赤ちゃんに保湿ケアが欠かせない理由とは?正しい保湿について解説

赤ちゃんに保湿ケアが欠かせない理由とは?正しい保湿について解説

赤ちゃんの肌に薄さは大人の3分の1しかないので、とてもデリケート。ちょっとしたことが刺激となり、肌トラブルが起こってしまうので、日頃のケアが欠かせません。そこでとくに大切なのが保湿ケアです。
今回は、赤ちゃんの肌の特徴や、正しい保湿ケアの方法について詳しくお伝えします。

赤ちゃんの肌の状態は?

生まれて間もない赤ちゃんと数ヶ月経ってからの赤ちゃんでは、肌の特徴が異なりますので、肌のケアも変えていく必要があります。まずは、その違いから見ていきましょう。

新生児~生後2ヶ月くらいまでの赤ちゃんの肌

生まれたばかりの赤ちゃんの肌は、新生児特有の「胎脂」に覆われているので、乾燥などによる肌のトラブルは起きにくい状態です。しかし、逆に皮脂が多いことによって、新生児ニキビや脂漏性湿疹が見られることがあります。
いずれも、余分な皮脂を取り除いて皮膚を清潔に保っていれば自然と治まってくることが多いのですが、あまり症状がひどいようなら、小児科や皮膚科を受診しておくと安心でしょう。

新生児ニキビ、脂漏性湿疹清潔に保っていれば自然と治まってくる

生後2ヶ月以降の赤ちゃんの肌

生後2ヶ月をすぎると皮脂の分泌が減少してくるため、肌が乾燥しやすくなります。そのため、この頃から保湿ケアが必要になると考えておきましょう。
さらにこの時期は、天然保湿成分のアミノ酸や角質層細胞間物質であるセラミドなども少ない状態です。アミノ酸やセラミドが少ないと、肌の水分を維持しにくいうえにバリア機能も低下してしまいます。よりこまめな保湿ケアが必要な時期でもあるのです。

アミノ酸やセラミドも少ない状態で乾燥しやすい

赤ちゃんの肌を保湿しないとどうなる?

では、生後2ヶ月以降の乾燥しやすい時期に、赤ちゃんの肌を保湿しないと、どのような変化があるのでしょうか。
まず、赤ちゃんの肌が乾燥していると、炎症が起きやすくなります。あせもなどの予防に保湿が欠かせないといわれているのはこのためです。
また、国立成育医療研究センターの発表によると、保湿とアトピー性皮膚炎には深い関係があるとされており、適切な保湿によってアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下するということわかっています。さらに、乳児期のアトピー性皮膚炎が食物アレルギーの発症につながることも同研究によって発表されています。赤ちゃんにとっての保湿がいかに重要であるかがわかりますね。

・アトピー性皮膚炎の発症リスク・食物アレルギーの発症につながる

赤ちゃんの肌に塗る保湿剤の選び方

赤ちゃんの肌をしっかり保湿するためには、保湿剤が欠かせません。市販されている保湿剤には、ローションやクリーム、オイル、ワセリン、軟膏など、さまざまなタイプのものがありますが、それぞれの効果を確認したうえで、赤ちゃんの肌の状態に合わせて選ぶようにしましょう。赤ちゃんの成長に合わせたタイプを選ぶのもポイントです。
また、保湿剤を選ぶ際には、含まれている成分もチェックするようにしてください。赤ちゃんの肌はとてもデリケートですし、誤って舐めてしまうこともありますので、安心して使えるものを探すようにしましょう。
ファムズベビーシリーズのエンジェルフォームは、厚生労働省が定めた成分だけを使用し、その中でも医療用の最高品質のものを厳選して国内で製造しています。そのため、うっかり赤ちゃんの口に入っても安心。すでに多くの助産院や助産師に採用されています。また、全身に使用できるので、これ1本で赤ちゃんの保湿ケアが可能です。

・含まれている成分もチェックする・肌の状態に合わせて選ぶ

より効果を高めるための正しい保湿方法とは?

それでは、より効果を高めるための正しい保湿方法を見ていきましょう。

正しい保湿方法

肌を清潔にしてから保湿する

赤ちゃんの肌が汗やほこりなどで汚れたまま保湿剤を使っても、本来の効果が得られません。そのため、まずは肌を清潔にすることが必須。その際、タオルなどで拭うだけでもよいのですが、ゴシゴシ擦るのはNGです。
また、たくさん汗をかいた後などは、軽くシャワーで流してあげるとよいでしょう。ただし、毎回ボディーソープを使わないようにしましょう。ボディーソープなどは、必要以上に皮脂を取り除いてしまいますので、使用するのは1日に1回程度にしておいてくださいね。そして、泡が残らないように、しっかりと洗い流すようにしましょう。

保湿剤を使うタイミング

肌をきれいにした後は保湿剤を使いますが、顔や体を拭いた後は乾燥しやすい状態ですので、できるだけ早く塗ってあげるようにしましょう。とくに入浴後は、体の表面の水気とともに皮膚の水分も奪われやすくなりますので、遅くても5分以内には保湿ケアを行ってください。

保湿剤の塗り方

保湿剤のタイプにもよりますが、基本的には清潔な手に必要な量の保湿剤を取り、赤ちゃんの肌に点々と置いてから手のひら全体で丁寧に塗り広げるようにしましょう。首回りや腕・足の関節、手首、足首など、しわがあるところにもしっかり塗りのばしてくださいね。

保湿ケアは季節を問わず必要

乾燥対策というと冬のイメージが強いかもしれませんが、赤ちゃんの保湿ケアは、季節を問わず1年中必要です。とくに乾燥が気になる冬場は、保湿回数を増やすようにして、赤ちゃんの肌を守ってあげてくださいね。

まとめ

今回は、赤ちゃんの肌の特徴や正しい保湿ケアの方法についてお伝えしました。生後2ヶ月をすぎると、皮脂の分泌が急激に減少してくるので、保湿ケアをはじめるタイミングです。
肌が乾燥していると炎症が起きやすくなりますし、アトピー性皮膚炎に発展するリスクも高くなります。肌を清潔にしたうえで、赤ちゃんに合った保湿剤を使用し、まんべんなく丁寧に塗ってあげるようにしましょう。