出産準備に最適な時期はいつ?ママと赤ちゃんのために準備すべきアイテムを紹介

出産準備に最適な時期はいつ?ママと赤ちゃんのために準備すべきアイテムを紹介

妊娠がわかると、赤ちゃん用品が目につくようになります。「これかわいいな」「こんな服を着せたいな」「これがあったら便利そう」など、欲しいものがどんどん増えてしまいますよね。もちろん、気に入ったものを買うことは否定しませんが、本当に必要なものだけは出産前に準備しておかなければなりません。
そこで今回は、出産準備に最適な時期や、ママと赤ちゃんのために準備するべきアイテムについてお伝えします。

出産準備に最適な時期とは

出産準備は、ママの体調が落ち着いてくる妊娠5~6ヶ月頃に始めるのが最適です。つわりがひどい時期や、おなかが大きくなってからではママが思うように動けませんので、このタイミングがベスト。赤ちゃんの性別がわかる時期でもありますので、より準備しやすくなるという意見もあります。
そして妊娠8ヶ月頃には、いつ生まれてもいいように準備を完了しておきましょう。これは、早産に備えるため。多くの場合は妊娠10ヶ月頃が出産の時期ですが、約20人に1人の割合で早産の可能性があると言われています。
そして、早産に多いのが妊娠8~9ヶ月あたり。そう考えると、妊娠8ヶ月頃には出産準備が完了していたほうが安心です。ママの体調がいい日を狙って、少しずつ準備を進めていってくださいね。

出産準備に最適な時期

ママの出産にはどんな準備が必要?

まずは、ママの出産準備から見ていきましょう。ママの場合、入院のための準備と退院後の準備が必要です。

入院準備

入院に必要なものは、産院から配布される入院時の持ち物リストに記載されていますが、多くの場合、次のようなものが書かれています。

持ち物リスト

産褥パッドとは、産後の出血に備えるためのもので、生理用ナプキンを大きくしたようなイメージです。特に出産直後は出血量が多いので、専用パッドを使う必要があります。
産褥ショーツとは、股の部分が開くショーツ。出産後に医師や助産師の診察を受ける際、わざわざショーツを下ろさなくてもいいのでとても便利ですよ。
洗浄綿とは、滅菌した精製水を染み込ませたコットンです。会陰切開した部分を清潔に保つために、トイレが済んだら使うもの。また、授乳の際の乳首の拭き取りにも使います。
なお、入院中の消耗品を用意してくれている場合もありますし、逆に、ご紹介したもの以外の準備を勧められることもあります。そのため、出産を予定している産院から提示されるリストには必ず目を通して、忘れ物がないか確認しておきましょう。また、ママがいつも使っているコンタクトなど、ないと困るものも忘れずに!

用意するもの

退院後の準備

退院後に必要なものは入院中とほぼ同じですが、会陰切開の傷の回復具合や出産時にできた痔などが原因で、「座るのがつらい!」という妊婦さんがたくさんいます。これを和らげるためにおすすめなのが、真ん中に穴があいたドーナツ型のクッション。産院には用意されていることが多いので、自分に必要かどうか考えてから、退院に間に合うように購入してもよいでしょう。
また、骨盤矯正ベルトは、出産時に開いた骨盤を元の位置に戻すというものです。腰痛予防や体型戻しに効果があり、着用を勧められることが多いでしょう。産院によっては、入院時の持ち物リストに加えられていることもあり、産後すぐに着用を促されることもあります。

退院後の準備

生まれてくる赤ちゃんにはどんなものが必要?

次に、赤ちゃんに必要なものを見ていきましょう。

衣類

赤ちゃんに最低限必要な衣類は、短肌着3~5枚、長肌着かコンビ肌着3~5枚、2WAYオールオール3~5枚です。少ないと感じるかもしれませんが、最初はこのくらいでOK。1ヶ月検診が終わって外出する頃を目安に、徐々に買い足すことをおすすめします。

日用品

赤ちゃんの必要な日用品は、以下を参考にしてください。これも、最低限必要なものだけご紹介しますね。

必要な日用品

母乳栄養を予定している場合でも、哺乳瓶は用意しておきましょう。最初のうちは上手に母乳を吸えないことも多いですし、母乳の量が少なければミルクも必要になります。また、搾乳した母乳を哺乳瓶で与えることもありますので、最低でも1本は用意してくださいね。
また、赤ちゃん用綿棒と消毒用エタノールは、赤ちゃんのへその緒のケアに必要です。無事におへそのケアが終わった後でも、綿棒は目や耳などに使えますし、消毒用エタノールはおもちゃの消毒に使えるので無駄になりませんよ。

赤ちゃんの衣類は必ず水通しをする!

水通しとは、赤ちゃんが使う布製品を事前に水洗いすることです。衣類やシーツ、おくるみやガーゼ、タオルなど、赤ちゃんが使う布製品はすべて水通しすることをおすすめします。これには2つの理由がありますが、1つ目は、繊維についたのりを落とすことで着心地や使い心地をよくするため。のりが落ちた布製品は吸水性が高くなるというメリットもあります。
また、布製品には、縮みやしわの防止、防虫の目的でホルムアルデヒドという物質が使われていることがあります。現在は、赤ちゃんが使用する布製品に対するホルムアルデヒドの規制は厳格化されているものの、販売される過程で付着するリスクも否定できません。しかし、ホルムアルデヒドは水に溶けやすいという性質があるので、水通しすることで除去するというのがもう1つの理由です。つまり、水通しを終えるまでが出産準備。ママパパで協力して、妊娠8ヶ月頃には済ませておきましょう。

まとめ

今回は、出産準備に最適な時期や、ママと赤ちゃんのために準備するべきアイテムについてお伝えしました。出産準備は、ママの体調が落ち着く妊娠5~6ヶ月頃から始め、8ヶ月頃を目安に済ませておきましょう。赤ちゃんとの幸せな生活を想像しながら、あれもこれもと欲しくなると思いますが、最初は最低限必要なものを準備して、買い足していくことをおすすめします。

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