赤ちゃんの虫刺され対策とは?刺された場合の対処法もご紹介

赤ちゃんの虫刺され対策とは?刺された場合の対処法もご紹介

蚊やダニ、ノミなど、困ったことに赤ちゃんを狙う虫はたくさんいます。室内でも刺されてしまうことがあるので油断できませんよね。そこで今回は、赤ちゃんの虫刺され対策や、虫に刺されてしまったときの対処法についてお伝えします。赤ちゃんの場合、大人よりも症状が悪化しやすいので、しっかりとチェックしておいてくださいね。

赤ちゃんはどんな虫に刺されやすい?

赤ちゃんは生後間もないほど家の中で過ごすことが多いので、もしかするとママパパは安心しているかもしれませんが、室内にも虫はいます。とくに、季節を問わず出没するのがダニやノミ。床や畳、布団や毛布だけでなく、ソファーやぬいぐるみ、カーテンにも生息しています。そして、腕や足、顔など、露出している部分を狙う蚊やノミに対し、ダニは腕やおなかなど、衣服の中まで潜り込んで柔らかい部分を狙って刺してくるから厄介です。まさに、プニプニと柔らかい肌の赤ちゃんがターゲットになりやすいと言えるでしょう。

刺されやすい虫

赤ちゃんが虫に刺されるとどうなる?

赤ちゃんが虫に刺された場合、初めの頃は大人のようにすぐに反応が出ません。刺されてから半日~1日して赤みが現れ、1日もあれば消えてしまう程度です。しかしその後回数を重ねていくと、強いかゆみを伴うようになり、刺された部分が腫れてしこりができたり、水ぶくれができたりすることがあります。
不快な期間は大人よりも長引くので、その間にかゆみを我慢できずにかきむしってしまうと悪化することもあり、茶色いしこりが残ってしまうことも…。成長とともに虫刺されを経験していくことで次第に体が慣れてくるのですが、赤ちゃんのうちは「たかが虫刺され」と思わず、適切なケアが必要です。

虫に刺されると

赤ちゃんにおすすめの虫刺され対策

では、赤ちゃんにおすすめの虫刺され対策についてお伝えしていきましょう。

虫刺され対策

1 室内に虫が入らないようにする

まずは、室内に虫が入らないような工夫が必要です。とくに夏場は、ちょっと窓を開けただけでも蚊が入ってきますので、窓やドアを開けたままにしない、網戸を使用するなど、虫の侵入を防ぐようにしましょう。蚊帳を使ってみるのもおすすめですよ。

2 虫よけグッズを活用する

虫よけグッズの活用も効果的です。ただし、選ぶ際には安全性も重視すること。赤ちゃんに使っていいものなのか、表示されている成分や使い方をしっかりと確認してください。赤ちゃんのうちは、吊るすタイプの虫よけなど、直接触れないタイプのものがおすすめです。また、ダニ対策としてダニよけスプレーなどもありますが、赤ちゃんにはシートタイプのほうが安心です。

3 布団は乾燥させて清潔に

ダニは湿った布団が大好き…。そこで、赤ちゃんをダニから守るためには、布団を乾燥させて清潔に保つのもポイントなのですが、赤ちゃんは汗っかきなのでなかなか難しいですよね。その場合、シーツの下にバスタオルなど吸水性のよいものを挟んで、毎日洗濯できるようにするという方法もあります。もちろん、定期的に布団を干したり乾燥させたりもしてくださいね。

4 服装にも気を使う

赤ちゃんと外出する際、とくに夏場はすぐに蚊が寄ってくることもあります。もちろんおしゃれも気になりますが、肌の露出が少ないものを選んであげましょう。また、蚊が好む色は黒っぽいもの。そのため、白っぽい色の服を着せてあげるのも有効な虫よけ対策です。

赤ちゃんが虫に刺されたときの対処法

では、赤ちゃんが虫に刺されたときの対処法も確認していきましょう。どこがどれくらいかゆいか伝えられないからこそ、しっかりケアしてかゆみを緩和させてあげてくださいね。

刺されたときの対処法

患部を洗ってから冷やす

まず、虫に刺された箇所は水で洗ってあげましょう。水道からの流水で数秒流すだけでOKです。そして、濡らしたガーゼやタオルなどで冷やしてください。これだけでも、かゆみを軽減できることがあります。その後、かゆみ止めを塗るにしても、患部を清潔にする必要がありますので必ず洗ってあげてください。

かゆみ止めを使う

赤ちゃん用のかゆみ止めには、塗るタイプ貼るタイプがありますが、表示されている使用開始年齢を参考に選びましょう。赤ちゃんが舐めてしまうこともありますので、絶対に大人用のかゆみ止めは使わないでくださいね。

水ぶくれは保護する

水ぶくれになってしまった場合、破れたときに細菌に感染して「とびひ」になってしまうことも考えられます。そのため、まずはできるだけ水ぶくれが潰れないように、ガーゼや絆創膏などで保護しておきましょう。また、赤ちゃんが引っかいたりしないように、爪を切っておくのも忘れずに!

こんなときには医療機関を受診

かゆみ止めを使ってもまったく治まらない場合や水ぶくれが破れてしまった場合、小児科や皮膚科を受診しましょう。とくに、発熱やリンパの腫れなどの症状を伴う場合には、早急に受診するようにしてください。症状によっては、市販の薬よりも強い外用薬で治療が必要なこともあります。

まとめ

今回は、赤ちゃんの虫刺され対策や虫に刺されてしまったときの対処法についてお伝えしました。窓の開け閉めや虫よけグッズ、布団の乾燥や衣服の選び方などである程度の虫刺され対策は可能ですが、やはり万全とは言えません。また、虫刺されと言っても大人よりも症状が悪化することがあるため、ママパパがしっかり観察して適切な処置をしてあげてくださいね。

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