赤ちゃんとの添い寝!メリット・注意点や押さえておくべきポイントを解説
小さな赤ちゃんがいるご家庭にとって、赤ちゃんに成長が見られることは大きな喜びとなることでしょう。また、赤ちゃんと一緒に過ごす時間は、どのようなものであっても大切な時間であり、大切な思い出にもなると思います。
かわいい赤ちゃんと常に一緒にいたいと思う気持ちから、添い寝をしてあげたいと思う方も多いと思いますが、添い寝にはメリットだけでなく、注意点もあります。
そこで今回は、赤ちゃんの添い寝に着目し、添い寝に関するメリットや注意点について詳しく解説します。
赤ちゃんと添い寝をするメリットとは?
大切な赤ちゃんと添い寝をしている時間は掛け替えのない幸せな時間に感じることでしょう。赤ちゃんと添い寝をすることは、赤ちゃんにとっても、親にとってもそれぞれにメリットがあるとともに、将来振り返ったときの大切な思い出にもなります。
赤ちゃんに添い寝をしてあげられる時期はいつからと明確に決まってはいませんが、一般的には新生児の間は避けたほうがいいとされています。これは、添い寝にはメリットだけでなく危険も伴うことから、それを少しでも回避しようとするためのものです。
ここでは、添い寝をするメリットとして2つをご紹介します。
赤ちゃんを一人で寝かせるよりも、親が添い寝をしてあげることにより、赤ちゃんに安心感を与えられます。赤ちゃんに安心感を与えることで、スムーズに眠ることができたり、ぐずったりすることを回避することにつながります。赤ちゃんは環境に対して非常に敏感であるため、安心感を与えてあげることで、健やかな睡眠ができるのです。
親にとっても、添い寝をすることでその他の家事が滞ってしまったとしても、赤ちゃんがぐずることによるストレスを抑えられるというのは大きなメリットといえるでしょう。
赤ちゃんは大人とは異なり、長時間連続して眠ることができません。赤ちゃんの月齢が浅ければ浅いほど、生活リズムは安定しておらず、短いサイクルでの食事と睡眠を繰り返し行います。食事が必要な際は泣くことによって、空腹の意思を伝えてきますが、親にとっては数時間おきに訪れる授乳のタイミングに対してストレスを感じてしまう方も少なくありません。
そこで、赤ちゃんに添い寝をしてあげることによって、空腹のために泣いてしまったとしても、その場ですぐに授乳することが可能です。すぐに授乳してあげることで、赤ちゃんが泣く時間も短時間で済み、親にとってもストレスを最小限に抑えられます。
赤ちゃんとの添い寝には危険もあるので注意
赤ちゃんとの添い寝は、赤ちゃんにとっても親にとってもメリットがありますが、同時に危険もあります。添い寝が赤ちゃんにもたらす危険をしっかりと理解しておかないと、思わぬトラブルにつながる恐れもあるため、ここで紹介する危険は、しっかりと理解しておきましょう。
赤ちゃんに添い寝することによって、親の身体が障害物となり、赤ちゃんの口をふさいでしまうことがあります。赤ちゃんの口がふさがることによって窒息し、最悪の場合命を落としてしまう危険もあります。せっかくの幸せな時間が、赤ちゃんの命を奪ってしまうことにもなりかねないため、十分な注意が必要です。
また、生後数ヶ月が経過し、赤ちゃんが寝返りをするようになると、寝返りの拍子に口がふさがってしまう場合もあります。そのため、寝返りができるようになった後は、こまめに赤ちゃんの様子をチェックしてあげることが大切です。
赤ちゃんと添い寝をする際、親はベビーベッドで寝ることができないことから、赤ちゃんを大人のベッドで寝かせたり、場合によってはソファーで添い寝をしたりすることを考える方もいるかもしれません。大人用のベッドやソファーは、ベビーベッドとは異なり、落下防止のガードが付いていなため、赤ちゃんがベッドやソファーから落下する危険があります。
大人であれば、数十センチの高さから落下しても大きな問題はありませんが、身体が小さな赤ちゃんにとっては、非常に危険です。打ち所が悪ければ命を落としてしまったり、後遺症をもたらしたりしてしまうことも考えられるため、絶対に避けなくてはなりません。
赤ちゃんと添い寝をする際に押さえておくべき4つのポイント
赤ちゃんとの幸せな時間をより安全なものにするため、添い寝をする際に押さえておくべき4つのポイントを紹介します。
赤ちゃんの窒息を防ぐためには、赤ちゃんの周辺を整理整頓しておくことが大切です。とくに寝返りができるようになった赤ちゃんは、寝返りの拍子にクッションやぬいぐるみで口をふさいでしまう場合があります。
大きなクッションなどは赤ちゃんの力では持ち上げられないため非常に危険です。寝返りの拍子に口をふさいでしまうと窒息につながり、最悪の場合命を落とす危険もあります。赤ちゃんの周りにはクッションやぬいぐるみなど、口をふさいでしまう恐れがあるものは置かないようにしましょう。
また、クッションやぬいぐるみだけでなく、テーブルの角や固い箱なども同様に危険です。ぶつかってしまうと怪我をする恐れもあることから、赤ちゃんの近くからは遠ざけてあげましょう。
赤ちゃんと添い寝をする場合は、布団を使用してあげましょう。ベッドやソファーでは、落下防止ガードがないことに加え、高さもあることから危険を伴います。
落下のリスクを回避するためには布団は非常に有効です。ただ、大人用の掛け布団はサイズも大きく、赤ちゃんにとっては重い場合もあります。とくに冬用の羽毛布団や毛布は、赤ちゃんの顔に被さってしまうと、口をふさいでしまう恐れもあるため注意が必要です。
寝返りをするのは赤ちゃんだけではなく、親も行います。そのため、赤ちゃんが大人しく寝ていたとしても、親が寝返りをすることによって赤ちゃんに被さってしまうことがあります。赤ちゃんの小さな力では、親の大きな身体を動かすことは困難なため、窒息につながってしまいます。
このようなことを避けるために、赤ちゃんと添い寝をする際は、親自身は熟睡しないようにしましょう。熟睡してしまうと、意識がないことから寝返りを抑制できません。重大なトラブルにつながる恐れもあるため、赤ちゃんに添い寝をするときは、自身は眠らないようにしておくことが大切です。
添い寝をすることによって、赤ちゃんを眠らせることができたら、ベビーベッドに連れていき、そこで寝かせてあげることをおすすめします。
赤ちゃんをベビーベッドに連れていく際は、慎重に連れていくことが大切です。せっかく添い寝をして寝かせても、起こしてしまっては意味がないため、慎重に動かしてあげましょう。
まとめ
赤ちゃんとの添い寝は、赤ちゃんに安心感を与えられるだけでなく、親にとってもメリットもあります。しかし、同時に危険もあるため、細心の注意が必要です。
赤ちゃんの安全を守るためにも、今回紹介したポイントを抑えた上で添い寝をしてあげることが大切です。