生後10ヶ月の赤ちゃんの成長とは?お世話のポイントと注意点をご紹介

生後10ヶ月の赤ちゃんの成長とは?お世話のポイントと注意点をご紹介

赤ちゃんをお世話していると、発育や成長について、関わり方についてなど、悩みや疑問が尽きないものです。悩みや疑問を解決するためにも、月齢ごとの成長について、正しく知っておきましょう。
今回は、育児中のママに向けて、生後10ヶ月の赤ちゃんの成長と特徴、お世話のポイントと注意点を解説します。月齢にあわせた対応を知り、ぜひ赤ちゃんとの貴重な時間を楽しんでみてください。

生後10ヶ月の赤ちゃんの成長

まずは、生後10ヶ月の赤ちゃんの成長について、解説します。ただし、成長には個人差があるので、あくまで目安として確認してください。

身長・体重

厚生労働省のデータによると、生後10ヶ月~11ヶ月の赤ちゃんの身長・体重の目安は、以下のとおりです。

身長・体重

出典:厚生労働省 乳幼児身体発育調査(平成22年度)

食事・授乳

離乳食は1日3回を目安にし、しっかりと量を食べているならば、授乳回数を徐々に減らしていきましょう。
おやつについても、食事に影響が出ない量であれば、与えても問題ありません。

睡眠量

生後10ヶ月ごろの赤ちゃんの睡眠時間は、1日約13時間が目安です。お昼寝の時間が少なくなり、午前・午後にそれぞれ昼寝をしていた赤ちゃんも、どちらか1回まとめて眠るようになってきます。

排泄

離乳食が進むにつれて消化能力が高まり、水っぽさがなくなってきます。においや形も、どんどん大人の排泄物に近づきます。食材がそのままの形で出てくることも、少なくなるでしょう。

生後10ヶ月の赤ちゃんの特徴

生後10ヶ月の赤ちゃんの特徴を、3つ解説します。

生後10ヶ月の赤ちゃんの特徴

つたい歩きがはじまる

生後10ヶ月になると、ハイハイやつかまり立ちにも慣れ、いよいよ「つたい歩き」がはじまります。
つたい歩きと言っても、まだスムーズに歩けるわけではありません。数歩だけでやめてしまうことや、座る体制に戻れずに泣いてママを呼ぶ子も多いことでしょう。もちろん、つたい歩きに興味を持たず、ハイハイをつづける子もいます。
それぞれの赤ちゃんの成長ペースにまかせ、優しく見守ってあげましょう。

記憶が発達してくる

生後10ヶ月の赤ちゃんは、記憶力や予測力が発達してきます。そのため、「お気に入りのおもちゃを探す」「好きなおやつをねだる」といった行動も、珍しくありません。いないいないばあを喜ぶようになるのも、ママがそこにいたことを覚えているからです。言葉についても、実際に話すのはまだ先であるものの、周りの大人の言っていることをインプットするようになります。家族間で日常の会話を楽しみ、赤ちゃんにもできるだけ話しかけてあげましょう。

大人のまねっこができるようになる

上記のとおり、生後10ヶ月の赤ちゃんは、記憶力が発達してきます。大人のまねっこができるようになるのも、その証です。大人が手をやるのと同じところに手をやったり、バイバイと手を振ると振り返してくれたりと、かわいい姿をたくさん見せてくれるでしょう。
もちろん、まねっこにも個人差があるので、しないからと言って無理強いしたり焦ったりする必要はありません。

生後10ヶ月の赤ちゃんをお世話する際のポイント

生後10ヶ月の赤ちゃんをお世話する際のポイントを、3つ解説します。

生後10ヶ月の赤ちゃんをお世話する際のポイント

離乳食はできるだけ自分で食べさせる

赤ちゃんによっては、食事への意欲が高まり、手づかみ食べをはじめることもあります。うまく食べることができないため、食事が進まないことや食卓が汚れることに、ストレスを感じるママも多いことでしょう。
しかしながら、手づかみ食べは「自分でやりたい」という気持ちの表れであり、成長の大切な一過程です。食卓の下にレジャーシートを敷くなどの工夫で掃除の負担を減らし、優しく見守ってあげましょう。また、手づかみ食べをしない場合も、焦る必要はありません。食卓を楽しい雰囲気にすることを心掛け、赤ちゃんのペースにまかせてあげてください。

食べ物の好き嫌いが出てきたら調理法を工夫する

生後10ヶ月ごろの赤ちゃんは、1日3回の離乳食にも慣れ、食べムラ好き嫌いが目立つようになります。嫌いな食材が出てきたら、調理法を工夫してみましょう。他のものに混ぜたり、調理法を変えたりするだけで、あっさりと食べてくれるケースもあります。気分によって食べないだけのこともあるため、嫌いと決めつけないことが大切です。
また、栄養面が気になるママも多いことと思いますが、1週間トータルの栄養バランスが整っていれば、1食ごとのバランスを神経質に気にする必要はありません。市販のベビーフードなどもうまく取り入れながら、できるだけおおらかな気持ちで取り組んでみましょう。

ダメなことはダメとはっきり伝える

生後10ヶ月ごろの赤ちゃんは、言葉こそまだ分からないものの、大人の顔や声の調子で言っていることをある程度理解するようになります。
そのため、危険なことやしてはいけないことに関しては、はっきりと「ダメ」と伝えるようにしましょう。ただ言葉をかけるのではなく、怖い顔や強い語調で伝えていくことが大切です。ただし、あまり「ダメ」と言ってばかりでは、ママも赤ちゃんも疲れてしまいます。家の中ではあまり「ダメ」と言わなくてもいいよう、危ないものや触ってほしくないものは、あらかじめ遠ざけておきましょう。

生後10ヶ月の赤ちゃんをお世話する際の注意点

最後に、生後10ヶ月の赤ちゃんをお世話する際の注意点について、2つ解説します。

用意するもの

肌の乾燥やトラブルに注意する

あせもおむつかぶれなどの肌トラブル、肌の乾燥は、将来のアトピー・アレルギーの原因になると考えられています。赤ちゃんのうちから肌を清潔に保ち、保湿を心掛けるようにしましょう。保湿剤を使用する際は、口にいれても問題のない安全な商品を選ぶことが大切です。ファムズベビーの商品は、口にいれても問題ないばかりでなく、肌にバリアをつくり保湿と保護を同時に行ってくれます。赤ちゃんの肌トラブルが気になる方は、ぜひ利用を検討してみてください。

ケガに注意する

生後10ヶ月ごろの赤ちゃんは、ハイハイやつかまり立ちだけでなく、つたい歩きをする場合もあります。落下や転倒のリスクも高まるので、あらかじめ対策をうっておきましょう。

まとめ

生後10ヶ月ごろの赤ちゃんには、「食べムラや好き嫌いが出てくる」「記憶力が発達してくる」「つたい歩きをはじめる」などの傾向があります。

食事面では栄養バランスに悩んでしまうこともあるかもしれませんが、調理法などを工夫しながら、おおらかな気持ちで向き合っていきましょう。手づかみ食べをしたがる場合も、掃除しやすい環境を整えたうえで、できるだけ赤ちゃんのやる気を尊重してあげてください。

生活面では、まねっこ遊びなどをいっしょに楽しみ、ダメなことはダメとはっきり伝えていきましょう。ハイハイやつかまり立ち、つたい歩きによる事故を防ぐため、安全対策をしておくことも大切です。

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