これは、ウイルスが体内に侵入したことで胃腸の粘膜に炎症が起こるもので、嘔吐のほかに、下痢や腹痛、吐き気や発熱を伴うことがあります。症状が軽い場合には、何もしなくても数日で治ってしまうことが多いのですが、脱水には要注意。とくに、下痢を伴う場合には脱水症状を引き起こすことがありますので注意が必要です。

-胃食道逆流症(いしょくどうぎゃくりゅうしょう)
胃食道逆流症は、一度胃の中に入ったものが逆流して、胃酸によって食道粘膜が傷つき炎症を起こす病気です。かつては「逆流性食道炎」と同義語とされており、こちらはCMなどで耳にしたことがある方も多いかもしれませんね。この胃食道逆流症は、実は大人よりも赤ちゃんや子どもに多いとされ、基本的には自然治癒する病気なのですが、まれに「乳幼児突発性危急事態(ALTE)」という危険な状態に発展してしまうことがあるため、注意が必要な病気です。

しかし、冒頭でお伝えしたとおり、もともと一度胃の中に入ったものが出やすくなっているのが赤ちゃん。胃食道逆流症と同じでは?と感じるかもしれませんね。この違いは、嘔吐後の様子や嘔吐の頻度でわかります。嘔吐後でも機嫌がよく、ほかに症状がないのであれば問題ありませんが、神経過敏や哺乳障害、耳の痛み、声のかすれ、しゃっくり、咳やゼイゼイとした呼吸、肺炎などの症状が現れると、胃食道逆流症の疑いが考えられます。また、頻繁に嘔吐を繰り返す場合も同様です。気になる症状がある場合には、早めに受診するようにしてください。

-肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)
肥厚性幽門狭窄症とは、胃と十二指腸がつながる部分(幽門)が狭くなってしまう病気です。これは、突然噴水のように噴き出す嘔吐が特徴とされており、嘔吐後は機嫌がよく、また母乳やミルクを欲しがります。たまたま吐いただけで、吐いてしまったからお腹が空いているのかな?と思われがちですが、嘔吐が続くと、胃液が排出されて体がアルカリ性に傾くことで体重減少が起こります。また、嘔吐による脱水症状もありますので、一度受診してみたほうがよいでしょう。

なお、肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)は約900人に1人の割合で発症するもので、生後2週間前後の赤ちゃんに多く見られ、生後3ヶ月頃までは可能性を否定できません。そして、原因は特定されていないものの、発症する男女比は5:1。男の子に多く、その中でも第1子に多いと言われています。

赤ちゃんが頭を打った後の嘔吐には注意が必要

もしも赤ちゃんが頭を打った後に嘔吐した場合、注意が必要です。とくに、頭を打った後24時間以内の嘔吐には要注意。頭を強く打つと、脳震盪(のうしんとう)を起こして数回嘔吐することがありますが、重要なのは、頭の中で出血が起きているかもしれないということです。これを判定するにはCT検査を受けなければなりませんので、時間帯によっては様子を見てもよいのですが、嘔吐に加えて、意識がない、けいれんを起こした、手足がうまく動かせないなどの症状が現れた場合には、早急に受診するようにしましょう。

赤ちゃんが嘔吐したらチェックすべき3つのポイント

赤ちゃんが嘔吐した場合、緊急性を見極めるためにチェックしたいただきたいポイントがあります。

-嘔吐物の色
まず、嘔吐物の色をよく観察してみてください。黄色や緑色は胆汁の色なので、生後間もない赤ちゃんが黄色や緑色のものを吐いた場合には、先天性の腸の閉鎖や狭窄が疑われます。この場合、緊急性が高い状態ですので、すぐに受診しましょう。また、赤色や黒色の嘔吐物は、胃からの出血の可能性が考えられますので、やはり早急の受診が必要です。

-嘔吐の量と回数
嘔吐の量と回数も大切なチェックポイントです。飲んだ母乳やミルクの一部を吐いてしまったり、授乳回数の半分以下の頻度で吐いてしまったりするようであればとくに心配はいりませんが、その量や回数が多いとなると受診が必要です。

-おしっこの回数や量
嘔吐によって脱水症状が起きていないかを知るためには、おしっこの回数や色もチェックしましょう。いつもよりおしっこの回数が極端に少ない、色が濃いという場合、脱水症状が疑われます。自力で水分補給ができない場合には点滴などが必要になりますので、受診して処置を受けるようにしましょう。

そのほかにも、赤ちゃんがぐったりしている、反応が鈍い、機嫌が悪くて何度も激しく泣く、顔色が悪いなどの場合には早めに受診してくださいね。

まとめ

今回は、赤ちゃんの嘔吐の原因や対処法、赤ちゃんが嘔吐したときにチェックするべきポイントをお伝えしました。赤ちゃんが母乳やミルクを吐くのはよくあることですが、量や回数、色やその他の症状の有無など、しっかりチェックしてあげましょう。そして、受診の際は、医師にしっかり様子を伝えるようにしてくださいね。

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