ボディソープとハンドソープはどう違う?成分をもとに解説

ボディソープとハンドソープはどう違う?成分をもとに解説

ボディソープもハンドソープも同じ「皮膚を洗うもの」としては同じように思えますが、詳細な違いはわかりますか?
結論から言うと、ボディソープとハンドソープの違いは「殺菌成分」と「保湿成分」です。
それぞれには、体と手を洗うために必要な成分が配合されています。したがって「同じ皮膚だから」と、使い方をごちゃまぜにすることはおすすめできません。
この記事では、ボディソープとハンドソープの違いと役割を解説します。違いを知ることで、それぞれを正しく使い肌トラブルを回避できるでしょう。

ボディソープとハンドソープ、それぞれの役割とは?

体を洗うためのソープ」と「手を洗うためのソープ」が分けられているのはちゃんと理由があります。それぞれには役割があり、体や手が健やかに清潔を保てるように作られているのです。
体と手は、同じつながっている皮膚ですが、さらされている環境が違うため肌の状態にも違いがあります。部位に適したソープを使い分けることによって、ひとつの同じソープで洗うよりも、より肌状態を正常かつ良い状態に導けます。

部位に適したソープを使い分けて肌状態を正常で良い状態に導く

ボディソープの役割

ボディソープは主にお風呂で使うものです。ボディソープで洗う箇所と言えば、首からつま先、デリケートゾーンまで、体の広い範囲を洗います。
体の部位によっては、足の裏やワキなど汚れがたまりやすいところがあります。一方で、デリケートゾーンや背中、お腹など乾燥を避けたいところもあります。
したがって、体全体を洗うボディソープには、しっかり汚れを落とす以外にも「肌に潤いを与える」という役割が課せられているのです。
ボディソープに含まれている保湿成分によって、肌の潤いを保ち、乾燥からくる肌トラブルから守ってくれています。

ボディソープ

ハンドソープの役割

ハンドソープは名前のとおり、手の汚れを落とすためのものです。手には、目に見える汚れの他にも雑菌やウィルスなど目に見えない汚れも付いています。
生活する中で、さまざまなものに触れている手は、自分が思っている以上に汚れているのです。したがって、帰宅後や食事前にはしっかり手を洗い、清潔な状態にすることが肌トラブルと病気の予防にもつながります。
そのため、ハンドソープには汚れを落とすことに加えて、手の殺菌・消毒の役割も課せられています。

ハンドソープ

ボディソープとハンドソープの違いは「殺菌成分」と「保湿成分」

ボディソープの中には殺菌成分が配合されているものもあります。しかし、基本的には、手に付いた雑菌を除去する目的で作られているハンドソープの方が殺菌作用は優れています
一方、体を優しく洗うという目的で作られているボディソープは、殺菌成分よりも保湿成分に優れています。ボディソープにあまりに強い洗浄成分や殺菌成分が配合されていると、肌を優しく洗うことができず、肌トラブルの原因となってしまうのです。
ボディソープとハンドソープは、「汚れを落とす」という共通の目的以外に、「体の保湿」「手の殺菌」というそれぞれの役割を果たすために、配合されている成分に違いがあります。

「体の保湿」「手の殺菌」と配合されている成分に違いがある

ハンドソープで体を洗うのは控えた方が良い

ボディソープは弱アルカリ性~アルカリ性です。一方、一般的なハンドソープは(強)アルカリ性のものが多く販売されています。
アルカリ性は洗浄力が強いのが特徴です。したがって、アルカリ性であるハンドソープで全身を洗ってしまうと、強い洗浄成分のせいで肌荒れを起こしてしまう可能性があります。
ボディソープを切らしてしまっていたとしても、代用としてハンドソープで体を洗うのは止めておきましょう

ハンドソープは洗浄力が強いので体を洗うのは止めましょう

ボディソープで手を洗うのはOK!ただし洗い方に注意する

「ハンドソープを切らしてしまったのでボディソープを代用して手を洗おう」と考えたことのある方もいるかと思います。
成分的に考えると、ボディソープで手を洗うのはOKです。ただし、ボディソープの容器であるポンプは、ワンプッシュでも量がたくさん出てしまう構造になっています。
手を洗うだけの量を出すのであれば、ポンプを慎重に押し、少量ずつ出すように気を付けましょう。
また、ボディソープはハンドソープに比べて泡切れが悪いものが多いので、洗った後は泡やぬめりが残らないように念入りにすすぐことが大切です。

ボディソープで手を洗う場合は念入りにすすぐ

まとめ

体を洗うために作られているボディソープは、肌の潤いを保つために保湿成分に優れています。手を洗うために作られているハンドソープは、しっかりと汚れを落とし、手に付いた雑菌を除去するために殺菌成分に優れています。
このように、それぞれの成分配合には理由があるため、「ボディソープで体を洗う」「ハンドソープで手を洗う」というように決められた用途で使うことが一番効果的です。
やむを得ずどちらかで代用したいという場合には、ボディソープで手を洗うのはOKですが、ハンドソープで体を洗うのはNGです。
健やかな肌状態を守るために、ボディソープとハンドソープは、決められた方法で正しく使いましょう。
ファムズベビーシリーズのエンジェルソープであれば、フェイス・ボディ・ハンド・デリケートゾーンなどに使えるオールワンソープなので、使い分ける必要がありません。皮膚に近いPH値に調整された弱酸性の低刺激製品なので、赤ちゃんや敏感肌の方にも最適なソープです。
必要な潤いを残しつつ、しっかりと汚れを落とし、自然な美肌に導きたい方には、ファムズベビーシリーズのエンジェルソープがおすすめです。