赤ちゃんの口内炎の原因とは?対処法や治るまでの注意点も解説

赤ちゃんの口内炎の原因とは?対処法や治るまでの注意点も解説

赤ちゃんが体調を崩しているわけでもないのにミルクや母乳の飲みが悪かったり、機嫌が悪かったりすることがあるかと思います。そんなとき、赤ちゃんの口の中を見てみてください。もしかしたら口内炎ができているかもしれません。赤ちゃんの口の中に口内炎ができていたとしても、どのように痛いのかわかりませんし、それを赤ちゃん自身が周りにうまく伝えることもできません。
今回は、赤ちゃんに口内炎ができてしまう原因とはなんなのか、またどうやって対処してあげればよいのかを解説します。

赤ちゃんに口内炎ができる原因

赤ちゃんにできる口内炎は、大人にできる口内炎と変わりません。口の中の粘膜に炎症が起こることをすべて「口内炎」と呼びます。
口内炎ができてしまう原因はさまざまあります。また、軽症のものから発熱を伴うようなものまで症状にも差があります。ここでは赤ちゃんに口内炎ができてしまう原因を、4つご紹介します。

口内炎ができる原因

まずは、傷によってできた口内炎です。赤ちゃんが自分の歯で口内を噛んでしまったり、転んだり倒れたりしたときに口をぶつけてしまったことでできてしまう、というものです。
これは大人にもよくあることですので、イメージしやすいかと思います。傷がそのまま口内炎という形になることは珍しくないことです。
ビタミンが不足していると傷が口内炎になってしまう可能性が高くなります。口内炎の緩和に効果のあるビタミンを摂取するよう心掛けることをおすすめします。
まだお座りやひとり歩きが不安定な赤ちゃんが転倒してしまわないように、気を付けてあげることが大切です。

ビタミンが摂取できる食材

ウイルス

ウイルスに感染することでできてしまう口内炎です。まだ、免疫力があまり強くない赤ちゃんはウイルスに感染しやすくさまざまな病気をしてしまいます。
ウイルス性の口内炎を引き起こすものとして、「単純ヘルペスウイルス」や「コクサッキーウイルス」があります。
単純ヘルペスウイルスに感染するとヘルペス性口内炎ができてしまいます。コクサッキーウイルスに感染するとヘルパンギーナという病気を発症します。
ウイルスによってできる口内炎は傷による口内炎よりも重症化することが多く、口の中に何個も同時に口内炎ができてしまったり、発熱やのどの痛みが起こったりすることがあります。
また、倦怠感なども生じるので、赤ちゃんの口の中だけでなく体全体に不調をきたす可能性があるので注意が必要です。

ウィルスによる口内炎

カビ

真菌というカビの一種であるカンジタ菌が原因でできてしまう口内炎です。カンジタ菌はそもそも人間の体に普通に存在している菌ですが、免疫力が下がったり口内の菌のバランスを崩したりすることで発症します。
傷による口内炎とは違い、口の中に白い斑点が現れるのが特徴です。生後2~3ヶ月頃の赤ちゃんに多く発症する傾向があり、カンジタ菌による口内炎ができてしまった赤ちゃんはミルクの飲みが悪くなってしまうことがあります。

カビによる口内炎

その他

食べ物などのアレルギーによって起こる口内炎もあります。食べ物だけでなく薬や金属などの刺激でもアレルギー反応が出てしまう可能性があるので注意が必要です。
また、口の中が不衛生であることも口内炎の原因のひとつになり得ます。虫歯がある子は口の中を清潔に保つようしっかり歯磨きをさせましょう。
赤ちゃんや幼児の歯磨きは親の仕上げ磨きが重要なポイントです。子どもの手だけでは絶対に完璧な歯磨きはできません。自分で歯ブラシを持たせることは大切なことなので、まずは子ども自身で歯磨きをさせ、その後必ず仕上げ磨きをしてあげましょう。
アレルギーに気を配ったり口内を清潔に保ったりしていても口内炎ができてしまう子がいます。それは大人でも同じで、要するに「口内炎ができやすい人」ということになります。
口内炎ができやすい人は、少しでも口内炎ができてしまうリスクを下げられるように口の中を清潔に保ち、栄養をしっかりと摂った規則正しい生活をすることを心掛けましょう。

