赤ちゃんの便秘が解消しない!手ごわい便秘の解消方法は綿棒にあり?

赤ちゃんの便秘が解消しない!手ごわい便秘の解消方法は綿棒にあり?

ミルクや離乳食など便秘とは縁のないようなものを口にしていても、赤ちゃんは便秘になることがあります。パンパンにお腹の張った赤ちゃんを見ているのはとても心配ですが、便秘の原因はどんなものがあるのでしょうか。今回は、便秘の見分け方や原因、対処法などを解説します。

赤ちゃんのどんな状態を便秘というの?

便秘というと、何となく大人がなるもののイメージですが、赤ちゃんでも早い子は生後2ヶ月頃から便秘になることもあります。
しかし、口のきけない赤ちゃんは自分が便秘であることを伝えられません。ママが赤ちゃんの様子を見て便秘かどうかを判断しなければなりませんが、どんな状態になると便秘だと判断できるのでしょうか。

便秘になると

うんちの回数が少なくなった

排便の回数も赤ちゃんによって個人差があります。そのため、赤ちゃんによっては毎日出ない子もいますが、1週間の排便が2回以下でお腹が張っている場合は、便秘かもしれません。また、張っているお腹が硬いのも便がたまっている証拠です。

食欲がない

大人も同様ですが、便秘になるとお腹が張ることや不快感で食欲がなくなることもあります。また、吐き戻してしまうこともあるので注意しましょう。

うんちが固い

腸内に便が長い間とどまると水分がなくなり固くなります。そうなるとスムーズな排便ができず、力まなくてはならなくなります。赤ちゃんのうんちが固いと、肛門が切れて出血することもあります。赤ちゃんがうんちをするたびに力む、泣く、出血があるなどの場合は便秘の可能性があります。
ほかにも、おならばかりでうんちが出ない、機嫌が悪く泣き続けたり、眠くないのにぐずるようなしぐさを見せたりする場合も、便秘かもしれません。逆に、食欲がありスムーズに便が出る、機嫌が悪くないなどの場合は、2日~3日ほど出なくても便秘ではなく、その子の排便ペースと考えられます。

赤ちゃんが便秘になる原因

赤ちゃんが便秘になる原因には、水分不足運動不足、母乳から粉ミルクへの切り替え、離乳食を始めている場合は食事に偏りがあり、食物繊維などの不足が考えられます。また、食べる量の増減でも便秘になることがあります。
消化機能や腸内環境がまだ十分に整っていない赤ちゃんは、ちょっとした変化で便秘になってしまうことを覚えておきましょう。

赤ちゃんが便秘になったときの対処法

では、赤ちゃんが便秘になったときは、どのように対処すればよいのでしょうか。

便秘の対処法

対処法1.水分を補給する

まず水分補給をしっかり行いましょう。母乳とミルクだけでも十分水分補給はできていますが、あまり飲まない場合は、月齢によって白湯赤ちゃん用の麦茶を与えるのもよいでしょう。

対処法2.オリゴ糖を摂取

オリゴ糖は便秘の解消に効果があるといわれています。ミルクを与えている場合は、オリゴ糖を多く含んだ粉ミルクに変えてみるのもよいでしょう。
ファムズベビーシリーズから販売されているエンジェルオリゴ(Angel Oligo)は、漢方製薬会社の「天然素材」と「4種類のオリゴ糖」、「アカシア食物繊維」のトリプル効果で腸内の善玉菌をパワーアップさせて便秘の解消につなげていきます。

また、便秘だけでなく体の巡りを整えることでリラックス効果があり、夜も健やかに過ごせるようになります。ママや赤ちゃんに優しいエンジェルオリゴは、親子の健康をサポートしてくれます。赤ちゃんの便秘だけでなく腸内環境を整えることで免疫力アップも期待できます。

対処法3.運動やマッサージ

赤ちゃんのおへそを中心にお腹を3本の指や手のひらで優しく押しながら「の」の字を大きく描くようにマッサージしてみましょう。また、赤ちゃんをあお向けに寝かせ、両足を持ち上げ屈伸させたり交互に動かしたりすると、腸を刺激して便秘解消に効果があります。

対処法4.綿棒浣腸

「どうしても出ない」というときは、綿棒浣腸もおすすめです。「赤ちゃんに浣腸なんて怖い」と思うママもいますが、とても簡単で赤ちゃんが嫌がらなければ効果もあります。

綿棒浣腸のやり方

大人用の綿棒ワセリンやオリーブオイル、ベビーオイルなどをたっぷりと染み込ませます。
❷赤ちゃんをあお向けに寝かせ両足を持ち上げます
❸綿棒を肛門に当てて円を描くように回しながらオイルを塗った部分(綿の付いた部分、2㎝~3㎝程度)をゆっくり入れていきます。
肛門の内側をこするようにゆっくりと綿棒を回しながら1秒で1週くらいのペースで1分くらい行ってみましょう。イメージとしては、少し肛門を広げるような感じです。
❺綿棒を抜いたらおむつを付けて最後にお腹をマッサージします。浣腸をしたとたんにうんちが出ることもあるので、新聞やシートを敷いた上におむつを置いてその上で行うとよいでしょう。

また、綿棒浣腸は、赤ちゃんが嫌がらなければ毎日行っても問題ないとされています。ちゃんとオイルやワセリンを塗った綿棒を使い、赤ちゃんの様子を見ながら試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

赤ちゃんの便秘のほとんどは、腸が発達していけば自然と収まっていきますが、便秘で機嫌の悪い赤ちゃんを見ているのもつらいものです。綿棒浣腸などの対症療法は、一時的に便秘を解消できますが、根本的に改善していくためには、日ごろから腸内環境を整える、水分や運動をしっかりとるなどのケアをすることが大切です。

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