生後6ヶ月の赤ちゃん!成長の目安やお世話する際のポイント・注意点をご紹介

生後6ヶ月の赤ちゃん!成長の目安やお世話する際のポイント・注意点をご紹介

新生児だった赤ちゃんも生まれて半年が経ちました。1歳の半分ということで「ハーフバースデー」をするご家庭もあるかと思います。
赤ちゃんの成長を喜ぶと同時に、その育児の大変さや疑問、不安などがたくさんあるのではないでしょうか。生後6ヶ月の赤ちゃんは、早い子はお座りをしたり、寝返りが上手になったりと、より活発に活動をはじめます。
今回は、生後6ヶ月の赤ちゃんの成長の目安や接し方、お世話のポイントや注意点を解説していきます。

生後6ヶ月の赤ちゃんの成長

生後6ヶ月の赤ちゃんは離乳食をはじめる子も多く、栄養面や睡眠量、排泄(はいせつ)に関して変化しています。母乳やミルクだけを飲んで1日のほとんどを寝て過ごしていた小さな赤ちゃんだったのは、ほんの数ヶ月前だと言うのに「赤ちゃんの成長は早いものだ」と感じることでしょう。

身長・体重

厚生労働省のデータによると、生後6ヶ月~7ヶ月の赤ちゃんの身長・体重の目安は、以下のとおりです。

身長・体重

出典:厚生労働省 乳幼児身体発育調査(平成22年度)

食事・授乳

離乳食をはじめる子も多いかと思いますが、この時期の赤ちゃんの栄養はほとんど母乳やミルクが主となります。離乳食は栄養面というよりも「食」というものを教えるのが第一目的だと言えるでしょう。離乳食初期は1回食です。1日のうちできるだけ決まった時間にペースト状の離乳食をあげましょう。
授乳に関しては、母乳の場合はほしがるときにあげる「自立哺乳」が主となります。ミルクの場合は1日に3~4回粉ミルクの規定量を目安にあげてください。

睡眠量

生活リズムが整ってくるので、夜間にまとめて長く寝る子が増えてきます。しかし、この時期から「夜泣き」がはじまる子もいます。
夜泣き」がなぜ起こるのかは詳しく解明されていませんが、脳の発達に関係がある説があるので赤ちゃんにとって大切なことだと考えましょう。

排泄

これまで母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんは、離乳食をはじめることによって起こる「新しい食物の消化・排泄」に慣れておらず、そのためうんちも食べたものによって形状や匂いが変わります。うんちの状態は毎回確認し、異常がないかをその都度チェックしてあげてください。

生後6ヶ月の赤ちゃんの特徴

生後6ヶ月の赤ちゃんは体つきもだんだんしっかりしてきます。活動的になり周りのものにも興味津々です。内面も同時に成長しているので、ママと別の人の判断がつき、人見知りをはじめるようになります。

生後6ヶ月の赤ちゃんの特徴

両手を前についたお座りができるようになる

これまで仰向けの状態で過ごすことの多かった赤ちゃんですが、両手を前についてお座りができるようになってきます。自分でお座りができると視界が変わり、ご機嫌になる子も多いようです。
ただし、寝返りやおすわりなど生後何ヶ月で何ができるようになるかは個人差があるので、「生後6ヶ月になるのにまだおすわりできないのは何か異常があるのでは」と不安になることはまったくありません。

乳歯が生えはじめる (出典:日本歯科医師会)

生後5~6ヶ月頃から乳歯が生えはじめます。最初下の前歯2本です。歯茎に白い点が見えてきたらそれが乳歯の生えはじめとなります。
乳歯が生えはじめてくるとかゆがったり、違和感を覚えたりしているような素振りを見せる赤ちゃんもいます。また、よだれが増えることもあります。

寝返りが上手になる

生後6ヶ月頃には寝返りが完了する赤ちゃんがほとんどです。早い時期から寝返りできていた赤ちゃんはずいぶん上手になっていることでしょう。
右へも左へもコロコロと寝返りできるようになるので、気づけば部屋の隅へ移動していたということも少なくありません。

