赤ちゃんと犬の暮らしにはどんなリスクがある?リスクを減らす方法もご紹介
赤ちゃんが生まれる前から犬を飼っているご家庭では、赤ちゃんと犬が一緒に暮らせるか不安に思うこともあるでしょう。確かに、犬と暮らすことでいくつかのリスクがあるのは事実ですが、それらを軽減できれば、問題なく家族として生活することもできます。
そこで今回は、赤ちゃんと犬が一緒に暮らすことのメリットやデメリット、リスクを減らすための方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんが犬と暮らす2つのメリット
まずは、赤ちゃんが犬と暮らすメリットから見ていきましょう。
思いやりの気持ちが育つこと、命の尊さを知ること、感受性が豊かになることなど、犬を飼うことで得られる精神面でのメリットはたくさんあります。また、犬のお世話を通じて規則正しい生活ができるようになったり、責任感が芽生えたりなど、赤ちゃんのこれからの生活に役立つことが自然と身についていくのも、大きなメリットだと言えるでしょう。
赤ちゃんの頃から動物と触れ合っている子どもは、免疫力が高くなると言われています。これは、犬と一緒に暮らすと、少なからず病原性の低い細菌に触れる機会があるため。それらの菌に少しずつ、でも頻繁に触れていくことで、次第に免疫力が高まっていくためと考えられています。
赤ちゃんと犬の暮らしにはどんなリスクがある?
次に、赤ちゃんと犬の暮らしに生じるリスクについて見ていきましょう。
犬との生活をするにあたり、一番心配なのが想定外の事故ではないでしょうか。犬が赤ちゃんに飛びかかったり、寝ている赤ちゃんの上に乗ってしまったり、噛みついてしまったりなど、ときには命にかかわることもありますので、不安は尽きませんよね。普段はおとなしい犬でも、絶対に大丈夫という保証はありません。
赤ちゃんは、口入れていいものといけないものの区別ができません。手に触れたもの、興味を持ったものは迷わず口に運んでしまう時期があり、犬のえさやトイレ用品などを舐めてしまうこともあります。
犬との接触によって、感染症のリスクもあります。たとえば、犬の約75%が口腔内に持っているパスツレラ菌が抵抗力の低い赤ちゃんに感染すると、重症化することがあるので十分な対策をしておく必要があります。犬には症状が出ていない場合でも、人間に感染すると症状が現れるということもありますので注意しておきましょう。
アレルギーとは、体内に入り込んだ異物を排除しようとして、免疫機能が過剰に反応することで起こります。その原因となるのがアレルゲンですが、犬アレルギーのアレルゲンは、犬のフケや毛、唾液や尿です。犬アレルギーを発症すると、同じ空間にいるだけで、目の充血やくしゃみ、鼻水、咳、湿疹などの症状が現れるようになります。
赤ちゃんと犬の暮らしでリスクを減らす方法
では、赤ちゃんと犬が一緒に暮らすことで起こるさまざまなリスクを減らすための方法をご紹介しましょう。いずれも、赤ちゃんと犬の距離や接し方を工夫することでかなり回避できますので、ぜひ意識してみてくださいね。
赤ちゃんが生まれる前の時間を有効に使って、対策を始めておきましょう。
最後の「赤ちゃんが来ることを犬に伝えておく」という部分については、犬を飼っている方ならわかっていただけると思いますが、言葉がわからなかったとしてもニュアンスで感じ取ってくれることを前提としたものです。赤ちゃんは小さいから驚かせないこと、やさしくしてあげてほしいこと、ママパパにとってとても大事な存在であること、でもあなたも大切に思っていることをやさしく伝えてあげましょう。事前に、写真や動画を見せたり、声を聞かせたりするのも、犬側の心の準備には効果がありますよ。
赤ちゃんが退院して、いよいよ一緒の生活がスタート。ここからは、犬の健康管理やしつけに加え、次の点にも注意していきましょう。
犬は飼い主が大好きなので、飼い主が赤ちゃんばかりかまっている姿を見ると嫉妬してストレスが溜まってしまいます。ときには赤ちゃんが見えない場所で、思い切り遊んでストレスを解消してあげましょう。また、アレルギーの予防にはスキンケアが欠かせません。赤ちゃんの肌をしっかり保湿し、健康な状態に保つこともリスク回避の方法です。
ファムズベビーシリーズのエンジェルフォームは、生後5日目から使えるスキンケアアイテムです。お風呂上がりの清潔な肌にまんべんなくのばして、全身をしっかりバリアしてあげましょう。
まとめ
今回は、赤ちゃんと犬が一緒に暮らすことのメリットやデメリット、リスクを減らすための方法をご紹介しました。思わぬ事故や感染症、犬アレルギーなどのリスクはあるものの、赤ちゃんと犬が一緒に暮らすメリットは大きいもの。しっかり対策をすればリスクは軽減できますので、ママパパがしっかり守ってあげてくださいね。