生後7ヶ月の赤ちゃんはどのくらい成長している?お世話するポイントや注意点とは

生後7ヶ月の赤ちゃんはどのくらい成長している?お世話するポイントや注意点とは

赤ちゃんは生後7ヶ月になると声を出して笑ったり人見知りをしたりと、お世話する方も反応が楽しみになってくる時期に突入します。
生まれてからぐんぐん大きくなっていた体の成長は少し緩やかになり、それぞれに個性が出てきます。
今回は、生後7ヶ月の赤ちゃんの成長の様子やお世話する際のポイントを詳しく解説していきます。

生後7ヶ月の赤ちゃんの成長

生後7ヶ月の赤ちゃんは顔立ちもしっかりしてきて、体型にも個人差が現れます。おすわりが上達し、早い子は長い時間座っていられる子もいます。

身長・体重

厚生労働省のデータによると、生後7ヶ月~8ヶ月の赤ちゃんの身長・体重の目安は、以下のとおりです。

用意するもの

出典:厚生労働省 乳幼児身体発育調査(平成22年度)

食事・授乳

離乳食は2回食に進む子が多くなります。トロトロしたものつぶつぶのものが入っているようなものをしっかりごっくんできるかがポイントとなります。
また、口の中でモグモグしているような様子があるかも見ておきましょう。生後7ヶ月になると食べムラが出てくる子もいます。
離乳食を嫌がる日は無理に食べさせようとせず、焦らずゆったりとした気持ちで取り組んでください。とろみをつけるなどいつもと違った工夫をすると、赤ちゃんの食欲が戻ってくる可能性があります。
授乳離乳食後にあげるようにしてください。授乳量は母乳の場合はほしがるだけ飲ませ、ミルクの場合は粉ミルクの規定量に従ってあげましょう。

睡眠量

夜間まとまった睡眠を取る子が多いかと思いますが、中には夜泣きがはじまる子もいます。夜泣きの詳しい原因は解明されていませんが、大脳の発達に必要なものだと言われています。
この時期になると赤ちゃんの睡眠に関してパパの協力も大変重要なものとなってきます。ママが寝不足になり疲れてしまっているときには、パパが家事などに協力して助け合って育児をしていきましょう。

排泄

離乳食を食べるようになったら、その食べたものによってうんちの状態は日々変わっていきます。ドロドロしたものから形のあるものに変化したり、匂いも大人のものに近くなったりしてきます。
赤ちゃんのうんちの状態は健康に大きく関係があります。色が「赤・黒・白」だった場合は病気の可能性があるので病院を受診しましょう。

生後7ヶ月の赤ちゃんの特徴

生後7ヶ月の赤ちゃんは、おもちゃを持って自分で遊んだり、おすわりをしたりと少しずつ自分の世界を広げていっています。うれしいことも困ったこともすべてが成長なので温かく見守っていきましょう。

生後7ヶ月の赤ちゃんの特徴

乳歯が生えはじめる (出典:日本歯科医師会)

生後7~8ヶ月で乳歯が生えはじめる子が多いようです。最初下の前歯が2本生えてきます。歯茎に白い点が見えたら、それが乳歯の生えはじめです。
乳歯が生えてきたら虫歯にならないように、離乳食後ガーゼなどできれいに拭いてあげるとよいでしょう。

おすわりができるようになる

生後6ヶ月頃に両手をついたおすわりができる赤ちゃんがいますが、生後7ヶ月になると腰がすわり、両手を使わずにおすわりができるようになります。
おすわりできるタイミングは個人差があるので、7ヶ月になってもおすわりができない子もいます。他の赤ちゃんと違っても不安になることはありません。

指が器用になる

これまで手のひらを使って物をつかんでいた赤ちゃんが、生後7ヶ月頃になると指先を使って物をつかむようになります。
指の使い方が器用になってくるので、近くにティッシュの箱などを置いていたらいつの間にかティッシュを1枚ずつ抜き取られていたということも少なくありません。

人見知りがはじまる

いつもお世話してくれるママやパパの存在をしっかり認識できるようになっています。なので、ママやパパ以外の人を見ると泣き出したり硬直してしまったりする、いわゆる人見知りがはじまります。
人見知りは成長段階で大切なものですが、あまりにひどいと困ってしまう場面もあるでしょう。月齢が上がるにしたがってだんだんと落ち着いてくるので、気長につきあってあげましょう。

生後7ヶ月の赤ちゃんをお世話する際のポイント

生後7ヶ月の赤ちゃんには、これから学んでいく言葉や視野を広げるために必要な刺激を与えてあげることが大切になってきます。

お世話する際のポイント

積極的にコミュニケーションを取る

生後7ヶ月頃になると言葉こそ出てきませんが、表情や反応でママやパパと意思疎通が図れるようになってきます。嫌なときは嫌な顔をしたり、ほしい物をねだる仕草があったりと、赤ちゃんがどうしたいのかを察知できるヒントがたくさん出てきます。
周りの大人や兄弟姉妹がたくさん声をかけてあげるとよい刺激になります。赤ちゃんが発する声に反応してあげると、これからの言葉の発達に役に立ちます。

音の出るおもちゃ・カラフルなおもちゃを与える

赤ちゃんは音が大好きです。音の鳴るおもちゃを与えてあげると喜ぶことが多いでしょう。視力も上がってくる時期なので、カラフルなおもちゃや絵本を見せてあげると刺激になります。

生後7ヶ月の赤ちゃんをお世話する際の注意点

生後7ヶ月の赤ちゃんは離乳食が進んだり乳歯が生えてきたりすると同時に、さまざまなトラブルが起こりかねません。お世話する際にはどのような点に注意すればよいのかをまとめてみました。

生後7ヶ月の赤ちゃんをお世話する際の注意点

あせもや肌荒れに注意する

人の肌よりも薄いので、よだれやおむつによってかぶれることも少なくありません。代謝がよく汗もたくさんかくので、それが原因であせもになってしまうこともあります。
赤ちゃんを肌トラブルから守るには石鹸などで洗い清潔を保つこと、そして保湿してあげることが大切です。新生児期から使える「ファムズベビーシリーズのエンジェルフォーム」で全身保湿してあげると、肌トラブルを未然に防ぐことができるのでオススメです。

下痢や便秘に注意する

離乳食が進むにつれて下痢や便秘が起こりやすくなります。生後7ヶ月頃の赤ちゃんは消化機能が未熟なためです。
もしも下痢や便秘が起こった場合、食欲があり機嫌もよいようであれば心配ありません。逆に食欲がなく元気がなくなったり、発熱や嘔吐したりした場合は小児科を受診しましょう。

さまざまな病気に注意する

生後間もない頃は、お母さんからもらった免疫を持っているため、病気にかかりにくい状態でした。しかしその免疫は生後6ヶ月頃からだんだん弱まります(出典:NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会)そのため、病気にかかりやすくなってくるのです。
この時期はできるだけ人混みを避け、風邪やその他の病気にかからないように注意しましょう。

まとめ

生後7ヶ月はおすわりができるようになり、周りへの反応も面白くなってくる時期です。「あやせば笑う」「抱っこをねだる」「気になるものに手を伸ばす」などさまざまな反応を見せてくれます。
動きも活発になってくるので、ケガや誤飲、転落などに注意しましょう。また、お腹の調子や肌トラブル、病気なども気をつけてあげましょう。

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