赤ちゃんの飛行機はいつからOK?健康への影響や乗る際のポイント・持ち物を解説

赤ちゃんの飛行機はいつからOK?健康への影響や乗る際のポイント・持ち物を解説

旅行や実家への帰省などで飛行機を利用する際、赤ちゃんがいるママやパパにとって気になるのが「いつから乗っても良いのか」ですよね。航空会社の規定や健康への影響が気になるところです。
そこで今回は、赤ちゃんはいつから飛行機に乗れるのかについて、乗る際のポイントや持ち物などと一緒に解説します。 

赤ちゃんが飛行機に乗れるのはいつから?

現在日本の大手航空会社の規定によると、赤ちゃんは生後8日以降であれば搭乗できるとされています。地上とは異なった環境下で、生後8日目までの赤ちゃんには健康への影響が考えられるためですね。
ただし日本の航空会社でも、会社によって規定は異なります。たとえばジェットスター・ジャパンは生後3日から7日までの場合は、医師の診断があれば搭乗可能です。必ず搭乗予定の航空会社に確認をしましょう。
また国際線の場合は当然のことながら、赤ちゃんでもパスポートが必要です。パスポートの取得まではある程度の期間が必要となるため、実際に飛行機に乗れるのは生後8日目よりも後となるでしょう。
またANAとJALでは国内線と国際線で、それぞれ以下のような条件があります。

【ANA国内線】

・3歳未満の幼児には12歳以上の同伴者が必要
・大人1名につき3歳未満の幼児2名まで(※幼児のうち1名は座席を有料で利用する)

【ANA国際線】

・2歳未満の幼児には12歳以上の同伴者が必要
・大人1名につき2歳未満の幼児2名まで(※幼児のうち1名は座席を有料で利用する)

【JAL国内線】

・3歳未満の幼児には12歳以上の同伴者が必要
・大人1名につき3歳未満の幼児2名まで(※幼児のうち1名は座席を有料で利用する)

【JAL国際線】

・2歳未満の幼児には16歳以上の同伴者が必要
・大人1名につき2歳未満の幼児2名まで(※幼児のうち1名は座席を有料で利用する)
・出産予定日から28日以内の妊婦の場合、1名につき2歳未満の幼児1名まで(※幼児は座席を有料で利用する)

赤ちゃんと飛行機に乗る際の4つのポイント

赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る際は、快適に過ごすためのポイントがあります。全部で4つを見ていきましょう。

通路側の座席を選ぶ

まずは通路側の座席を選ぶことです。搭乗中に赤ちゃんがぐずった際、サッと通路に出てあやすことができます。またトイレにも行きやすいのは安心ですね。

通路側の座席

飛行機に乗せる前にたくさん遊ばせる

飛行機に乗せる前に、たくさん遊ばせておくことも有効です。たくさん遊んで疲れた赤ちゃんが飛行機の中で眠ってくれれば、ママやパパの負担はグンと軽くなります。空港によっては子どもが遊べるスペースもあるため、上手に活用してたくさん遊ばせましょう。

搭乗前に遊ばせる

赤ちゃん向けの機内サービスを利用する

飛行機には赤ちゃん向けの機内サービスがあるので、ぜひ利用しましょう。具体的なサービス内容は航空会社によってさまざまです。赤ちゃん用のおもちゃやブランケット、ミルクを作るためのお湯、紙おむつなどが準備されているところもあります。
またぜひ利用したいのが、バシネットと呼ばれるベビーベッドです。赤ちゃんを横にできるので、ママとパパの負担も軽くなります。予約が必要となる場合もあるため、事前に確認をしておきましょう。

機内サービスを利用

基本的にベビーカーは機内に持ち込めない

基本的に普段使用しているベビーカーは、大きさの問題から機内に持ち込めません。ただし最近はコンパクトに折りたためるタイプのものも登場しているため、規定サイズに納まるのであれば持ち込めます。持ち込めなかったベビーカーは、チェックイン時にカウンターに預けましょう。
台数に限りがありますが、代わりにチェックインから搭乗まで使えるベビーカーを貸し出してくれます。

ベビーカー

飛行機に乗っても、赤ちゃんの健康に影響はない?

いくら航空会社の規定で飛行機に乗れるといっても、やはり赤ちゃんへの健康に影響があるのではないかは心配ですよね。特に離着陸時の気圧の変化は不安です。
結論から述べると、気圧の変化自体は赤ちゃんの健康面に影響はありません。ただし耳抜きが上手にできないことから痛みを感じて、ぐずってしまう子はいるでしょう。ミルクや白湯、おしゃぶりを与えると、上手に耳抜きができて痛みを感じなくなります。

何が必要?赤ちゃんと飛行機に乗る際の持ち物

最後に赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る際の持ち物を紹介します。

何が必要?赤ちゃんと飛行機に乗る際の持ち物

赤ちゃんの搭乗料金

赤ちゃんが飛行機に乗る場合、必要となる料金は航空会社や国内線・国際線で異なります。
日本の大手航空会社の料金規定は、以下のとおりです。

【ANA・JAL国内線】

 

3歳未満で座席を利用しない場合:料金不要
3歳未満で座席を利用する場合:搭乗日によって異なる
同伴者のひざの上に乗せて搭乗する場合は、料金がかかりません。ただし同伴者1人につき、赤ちゃんは1人までです。2人以上の赤ちゃんと搭乗する場合は、もう1人の赤ちゃんは有料で座席を確保する必要があります。
座席の料金は搭乗日によって異なるので、ホームページなどを確認しましょう。

【ANA・JAL国内線】

 

2歳未満で座席を利用しない場合:大人運賃の10%
2歳未満で座席を利用する場合:大人運賃の75%
国内線と同じように同伴者のひざの上に乗せて登場する場合、大人運賃の10%がかかってきます。
また同伴できる人数も国内線と同様です。2人以上の赤ちゃんと一緒に搭乗する場合、1人は必ず座席を確保しなければいけません。料金は大人運賃の75%です。

まとめ

日本の大手航空会社では、生後8日以降から飛行機に搭乗できるとされています。ただし詳細は航空会社によって異なるため、それぞれ確認をしてください。
健康面への影響はありませんが、いつもとは違った環境で赤ちゃんもぐずる可能性が高くなります。搭乗前にいっぱい遊ばせておく、機内サービスを上手に活用するなどの工夫をして、赤ちゃんだけでなくママやパパも快適な空の旅を楽しんでくださいね。