赤ちゃんとの海外旅行はいつからOK?持ち物や注意点についても解説

赤ちゃんとの海外旅行はいつからOK?持ち物や注意点についても解説 

海外旅行が大好きなパパやママにとって気になるのが、「赤ちゃんとの海外旅行はいつから行けるのかな?」ではないでしょうか。また小さな赤ちゃんを連れての旅行は、健康面や飛行機での過ごし方、持ち物など不安なこともたくさんありますよね。
今回は赤ちゃんとの海外旅行はいつからOKなのか、そして旅行する際の注意点とおすすめの持ち物について解説します。

新生児でも海外旅行に行くことは可能

日本にある大手航空会社では、生後8日以降であれば飛行機に搭乗できると規定されています。生後28日未満の新生児でも、生まれてから8日が経過すれば海外旅行に行けるというわけです。
とはいっても、生まれたばかりの赤ちゃんでも海外旅行には当然パスポートが必要です。パスポートは申請をしてから実際に受け取れるまで、約1週間が必要です。
さらにパスポート申請には戸籍謄本戸籍抄本が必要となり、取得には出生届を提出してから1週間前後かかります。つまり、赤ちゃんが実際に生まれてからパスポートを取得できるまで、どれだけ短くてもトータル2週間ほど必要ということです。
赤ちゃんを飛行機に乗せる際の運賃や、そのほかの条件については各航空会社のホームページを参考にしてください。各航空会社によって内容が異なります。

新生児でも海外旅行に行くことは可能

生後6ヶ月以降まで待つと、旅行をより楽しめるかも!

生後8日以降であれば海外旅行に行けるものの、やはりパパやママにとって小さな赤ちゃんとの旅行は大変です。睡眠のリズムが整っていないため昼夜関係なく泣いたり、また免疫力の弱さから慣れない土地で病気になったりすることがあるかもしれません。
しかし、生後6ヶ月以降なら睡眠リズムも整い、離乳食も始まってくる時期です。特別急ぐ必要がないなら生後6ヶ月以降まで待ったほうが、余裕を持って旅行を楽しめるでしょう。

生後6ヶ月以降まで待つと旅行をより楽しめる

飛行機は赤ちゃんの健康面に影響ないの?

日本から海外へ旅行に行く多くの場合、飛行機を利用することになるでしょう。飛行機に乗る際に気になるのが、赤ちゃんの健康面への影響です。
飛行機が離陸して地上を離れると、耳がキーンとなった経験を持つ人も多いのではないでしょうか。気圧の変化によって、耳の中にたまっていた空気が膨張したり縮んだりするのが原因です。
気圧の変化自体は赤ちゃんの健康面に影響はありません。ただし耳に痛みを感じて泣いてしまうことはあるでしょう。
大人であれば自分で耳抜きをして対処できますが、赤ちゃんはできません。飛行機の離着陸時にミルクや母乳、おしゃぶりなどを与えると、自然と耳抜きができるようになります。

気圧の変化によって耳の中にたまっていた空気が膨張したり縮んだりする

赤ちゃんと旅行に行く国を選ぶ際のポイント

赤ちゃんと旅行に行く際は、訪れる国をしっかり吟味しましょう。旅行先によっては赤ちゃんへの負担が少なくなるため、パパとママも楽しい時間を過ごせるはずですよ。
国を選ぶ際のポイントは日本から近い国、そして日本と時差が少ない国です。

日本から近い国を選ぶ

まずは日本から近い国です。日本から近ければ近いほど、飛行機に乗っている時間も少なくて済みます。
狭い機内で何時間も過ごすのは赤ちゃんにとっては大きな負担。「機嫌が悪くなって泣かないかな」「ほかのお客さんに迷惑をかけたらどうしよう」など、パパとママの心配も軽くなります。

日本から主な近い国・都市

2つ目は日本と時差が少ない国です。赤ちゃんは睡眠リズムがまだ安定していない時期です。さらに大きな時差が加わると、ますます安定しなくなってしまうでしょう。
また赤ちゃんのお世話をしながら旅行を楽しむには、パパとママの体調管理も大切です。時差が少ない国であれば、現地に着いてからパパとママも元気に過ごせますよ。

赤ちゃんと飛行機に乗る際のポイント

飛行機に乗る際は、できるだけパパとママ、そして赤ちゃん自身にも負担をかけたくないですよね。続いては、飛行機に乗る際のポイントについて紹介します。

座席は通路側を選ぶ

まずは通路側の座席を選ぶことです。外の景色を眺めたいという理由で窓側の座席を選びたい人もいるかもしれませんが、赤ちゃんのことを考えると通路側がよいでしょう。
泣き出した際にサッと通路に出てあやしたり、オムツ交換する際もすぐにトイレに行けたりするので便利です。また客室乗務員に何かお願いをしやすいのも通路側のメリットですね。

