敏感肌さんの化粧下地の選び方とは?正しい使い方も解説

敏感肌さんの化粧下地の選び方とは?正しい使い方も解説

肌の状態を悪化させることなくしっかりとその役目を果たしてくれる化粧品選びは、敏感肌の方にとって大きな課題。ベースメイクに欠かせない化粧下地もその1つではないでしょうか。自分に合わない化粧下地を選んでしまうと肌トラブルの原因にもなってしまうので、今回は敏感肌の化粧下地の選び方や正しい使い方についてお伝えします。

そもそも化粧下地の役割って?

化粧下地はファンデーションを塗る前のベースメイクとして使うもので、まさにメイクの土台となるものです。この土台を変えることで、開いてしまった毛穴をカバーしたり、化粧崩れを防いだりすることができます。また、紫外線やファンデーションの負担から肌を守ってくれたり、くすみ・色ムラの補正してくれたりするなど、さまざまな効果が期待できます。

化粧下地

敏感肌さんの化粧下地の選び方とは?

まずは化粧下地の選び方のポイントについて見ていきましょう。

敏感肌用や低刺激性のものを選ぶ

敏感肌の方は、ちょっとしたことが刺激となって肌トラブルが起きてしまうので、化粧下地は「敏感肌用」あるいは「低刺激性」と表記のあるものを選ぶようにしましょう。併せて、「パッチテスト済」や「アレルギーテスト済」の表記があればなお安心ですが、すべての人にトラブルの可能性がないという意味ではありませんので、サンプルなどで試してみるようにしてください。

敏感肌用や低刺激性の化粧下地を選ぶ

保湿力が高いものを選ぶ

敏感肌に乾燥はNGですので、保湿力も確認しておきましょう。ヒアルロン酸やセラミド、プラセンタやコラーゲン、スクワランなどが代表的な保湿成分ですので、ぜひチェックしてみてください。

保湿力の高い化粧下地を選ぶ

塗りやすさで選ぶ

化粧下地を塗る際の摩擦を軽減するためには、塗りやすいテクスチャーのものがおすすめです。軽い力でムラなくさっと伸ばせるため、肌への負担を抑えることができます。

敏感肌用や低刺激性の化粧下地を選ぶ

UVカット効果があるものを選ぶ

敏感肌の方にとっては紫外線対策も欠かせません。UVカット効果がある化粧下地には、紫外線散乱剤を使用しているものと紫外線吸収剤を使用しているものの2種類がありますが、敏感肌におすすめなのは紫外線散乱剤を使用したノンケミカルタイプのもの。敏感肌向けに作られている化粧下地であれば、基本的に「酸化チタン」や「酸化亜鉛」などの紫外線散乱剤が使用されているので、念のため確認してみるとよいでしょう。
なお、紫外線吸収剤を使用した化粧下地は、紫外線を吸収して熱エネルギーに変換するという性質があります。個人差はありますが、肌に刺激を感じてしまう場合があるので注意してください。

紫外線散乱剤を使用したノンケミカルタイプがおすすめ

カラーで選ぶ

ベージュカラーはカバー力が高いので、シミやそばかすなどが気になる方におすすめです。ファンデーションを使わず下地だけでも肌をきれいに見せることができますが、目の周辺とTゾーンを中心にルースファンデーションを重ねるのもおすすめ。顔全体にのせると粉感が出てしまうので、てかり防止と目元のメイク崩れ防止を意識して選んでみてください。
また、無色・白色タイプの化粧下地は、色味が入っていない分、ファンデーションの色をきれいに発色させられるのが特徴。ベージュカラーに比べるとカバー力は弱めですが、高い保湿力で肌に潤いを与えて全体をトーンアップしてくれます。透明感のある自然な肌色なので、ナチュラルメイクをしたい日にもおすすめです。

カラーで選ぶ

敏感肌さんの化粧下地の正しい使い方

次に、化粧下地の正しい使い方とポイントを見ていきましょう。

肌を保湿する

化粧下地を塗る前に、しっかりと肌を保湿しましょう。肌を乾燥から守るだけでなく、メイク持ちも格段にアップします。
また、日焼け止めを塗るのであれば、保湿後のタイミングがおすすめです。日焼け止めは、UVカット効果がある化粧下地であれば無理に使わなくてもかまいませんが、使う際は順番を間違えないようにしましょう。

化粧下地前に保湿をするとメイク持ちも格段にアップ

頬全体に薄く伸ばす

化粧下地は、手の甲に適量取ってから、指の腹で少しずつ取って使っていきます。指の腹を使って頬全体に薄く伸ばして密着させていきましょう。なお、中指や薬指を使うと比較的楽にできます。

指の腹を使って頬全体に薄く伸ばして密着させる

額に薄く伸ばす

次は額に塗っていきますが、額に塗る量は頬よりもやや少なめでかまいません。額の中央から全体に塗り、髪の生え際までやさしく伸ばしていきましょう。生え際の部分はぼかし込むようにすると自然な仕上がりになります。

額の中央から全体に塗り髪の生え際までやさしく伸ばす

鼻とあごに塗る

次は鼻とあごに塗っていきます。小鼻の周辺は、指の腹でくるくると円を描くように下から上へ向かって下地を広げていきましょう。そして、あごは薄く均一に伸ばしていくようにします。

小鼻周辺は指の腹でくるくると円を描き下から上へ伸ばす

ヨレやすい部分を整える

目の際やほうれい線などのヨレやすい部分は、指の腹でならすように整えていきます。

目の際やほうれい線のヨレやすい部分は指の腹でならす

首筋へぼかし込む

最後に、肌と化粧下地の境界線が見えなくなるように、首筋に向かってやさしくぼかし込んでいきましょう。

境界線が見えなくなるように首筋に向かってやさしくぼかす

気になる部分をカバーしたいなら

毛穴やたるみなど、どこか気になる部分があるという場合は以下の方法を試してみてはいかがでしょうか。

目尻を引き上げる

頬の毛穴の開きやたるみが気になる場合は、目尻を少し引き上げるようにして指の腹でくるくると塗り込んでいきましょう。このようにすることで、毛穴の凹凸に化粧下地が密着して肌が滑らかになります。また、化粧下地を塗った後にくすみが気になるような場合は、くすみやすい口角の下側に少量の下地をなじませていくと、顔全体がパッと明るい印象になります。

頬の毛穴の開き・くすみ

ファンデーションは20分待った後に行う

メイクの順番として、化粧下地を塗り終えたら次はファンデーションですが、メイクのキープ力を高めるためには20分ほど時間をおいた方が効果的です。朝の忙しい時間に20分の時間を取ることは難しいかもしれませんが、準備の順番などを工夫して一度試してみてはいかがでしょうか。

キープ力を高めるためには20分ほど時間をおいた方が効果的

まとめ

今回は、敏感肌の化粧下地の選び方や正しい使い方についてお伝えしました。メイクの土台次第では、シワや毛穴など気になる肌のお悩みも改善できるため、化粧下地選びはとても大切なポイントになります。低刺激のものや、UVカット効果の高いものなど多くの化粧下地があるので、自分に合う化粧下地を選んで日々のメイクを楽しみましょう。