赤ちゃんのほっぺが赤くなる原因とは?原因別の特徴や対処法

赤ちゃんのほっぺが赤くなる原因とは?原因別の特徴や対処法

赤ちゃんのほっぺが赤いと、「暑いのかな?」「熱かな?」と心配になりますよね。たしかに暑さや発熱でほっぺが赤くなることもありますが、原因はそれ以外にもいろいろ。
そこで今回は、赤ちゃんのほっぺが赤くなる原因や、それぞれの特徴・対処法についてお伝えします。

赤ちゃんのほっぺが赤くなる原因や特徴

まず、赤ちゃんのほっぺが赤くなる原因や特徴を見ていきましょう。

赤ちゃんのほっぺが赤くなる原因や特徴

温めすぎ

赤ちゃんの皮膚は薄いため、体温が上昇して血行がよくなると、皮膚を透かして赤く見えます。そのため、部屋の温度が高すぎたり、衣服を着せすぎたりすることで体が温まると、ほっぺが赤くなることもしばしば。ですが、適温に戻してあげればすぐに改善されるので、とくに心配はいりません。
また、入浴時の温めすぎにも気をつけましょう。大人には適温でも、体面積の少ない赤ちゃんには熱すぎることがあります。目安としては、夏は37~38℃、冬は39~40℃で、湯船につかる時間は2~3分です。赤ちゃんは「のぼせ」やすいので、注意してあげてくださいね。

暖めすぎの注意点

発熱

風邪などによる発熱が原因でほっぺが赤くなることもありますので、「風邪かな」と思ったら、まずは体温を測ってみましょう。そして、平熱を上回っていたとしても、赤ちゃんが元気なようであれば自宅で様子を見ても大丈夫ですが、元気がなく食欲もない場合や、ぐったりしているような場合には、すぐに小児科を受診するようにしましょう。
風邪であれば、同時に咳や鼻水などの症状が現れることが多いので、赤ちゃんの様子をしっかり観察してみてください。

脂漏性湿疹

生後3ヶ月頃の赤ちゃんの場合、脂漏性湿疹が原因でほっぺが赤くなっている可能性もあります。これは、ママのおなかにいたときにもらう妊娠ホルモンの影響で過剰に皮脂が分泌され、その皮脂で毛穴がつまって起こる湿疹です。
ほっぺの赤みに加えてポツポツとした湿疹ができるのが特徴で、顔全体や頭皮にも現れることがあり、片方のほっぺだけに湿疹が出ることもあります。一般的には痒みを伴わないとされていますが、ママパパからすればとても心配ですよね。

脂漏性湿疹とは?

乾燥

生後3ヶ月以降になると、急激に肌の乾燥が進みます。赤ちゃんはバリア機能が未熟なうえに、乾燥によってさらにバリア機能が低下するので、ちょっとした刺激炎症を起こしやすいです。このような肌の乾燥が原因でほっぺが赤くなる場合、肌がカサカサしてきます。
白っぽく粉をふいたり、ひび割れを起こしたりすることもあり、さらに痒みを伴うため、赤ちゃんにとってはとても不快な状態です。痒みを我慢できずに引っ掻いてしまうと、皮膚が硬くなることもあります。

伝染性紅斑(りんご病)

1~6歳くらいに多いのが、「伝染性紅斑(りんご病)」です。これは、ヒトパルボウイルスB19というウイルスが原因で起こる病気で、両方のほっぺがりんごのように真っ赤になり、腕の外側や太ももレース状の赤い発疹が現れるのが特徴です。
ほっぺが赤くなる1週間ほど前から、微熱や鼻水などの風邪に似た症状が現れることもあり、発疹が出た時点での感染力はなくなっています。
特別な治療法はありませんが、1~3週間ほどで自然治癒する、比較的症状が軽い病気です。一度かかれば免疫ができるため、その後かかることはありません。もしかかってしまったら、母子手帳などに記録しておくとよいでしょう。

伝染性紅斑(りんご病)とは?

日焼け

日焼けが原因でほっぺが赤くなることもあります。赤ちゃんの皮膚は薄いため、紫外線のダメージも大人以上に大きいもの。この場合、濡らしたガーゼやタオルなどで、しっかりとほてりを取り除いてあげましょう。日焼けが原因であれば、露出していたほかの箇所も赤くなっているはずですので、確認してみてくださいね。

赤ちゃんの肌をケアする方法

発熱やりんご病、温めすぎ以外が原因でほっぺが赤くなっている場合、基本的な肌のケアが必要です。そこで、赤ちゃんの肌ケアについて見ていきましょう。

肌をケアする方法・肌を清潔に保つ・しっかり保湿する

肌を清潔に保つ

赤ちゃんの肌ケアの基本のひとつは、肌を清潔に保つことです。脂漏性湿疹の場合には余分な皮脂をきれいに取り除き、乾燥している場合には必要な皮脂を取り除きすぎないよう、石鹸などの使用回数を調整するなどして、それぞれの肌に合った方法で清潔に保ってあげましょう。
また、母乳やミルク、離乳食などの拭き残し肌に刺激を与えてしまいますので、きれいに拭き取ってあげてください。ただし、ゴシゴシ擦らないよう摩擦にも注意してくださいね。
なお、赤ちゃんのほっぺが片方だけ赤くなっているような場合、いつも同じ向きで寝ていることが多いようです。寝ているときのよだれや母乳・ミルクの吐き戻し、シーツの擦れなどが刺激となって炎症を起こしている可能性もありますので、逆向きで寝られるよう工夫してみてください。おもちゃなどで気を引いてみるといいかもしれません。

しっかり保湿する

肌をきれいにした後は、早めに保湿してあげましょう。授乳や食事の後、お昼寝の後など、赤ちゃんの顔や体をきれいに拭いた後など、こまめに保湿してください。とくに入浴後は、体の表面の水気とともに皮膚の水分も奪われやすくなりますので、遅くても5分以内には保湿ケアを行ってくださいね。
保湿剤には、ローションやクリーム、オイル、ワセリン、軟膏など、さまざまなタイプのものがありますので、塗る箇所に合った使いやすいものを選ぶようにしましょう。その際は、成分チェックも忘れずに!赤ちゃんの肌に使える、刺激の少ない保湿剤を使うようにしてください。
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まとめ

今回は、赤ちゃんのほっぺが赤くなる原因や、それぞれの特徴、対処法についてお伝えしました。赤ちゃんのほっぺが赤くなる原因はさまざまですが、病気などを除けば、日常の肌ケアで改善されるケースも多くあります。ポイントは、赤ちゃんの肌を清潔に保って保湿することです。毎日のケアで、デリケートな赤ちゃんの肌を守ってあげてくださいね。