人見知りがはじまる

毎日お世話してくれるママやパパをしっかり認識できるようになっています。そのため、その他の人を見ると嫌がったり泣いたりする、いわゆる「人見知り」がはじまります。
人見知りをするかしないかは個人差があります。激しく泣いてしまう子もいれば両親以外の人が抱いても平気な子もいます。

生後6ヶ月の赤ちゃんをお世話する際のポイント

生後6ヶ月の赤ちゃんのお世話と言えば「離乳食」が大きなポイントとなります。「」は大切なものです。しかし、赤ちゃんに無理をさせるのは避け、その子のペースにあわせたやり方で気負わず進めていきましょう。

用意するもの

離乳食をスタートする (出典:株式会社明治)

生後5~6ヶ月頃から離乳食をスタートします。同じ頃に乳歯が生えはじめてくるので、それをサインととらえる人も多いようです。初期は1日1食、ペースト状のものをあげましょう。早くからはじめていた人は6ヶ月後半くらいには2回食に進んでもよいかもしれません。赤ちゃんの様子と食べ具合、アレルギーの有無などに注意しながら、その子にあわせたペースで進めていくことをオススメします。
まだまだキレイに食べられず離乳食後は口周りが汚れているので、ガーゼや綿棒などで清潔にしてあげることが大切です。

かかりつけの小児科を見つけておく

生後6ヶ月になるとお母さんからもらった免疫が弱まってくる頃です。人混みなどに出掛けると風邪などの病気をもらってしまう可能性があります。
病気になった際にすぐに受診できるかかりつけの小児科を見つけておくと安心です。

生後6ヶ月の赤ちゃんをお世話する際の注意点

生後6ヶ月の赤ちゃんには思いもよらぬ危険が潜んでいる可能性があります。より活発になり、手先も器用になってくるためです。この成長は喜ばしいことと同時に気をつけなければならない注意点にもなります。

用意するもの

誤飲に気をつける

周りのものに興味をもち、両手で掴めるようになった赤ちゃんはそれを口に運び「これは何かな?」と確認するという行動を取ります。その掴んだものが500円玉程度の小さいものであれば、誤って飲み込んでしまう危険性があります。誤飲は窒息につながる危険なものです。赤ちゃんの近くに小さなものを置かないように気をつけましょう。

ベッドやソファなど高い場所からの転落に気をつける

生後6ヶ月の赤ちゃんは、まだハイハイなどはしませんが上手に寝返りはできるようになっています。寝返りは生後6ヶ月の赤ちゃんにとって移動手段にもなります。
柵を下ろした状態のベビーベッドやソファの上などに寝かせていると転落する恐れがあります。ベビーベッドに寝かせる際は必ず柵を、ソファなどの高いところには寝かせないようにしましょう。

あせも・かぶれなどの肌トラブルに気をつける

乳歯が生えはじめることでよだれが増えてくる生後6ヶ月頃の赤ちゃんは、口の周りかぶれやすくなっています。また、代謝がよいため、大人よりもたくさんの汗をかき、あせもができやすくなっています。
こういった肌トラブルを回避するには「清潔・保湿」が重要なポイントとなります。新生児期から使える「ファムズベビーシリーズのエンジェルフォーム」で全身保湿してあげると、肌トラブルを未然に防ぐことができるのでオススメです。

まとめ

生後6ヶ月の赤ちゃんはお座りができたり、乳歯が生えはじめたりとさまざまな成長が見られます。離乳食を食べ、生活のリズムもだんだんと整ってくる時期です。

赤ちゃんの成長を喜ぶと同時に、そんな大切な赤ちゃんを危険から守ってあげることも大切です。誤飲や転落、肌トラブルなどを回避し、赤ちゃんが健やかに成長していく姿を見守ってあげましょう。

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