赤ちゃんにほくろができるのはいつ頃?ほくろの種類と対処法についても解説
目次
- ・そもそもほくろとは?
- ・赤ちゃんにほくろができ始める時期
- ・赤ちゃんにほくろができたらどうするべき?
- ・色で見る赤ちゃんのほくろの種類
- ・生まれた時からあるほくろには注意が必要
- ・赤ちゃんにほくろができないようにするには?
- ・まとめ
シミ一つなかった赤ちゃんの肌にほくろを発見した時、「ほくろって急にできるもの?」「このままにしておいて平気かしら?」と気になるママも多くいます。また、生まれた時から大きく目立つほくろがあると、「病気かも」と不安に思うのも当然です。
今回は、赤ちゃんのほくろがいつ頃できるのか、ほくろの種類と対処法などについて解説します。
そもそもほくろとは?
医学的にほくろは、「色素性母斑」または「母斑細胞性母斑」と呼ばれ、色素細胞になり切れなかった母斑細胞が増えてまとまったもので良性の腫瘍の一種です。母斑細胞は、メラニンによって生成されるので、ほとんどが黒色や茶色などの斑点として現れます。
ほくろができる大きな原因は、紫外線を浴びることです。紫外線を浴びることでメラニンを生成しやすくなるので、ほくろやシミができてしまいます。他にもほくろができる原因として考えられているのが、生活習慣の乱れやホルモンバランスの変化などです。
赤ちゃんにほくろができ始める時期
ママのお腹の中にいた赤ちゃんは、紫外線を浴びることもないのでほくろがない状態で生まれてきます。しかし、生まれて紫外線を浴びるようになると、少しずつメラニンを生成し、ほくろができてきます。一般的には、生後6ヶ月頃からほくろが見られるようになってきますが、早い場合は、3ヶ月頃から現れてきます。
ほくろの現れる場所は決まっておらず、いろいろなところに小さな黒い点として表れますが、成長するにしたがって大きくなり5㎜~7㎜程度までなることもあります。
赤ちゃんにほくろができたらどうするべき?
赤ちゃんのほくろは、ほとんどが良性なのでそのままにしておいても問題ありませんが、中には悪性のものもあるため、気になるようであれば医師に相談することが大切です。悪性であれば、皮膚だけでなく組織も一緒に除去する必要がありますが、施術をしても赤ちゃんの皮膚は、薄く再生能力も高いので、回復が早く手術痕も目立たなくなっていきます。
また、小さいほくろの場合は、レーザーでほくろを焼き切ってしまう方法やメスを使ってほくろを切り取る方法があり、ほくろの状態によって治療方法が変わっていきます。欧米では、子どもが小さいうちにほくろを取ってしまう文化もありますが、一度、ほくろを取ると次々と気になって施術を繰り返すこともあるので、子どもの意思を尊重して、どうするかを決めてもよいでしょう。
色で見る赤ちゃんのほくろの種類
ほくろと言えば、黒色や濃い茶色のイメージですが、赤ちゃんのほくろは、違う色で現れることがあります。
でき始めのほくろは茶色をしています。ほくろは、紫外線によって色が濃くなっていきますが、1度紫外線に当たったくらいでは黒くなりません。何度も紫外線に当たることで少しずつ色が濃くなっていくのがほくろです。
赤ちゃんの肌に赤色のほくろが急に現れることがありますが、これは、「いちご状血管腫」と呼ばれるもので、生後数週間程度の早い時期から現れることがあります。未熟な毛細血管が増えることで現れるいちご状血管腫は、一時的に大きく盛り上がることもありますが、小学校に通う頃には、赤みが薄くなり目立たなくなっていきます。しかし、あざが残ることや現れた場所によっては、後遺症を残すこともあるので、赤色のほくろが現れた段階で小児科や皮膚科を受診するようにしましょう。
母斑細胞によってできるほくろは、含まれるメラニン色素によって黒色以外のほくろになる場合もあります。黒いメラニン色素によって現れた黒あざは、ほくろと認識され、青色の場合は、青色母斑と分類されます。
赤ちゃんの頃にできる青色母斑は、少し盛り上がった1㎝以下の大きさのものがほとんどですが、急に青色母斑ができ大きくなっていくようであれば、悪性化する可能性もあるので、病院で診てもらうようにしましょう。
生まれた時からあるほくろには注意が必要
生まれた時から黒いあざがある赤ちゃんもいますが、これは「先天性色素性母斑」で厳密に言うと、ほくろではありません。
紫外線を浴びることによってできる後天的なほくろは、そのほとんどが良性なので、乳児検診の時に医師から指摘をされない限り、心配することはありません。しかし、生まれた時からあるほくろ(先天性色素性母斑)の場合は少し注意が必要です。
生まれた時からあるほくろは、表皮と真皮の間の境界エリアに発生する「境界母斑」と真皮内にできる「真皮内母斑」、二つが複合されてできる「複合母斑」で直径1㎝以下のものがほとんどです。しかし中には、5㎝を超える「巨大性色素母斑」を持って生まれる赤ちゃんもいます。この場合、赤ちゃんが成長した時に悪性化する可能性があるので注意が必要です。
赤ちゃんにほくろができないようにするには?
ほくろができる原因のほとんどが紫外線なので、ほくろができないようにするためには、紫外線を浴びないことが一番です。しかし、骨の成長にも大きな役割がある紫外線をすべて遮断するわけにはいかないので、日ごろのケアが大切です。
赤ちゃんと外出する時は、帽子をかぶらせる、ベビーカーに日よけを付ける、紫外線が強い時間帯は外に出ないなどの対策を心掛けましょう。特にUVケアにおすすめなのが、赤ちゃん用の日焼け止めを塗ることですが、製品によっては、赤ちゃんの肌にダメージを与えることもあります。
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まとめ
キレイな赤ちゃんの肌にほくろができると、とても気になってしまいますが、ほとんどのほくろは良性なので、あまり気にする必要はありません。しかし、少しでも気になるほくろがあった場合は、速やかに医師に相談することが大切です。また、ほくろ予防には、日ごろから日焼け対策を行ってあげるとよいでしょう。