敏感肌さんのエイジングケアとは?エイジングケア化粧品はどう選ぶ?

敏感肌さんのエイジングケアとは?エイジングケア化粧品はどう選ぶ?

年齢を重ねるごとに少しずつ肌は衰えるものとわかっていても、実際にエイジングサインが出たらどうしても気になってしまうもの。そろそろエイジングケアを始めた方がいいとは思っていても、肌への負担がかからないか、肌の状態が悪化したりしないか、敏感肌の方にとっては不安要素も多いでしょう。そこで今回は、敏感肌のエイジングケアの方法と、エイジングケア化粧品の選び方についてお伝えします。

エイジングサインの原因

年齢を重ねるとともに、肌のくすみやシミ、シワ、たるみなどのエイジングサインが気になってきたという方も多いのではないでしょうか。特に敏感肌の方は皮膚のバリア機能が低下しており、それらのエイジングサインが現れやすい状態となっています。その原因は、大きく2つあります。

肌の潤い・弾力を保つ成分が減少する

1つめは、年齢を重ねることで肌の潤いを保つヒアルロン酸やセラミド、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンが減少し、その結果肌のバリア機能が低下するというものです。バリア機能が低下した肌は、紫外線や摩擦などの刺激を受けやすくなります。そして、その刺激を受けたときに生成されるメラニンが蓄積することで、シミやくすみ、キメの乱れが生じてしまうのです。

肌の潤い・弾力を保つ成分が減少する

外的要因によるもの

2つめは、紫外線などの外的要因によるもの。紫外線を長い間、無防備に浴びることで「光老化」と呼ばれる現象が起こり、肌のくすみやシワが増え、肌のハリやつやがなくなってしまうのです。肌の老化の約80%は光老化が関与しているといわれおり、特に屋外でスポーツを楽しむ方であれば紫外線対策は必須だといえます。
また、外的要因は紫外線に限らず、摩擦によるエイジングサインもあります。これは日常生活の中で手やメイクツール、衣類との摩擦が起きることで、角質層がダメージを受け、シミやシワのリスクが上がってしまうというものです。いずれにしても、一度始まった肌の変化は元に戻すのが難しいので、エイジングサインを感じたら早めにエイジングケアを始めるようにしましょう。

肌の老化の約80%は光老化が関与している

敏感肌さんのエイジングケアは何をすればいい?

エイジングケアとは、その原因である紫外線や乾燥を予防すと同時に、エイジングケアに効果のある成分が含まれた化粧品を使用したり、サプリメントを摂り入れたりするのが一般的です。また、バランスの良い食事や質の高い睡眠など、日常生活を見直す方も少なくありません。

エイジングケア

敏感肌のエイジングケアにおいても、基本的な部分は同じですが、肌のバリア機能が低下している状態なので、一般的なエイジングケア以上に注意が必要です。クレンジングや洗顔料、化粧水や美容液、クリームなどを使ってスキンケアを正しく丁寧に行うことが大切になってきます。
なお、スキンケアアイテムはエイジングケア専用のものがありますので、徐々に切り替えていきましょう。たるみやシミ、毛穴など、特に気になるエイジングサインがあれば、その箇所に直接アプローチできるアイテムを使用するとより効果が期待できます。

敏感肌のエイジングケア

敏感肌さんのエイジングケア化粧品はどう選ぶ?

ここでは、敏感肌のエイジングケア化粧品を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。

敏感肌用に開発された化粧品を選ぶ

敏感肌向けに開発された低刺激性の化粧品を選ぶようにしましょう。その際、「パッチテスト済」「アレルギーテスト済」など、パッケージなどで確認しておくと安心です。しかし、すべての人が安心して使えるという意味ではありませんので、サンプルやトライアルキットなどで試してみましょう。

敏感肌向けに開発された低刺激性の化粧品を選ぶ

保湿効果の高い化粧品を選ぶ

肌のバリア機能を整えるために保湿は欠かせませんので、保湿効果を意識してエイジングケア化粧品を選ぶと良いでしょう。特に、とろみのあるテクスチャーのものは使用感も良く、肌との摩擦を減らすことができるのでおすすめです。

敏感肌向けに開発された低刺激性の化粧品を選ぶ

日焼け止め効果のある化粧品を選ぶ

敏感肌のエイジングケアでは、紫外線対策も必須です。最近は日焼け止め効果を備えた化粧品も多く市販されていますので、SPFやPAなどの数値を確認して選んでみてください。

SPFやPAなどの数値を確認し日焼け止め効果のある化粧品を選ぶ

成分で選ぶ

敏感肌のエイジングケアに有効な成分が含まれているかもチェックしてみると良いでしょう。たとえば、アミノ酸は肌の水分を保つ「天然保湿因子」の約半分を構成している成分で、バリア機能を補う効果が期待できます。また、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、プラセンタエキスなどの美白有効成分が含まれた化粧品は、シミやくすみに効果があります。このほかにも、少しの量で大量の水分を保持する能力を持つヒアルロン酸や、皮脂不足による肌の水分蒸発を防ぐスクワランも、エイジングケアには有効だといえるでしょう。

エイジングケアには有効な成分

逆に、香料や鉱物油、アルコールやたんぱく由来成分などが入った化粧品は避けた方が無難です。特に敏感肌の方は、バリア機能が低下していることでアレルギー症状が現れやすい傾向がありますので注意しておきましょう。

避けた方が良い成分

まとめ

今回は、敏感肌のエイジングケアは何をすればいいのか、エイジングケア化粧品の選び方についてお伝えします。エイジングケアを始める年齢は人それぞれ異なりますが、一度始まった肌の変化は元に戻すのが難しいものです。外出時の紫外線対策やお風呂上がりのスキンケアといった小さなことから始めつつ、無理のない範囲でしっかりケアしていきましょう。