赤ちゃんに口内炎ができたときの対処法

口内炎ができている期間は、食事のときや授乳時に痛みや不快感があるので食欲が落ちることがありますが、口内炎は通常、7日程で自然治癒することがほとんどです。
数日様子を見ればだんだんと治癒していき、いつのまにか無くなっていることが多いので軽症の場合は自宅でしっかりと栄養を摂ることを意識して生活しましょう。

ビタミンB2を多く含む食べ物

口周りの皮膚や粘膜の保護、肌の炎症を抑え、エネルギーの再生や代謝など促進する働きがあります。

ビタミンB2を多く含む食べ物

ビタミンB6を多く含む食べ物

皮膚・粘膜の強化、炎症抑える働きがあります。

ビタミンB6を多く含む食べ物

ビタミンCを多く含む食べ物

傷や炎症を直す働きはあるのはもちろんのこと、免疫力を高める働きがあります。

ビタミンCを多く含む食べ物

×口内炎になったらNGな食べ物

7日過ぎてもなかなか治らない場合は小児歯科に行くのもよいでしょう。小児歯科では、口内炎を治す軟膏を直接患部へ塗布してくれたり、口内炎の原因となってしまっているような歯のとがった部分などを見つけてくれたりします。
また、虫歯や歯周病の有無、歯並びなどもチェックしてもらえます。
口内炎と同時に発熱したり、食欲が落ちてしまったりする場合は小児科を受診しましょう。小児歯科と同じく軟膏や発熱時のための解熱剤を処方してもらえます。
口内炎が重症化すると膿んでしまうこともあります。口臭がひどくなったと感じたら化膿している可能性があるので小児科でうがい薬を処方してもらいましょう。
ヘルパンギーナといったウイルス性の病気には特効薬はありません。まめに水分補給をし、解熱剤などを使って赤ちゃんの体調管理をしてあげましょう。

赤ちゃんの口内炎が治るまで注意すべきポイント

口の中に痛みがあると、赤ちゃんは不機嫌になり、進んで水分や食べ物を口にしようとしなくなる可能性があります。そんなとき、どのように対応すればよいのか、口内炎が治るまで注意すべきポイントを解説します。

口内炎が治るまで注意すべきポイント

離乳食は食べやすいものを与える

離乳食を食べている赤ちゃんは、口の中が痛いと離乳食を嫌がる可能性があります。固形のものは口内炎に触り、強い痛みを与えてしまうからです。
口内炎ができている間はできるだけ刺激の少ないものを与えてあげましょう。おかゆなどを少しずつでもよいので口に入れてあげるとよいでしょう。
また、その子の好きなものなど潰して食べやすくしてあげるなど、工夫して栄養をしっかり摂らせてあげることが大切です。

脱水症状に気を付ける

口内炎が痛むことで授乳も嫌がる赤ちゃんもいるかもしれません。しかし、そうなると水分もまともに摂ることができず、脱水症状に陥ってしまう可能性があります。
水分補給が満足にできていないと感じたら、赤ちゃん用のイオン水や麦茶などを与えてあげるとよいでしょう。哺乳瓶を嫌がる場合は、スポイトなどで痛くない部分に水分を落としてあげるとうまく飲み込めるでしょう。
ストローが使える赤ちゃんにはイオン水や麦茶を与える際にストローを活用すると飲みやすいのでおすすめです。

まとめ

小さな赤ちゃんの口に口内炎ができているのを見ると痛々しくてかわいそうなものです。痛くてもそれをうまく伝えることができず、ただ泣いてしまう赤ちゃんも多くいるかと思います。口内炎ができてしまったら、食べやすいものを与えたり水分補給をこまめにしてあげたりすることが大切です。通常であれば7日ほどで治癒するのでしっかり様子を見てあげましょう。
重症化してしまった場合は小児歯科や小児科を受診しましょう。処方される軟膏やうがい薬を使うと治りが早くなる可能性があります。