夏に悪化する、赤ちゃんのおむつかぶれ対策
赤ちゃんは、汗っかきで肌も弱いので、夏になるとおむつでかぶれてしまう子が多くいます。7~9月の約3ヶ月高温多湿が続く夏は、一度おむつかぶれが出来てしまうとなかなか治らず、症状が悪化して病院に通うことになってしまう赤ちゃんも少なくありません。
ブツブツとした痛かゆいお尻にさせないためにも、夏のおむつかぶれ対策をしっかりと行っていきましょう!
赤ちゃんがおむつかぶれする理由
人は、胎生期に200万~300万個の汗腺が形成され、生まれた後に汗腺が増えることはありません。つまり、赤ちゃんは小さな体に大人と同じ量の汗腺があるので、全身が汗をかきやすく発汗量がとても多いのです。
代謝も良くたくさん動く赤ちゃんは、生後2~3カ月になると1日にミニペットボトル1本分(300ml)もの汗をかきます。もちろん、おしりにもたくさんの汗腺があるので、ムレやすく蒸気がこもってしまうのです。
夏は汗をかく上に空気中の湿度も高い日が続くので、普段と同じようにうんちやおしっこをしても水分がこもって肌をふやけさせてしまいます。うんちとおしっこには酵素やアンモニア、雑菌などが含まれているので、ふやけて柔らかくなっている肌を刺激して炎症を起こしてしまい、おむつかぶれを引き起こすのです。どんなにおむつかぶれをしていても、おむつを履かせない訳にいかないので、夏場はどんどんと症状が悪化してしまう悪循環が起こりやすい季節とも言えます。
必見! 夏のおむつかぶれ対策
上記でもお話した通り、どれだけ肌荒れを起こしていてもおむつを履かせない訳にはいきません。おむつかぶれの予防を行い、汗っかきの赤ちゃん肌をかぶれから守ってあげましょう!夏のおむつかぶれ対策は、以下のような方法がオススメです。
紙おむつは通気性を意識して作られているものも多いですし、おしっこやうんちの水分をポリマーがしっかりと吸収してゼリー状に固めてくれます。普段布おむつを利用しているママも、夏場は紙おむつに切り替えてみてはいかがでしょうか?
おむつ替えは、新生児の場合1日に10回~12回行うのが基本とされています。まだ膀胱や腸にため込むことができずに頻繁に排泄をするので、こまめにチェックして汚れていたら取り替えてあげましょう。また、1度の量が少ないので、パパとママで連携してチェックを徹底することをオススメします。
お尻拭きだけでは汚れが落ち切っていないこともよくあります。夏場は汗もかくので、家にいる時は3~4時間に1回程度おしりをシャワーや座浴で洗ってあげると汚れをしっかりと落とすことができるのでオススメです。
また、洗った後に肌を保護してくれるムースで保湿することも忘れないで下さい。
肌に馴染みが良く、全身に使用することができる安心・安全なサラサラとした肌付きのものを選びましょう。また、おしりは水分が付着する回数が多いところなので、水に濡れても落ちにくいものを使用すると塗直しの回数も少なくて済みますよ。
入浴後、排泄後のケアの後には、しっかりとお尻を乾かす時間を作ることをオススメします。肌に水分が残っていると、どれだけおむつをこまめに取り替えても水分が残ってしまうので注意してください。コショコショをしたりおもちゃで気を引くなどして、肌を乾かす時間を作りましょう。
それでも肌が被れてしまった時は、肌に刺激の無い軟膏などを使いしっかりと患部をケアしてあげましょう。抱っこをするときも、できるだけおしりを圧迫しないようにしてあげて下さい。また、肌の乾燥は症状を悪化させてしまうので、ムースでしっかりと保湿ケアする必要があります。アレルギー体質にも使える優しい成分で、患部にしみないような低刺激のものを使いましょう。早急にケアをすることで慢性化を防ぐことができるので、おしりのチェックは欠かさずに行ってあげて下さい。
まとめ
1日中清潔でサラサラとしたお尻は、赤ちゃんにとっても快適なおむつ環境であること間違いなし!
痛痒いおむつあせもとおさらばするためにも、しっかりと対策を行ってあげて下さい。。