摩擦が肌荒れの原因になる!?ナイロンタオルなどで体ゴシゴシ洗っている人は要注意
目次
- ・ナイロンタオルで体をゴシゴシ洗うのはNG!肌荒れの原因になる
- ・体をゴシゴシ洗うと肌のバリア機能が壊れる
- ・体をゴシゴシ洗うことのリスク
- ・体の正しい洗い方は「手で優しくなでるように」
- ・ナイロンタオル以外なら使っていいの?
- ・肌荒れ・乾燥が気になるならボディソープの選び方にも注意しよう
- ・まとめ
皆さんは、毎日のお風呂で体をどのように洗っていますか? ナイロンタオルなどを使って、ゴシゴシと体を洗ってはいないでしょうか。
人間の肌は摩擦に弱く、強い力で洗うと肌荒れを起こしてしまう可能性があります。そのため、固いナイロンタオルで強く体を洗うのは、正しい洗い方とはいえません。
そこで今回は、体の正しい洗い方や肌に負担をかけないタオル・ボディソープの選び方についてご紹介しましょう。
ナイロンタオルで体をゴシゴシ洗うのはNG!肌荒れの原因になる
ナイロンタオルの多くは目が粗く、固いナイロン素材でできています。そのため、ナイロンタオルでゴシゴシと強く体を洗うと、肌に大きなダメージを与えてしまいます。ひどい場合には、肌ダメージによってさまざまな皮膚トラブルを引き起こす可能性もあるので、肌の洗い方には注意するようにしましょう。
具体的には、体を強く洗うことで以下のような肌への負担およびリスクが生じる可能性があります。
体をゴシゴシ洗うと肌のバリア機能が壊れる
人間の肌にはバリア機能が備わっています。皮膚の表面を保護している皮脂膜や皮膚の一番表面にある角層が、肌や肌の内部を守っているのです。具体的にいうと、肌のバリア機能は「体内の水分を保つ働き」と「異物が体内に入ることを防ぐ働き」を担っています。
しかし、肌をナイロンタオルやタワシ、ボディブラシなどで直接強く洗ってしまうとどうなるでしょうか。摩擦によって、肌の表面で肌を守っている皮脂膜や角層はダメージを受けてしまいます。すると当然、肌のバリア機能にも支障をきたし、水分を保持できずに肌が乾燥したり、異物の体内侵入を許して肌荒れを起こしたりする可能性が生まれます。
体をゴシゴシ洗うことのリスク
体をゴシゴシ洗うことの具体的なリスクを挙げてみましょう。
前述のとおり、体をナイロンタオルやブラシなどで強く洗ってしまうと、肌のバリア機能が壊れてしまいます。すると、肌は乾燥しやすく、外からの有害物質を体内に入れやすくなり、痒みやかぶれ、背中ニキビが発生したり、肌からの細菌感染のリスクが増したりしてしまいます。
また、場合によっては摩擦による色素沈着により、黒ずみやシミができてしまうこともあり、これは「ナイロンタオル黒皮症」と呼ばれています。
体の正しい洗い方は 「手で優しくなでるように」
では、体の正しい洗い方とはどんなものなのでしょうか。
体を正しく洗うポイントは、肌にダメージを与えないよう「優しく」洗うことです。まずは、ボディソープや石けんをしっかりときめ細かな泡に泡立てましょう。この時は、泡を立てるためのナイロンスポンジを使用してもいいでしょう。
泡ができたら手に乗せ、優しくなでるように体を洗っていきます。体を強く洗うのが好きな人は物足りなく感じるかもしれませんが、お風呂でシャワーを浴びたり湯船に浸かったりしていれば肌は自然と柔らかくなり、ゴシゴシ洗わなくても手と泡で十分汚れを落とせます。
もし、ナイロンタオルやボディブラシなどを使うのならば、足の裏やかかとMなど、皮膚の厚い部分だけにしておきましょう。ただし、皮膚が厚いからといって強い力で擦るのは×。肌をいたわって優しく洗うようにしてください。
ナイロンタオル以外なら使っていいの?
ボディタオルには、ナイロン以外にも多様な素材のものがあります。手と泡ではなく、タオルを使って体を洗いたい人もいるでしょう。では、ナイロン以外の素材であればタオルを使用して体を洗っても肌ダメージは起こらないのでしょうか?
肌にもっとも優しいのは、手と泡で体を洗う方法です。しかし、ボディタオルには綿や絹でできた低刺激のものも存在し、これらは比較的優しく肌を洗えるため、使用しても問題ありません。肌触りが良く、背中などの手が届きにくい部分が洗いやすいというメリットもあります。
ただし、綿や絹のボディタオルを使用する時にも、ボディソープや石けんをよく泡立て、肌にダメージを与えるような強い摩擦が怒らないよう、優しい力で洗いましょう。
肌荒れ・乾燥が気になるならボディソープの選び方にも注意しよう
肌荒れや乾燥が気になるなら、洗い方だけではなく、使うボディソープや石けんの選び方も重要です。ボディソープや石けんには「アルカリ性」のものと「弱酸性」のものがあり、肌質や目的によって合うものは異なります。
ボディソープ・石けんは、以下を参考に、性質と肌質、または目的に合わせて選びましょう。
アルカリ性のボディソープはあまり多く販売されていませんが、一般的な石けんのほとんどは弱アルカリ性です。アルカリ性の石けん(ボディソープも)は、油分となじみやすいため皮脂汚れに強い性質があり、スッキリと体を洗い上げられるのが特徴です。そのため、脂性肌の人や皮脂が多い部分には、アルカリ性石けんでの洗浄がおすすめです。
また、背中ニキビは皮脂が原因であることが多いため、アルカリ性石けんで皮脂をしっかりと落とすことでニキビの改善が見込めます。
人間の健康な肌は、弱酸性です。そのため、同じ弱酸性のボディソープなら肌への負担が少なく、優しくマイルドに肌を洗うことができます。敏感肌や乾燥肌、荒れている肌にも、刺激の少ない弱酸性のボディソープがおすすめです。
弱酸性のボディソープは比較的多く販売されているため手に入れやすいですが、成分をよく見て、なるべく肌に優しいものを選ぶといいでしょう。
まとめ
人の肌は、健康な体を保つための重要な役割を担っています。しかし、肌は非常にデリケートです。毎日のお風呂で強く洗うことは大きな肌ダメージにつながるため、なるべく優しく洗うようにしましょう。
また、優しく体を洗うなら、赤ちゃんにも使えるボディソープ、ファムズベビーシリーズのエンジェルソープがおすすめです。エンジェルソープはパラベン・シリコン・エタノールフリーの安全なボディソープなので、肌が弱い人も安心して使用できます。弱酸性でありながら汚れはしっかり落とすので、サッパリした洗い心地が好きな方にもきっと気に入っていただけるでしょう。