座席は通路側を選ぶ

飛行機に乗る前は極力眠らせない

搭乗前に極力眠らせないこともおすすめです。飛行機に乗る前にたっぷり寝てしまうと機内で眠れず、ぐずってしまうかもしれません。なるべく眠らせないようにすることで、機内でグッスリ眠ってくれるようになるでしょう。

搭乗前に極力眠らせないことで機内でグッスリ眠ってくれる

赤ちゃん向けの機内サービスを利用する

航空会社によっては赤ちゃん向け機内サービスを提供しています。サービス内容は航空会社によってさまざまです。絵本おもちゃの貸し出し、粉ミルク紙パンツの準備、離乳食の提供などです。
サービスによっては予約が必要なこともあるため、事前に航空会社のホームページなどで確認しておきましょう。

赤ちゃん向けの機内サービスを事前に確認し利用する

バシネットを利用する

最後はバシネットの利用です。バシネットとは赤ちゃん用ベッドのことです。ベッドに横になるだけでも赤ちゃんへの負担が少なくなり、機内でも快適に過ごせるようになるでしょう。予約が必要なこともあるため、事前にチェックしておいてください。

バシネットを利用し赤ちゃんの負担を軽減する

赤ちゃんとの海外旅行には何を持っていけばいい?

赤ちゃんと一緒だと、忘れ物があっても訪問先で気軽に買い物に行けないかもしれません。日本出発前にしっかり準備をしておきたいものです。おすすめの持ち物を見ていきましょう。

持っていくべきもの

ベビー用品は普段使い慣れているものを持っていきましょう。おもちゃは子どもが機内で飽きないように、大好きなものを厳選していくとよいですね。
スキンケア用品も日本から持っていきましょう、日本では生まれてすぐからの保湿ケアが推奨されています。
海外のスキンケア用品は成分的に刺激が強い場合や、日本の基準と違う成分が使用されていたりするので、日本でいつも使用しているスキンケア用品を持っていったほうが安心です。海外で体のトラブルを起こしてしまうと、言葉や文字がわからず病院に行くのも大変ですからね。
母子手帳の写しがあれば旅先で医療機関にかかる際、出生時の状況など参考になります。また紫外線が強い国へ行く場合は、紫外線対策グッズも忘れてはいけません。
ファムズベビーシリーズのエンジェルUVスプレーは、赤ちゃんでも安心して使える紫外線対策グッズです。肌の潤いを保ちながら、SPF35で紫外線から赤ちゃんの肌を守ってくれます。

あると便利なもの

渡航先によっては食事が口に合わないかもしれません。レトルト食品グッズをいくつか荷物に入れておけば、ホテルの部屋で食べられますね。
発熱したときに便利なのが冷却シートです。熱中症の疑いがあるときも使用できます。
またホテルのベッドをおねしょで汚さないように、防水シートもあるとよいでしょう。

赤ちゃんと海外旅行に行く際の注意点

最後に赤ちゃんと海外旅行に行く際の注意点を2つ紹介します。

海外旅行保険の加入を忘れない

出発前に海外旅行保険に加入するようにしましょう。国によっては医療費が高く、ちょっと体調不良で通院しただけで高額な診療費を請求される可能性があります。赤ちゃんの分も忘れずに加入してください。

高額な診療費を避けるためにも海外旅行保険に加入する

普段の旅行よりも大変になることを理解しておく

2つ目は普段の旅行よりも大変になることを理解しておくことです。飛行機で赤ちゃんが泣いたり、ホテルで急に熱を出したりと、大人だけの旅行よりも大変になるのは確実でしょう。

「こんなはずじゃなかった」と出かけてから後悔する前に、ある程度の負担があることを理解しておくことが大切です。

普段の旅行よりも大変になることを理解しておく

まとめ

日本の大手航空会社では、生後8日以降から搭乗ができます。しかしパスポート申請などにかかる期間を考慮すると、実際に海外旅行へ行けるのは生後2週間以降となるでしょう。
日本から近い国、そして日本と時差が少ない国を選ぶと赤ちゃん自身だけでなく、パパとママへの負担も減らせるはずです。
今回紹介した持ち物や注意点なども参考にして、安全に、そして快適に赤ちゃんとの海外旅行を楽しんでくださいね。