「離乳食にいつからヨーグルトをあげていい?赤ちゃんにおすすめの食べさせ方とは」

「離乳食にいつからヨーグルトをあげていい?赤ちゃんにおすすめの食べさせ方とは」

お腹の調子を整えてくれるヨーグルトですが、赤ちゃんにはいつからあげてもいいのでしょうか。また、赤ちゃんが喜んで食べてくれるようなおすすめの食べさせ方をご存知でしょうか。
この記事では、赤ちゃんの離乳食に使えるヨーグルトについて解説します。ヨーグルトのアレルギーなどのトラブルについても解説していますので、赤ちゃんにヨーグルトをあげたいと思っているママは、ぜひ参考にしてみてください。

赤ちゃんはいつからヨーグルトを食べられる?

牛乳から作られているヨーグルトですが、発酵食品なので、消化吸収もいいのが特徴です。赤ちゃんには、生後5~6ヶ月頃の離乳食初期からあげても構いません。
ただし、離乳食開始から3週間ほど経過した「赤ちゃんが離乳食に慣れてきた頃」を目安にしてください。喜んで食べる場合は毎日メニューに加えても構いませんが、栄養が偏るのを防止するために、ほかの食材もバランスよく与えるようにしましょう。
ヨーグルトと牛乳の違いは、タンパク質分子の大きさです。ヨーグルトのタンパク質分子は、牛乳のそれと比べて小さいので、アレルギー反応を起こしにくいといわれています。
また、通常離乳食では加熱や裏ごしが基本調理となりますが、ヨーグルトは加熱不要で食べられる食材なので、メニューとしても手軽で便利です。

ヨーグルトは無糖タイプを選ぶ

市販のヨーグルトは、砂糖が入っていない無糖タイプと、製造過程で砂糖が加えられている加糖タイプがあります。食べて「おいしい」と感じるのは加糖タイプだ、という人が大半だと思いますが、赤ちゃんに与えるのであれば、無糖タイプを選ぶべきです。
加糖タイプは、想像以上の砂糖が含まれています。赤ちゃんに与えるには、あまりにも糖分が多すぎるのです。また、赤ちゃんに甘いものを与えると、ほかの食材を食べなくなってしまう恐れもあります。

ヨーグルトは無糖タイプを選ぶ

赤ちゃんにおすすめのヨーグルト

赤ちゃんにあげるヨーグルトは、どのようなものがいいのでしょうか。おすすめのものをご紹介します。

ベビー用ヨーグルト

もともと赤ちゃんにあげるために作られている「ベビー用ヨーグルト」というものが市販されています。赤ちゃんに食べやすいように工夫されているので、喜んで食べる赤ちゃんも多いようです。
各メーカーからさまざまな種類が販売されているので、自分の赤ちゃんにあったベビー用ヨーグルトを見つけてみるといいでしょう。種類によってはヨーグルトの上に野菜やフルーツのソースが乗っているものもあるので、手軽にメニューに加えることができるでしょう。

加糖ヨーグルトは1歳すぎてから

加糖ヨーグルトは糖分が多いので、アレルギーのほかにも、肥満などの心配があります。基本的に赤ちゃんには無糖ヨーグルトを、加糖タイプは1歳をすぎてからあげるようにしましょう。

生乳100%のヨーグルト

プレーンヨーグルトの酸味が苦手な赤ちゃんも多いかと思います。そういう場合は、「生乳100%」タイプを選ぶことをおすすめします。ほかよりも少し割高にはなりますが、酸味が少なく滑らかな口当たりなので、好んで食べる赤ちゃんも多いようです。
もちろん、大人が食べてもおいしいので、赤ちゃんと一緒にヨーグルトを楽しんでみてもいいでしょう。

離乳食におすすめのヨーグルト活用法3

善玉菌が多く、整腸作用があるので、離乳食にも積極的に取り入れていきたいヨーグルトですが、与えた瞬間、「酸っぱい」顔をする赤ちゃんを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
赤ちゃんが食べやすいように工夫することも、離乳食を進める上で大切なポイントとなります。ここからは、ヨーグルトのおすすめ活用法をご紹介します。

1.常温に戻す

まず、ヨーグルトそのものの味を赤ちゃんに知ってもらいたいものです。しかし、冷蔵庫から出したばかりのヨーグルトは冷えているので、いつも温かい離乳食を食べている赤ちゃんにとっては、衝撃的な出会いとなるかもしれません。
驚いてその後食べなくなってしまう可能性もあるので、ヨーグルトは冷蔵庫から出したらしばらく置いて、常温に戻してから赤ちゃんに与えましょう。

2.フルーツと組み合わせる

酸味が苦手な赤ちゃんには、バナナやリンゴといったフルーツと組み合わせたフルーツヨーグルトがおすすめです。フルーツの甘みでヨーグルトの酸味が緩和され、格段に食べやすくなります。
このとき、砂糖は入れずにあくまで自然な甘みを使うことがポイントです。フルーツでなくても、サツマイモやカボチャといった甘みのある食材をプラスするのもいいでしょう。

3.水切りヨーグルト

ざるにキッチンペーパーを敷いたものにヨーグルトを入れて一晩冷蔵庫に入れておくと、ヨーグルトから水分が抜けて、「水切りヨーグルト」を作ることができます。
水切りヨーグルトはもったりとした感じになり、赤ちゃんにとっても食べやすいヨーグルトです。離乳食のメニューでもアレンジしやすく、ホットケーキのクリームとしても使えます。
なお、水切りヨーグルトを作る際にヨーグルトから出る水は「ホエー」といって、美容や健康にとても効果の高いものです。捨てずにママが再利用してもいいでしょう。

赤ちゃんにヨーグルトを食べさせる際にはアレルギーに注意しよう

ヨーグルトなどの乳製品は、卵の次に多いアレルゲンとなっています。牛乳に比べるとアレルギーを起こしにくいといわれていますが、必ずしもアレルギー反応を起こさないという保証はありません。
初めて赤ちゃんにヨーグルトを与える際は、何かあったとしてもすぐに病院で対応してもらえるように、平日の昼間などの時間帯にしましょう。また、与える場合は小さじ1ほどの少量からはじめて、食後、発疹が出ていないか、嘔吐はないかなどを、気をつけて見ておきましょう。

ヨーグルトを食べて起こり得るトラブルと対処法

ヨーグルトを食べさせる前に、ヨーグルトで起こり得るトラブルをしっかり頭に入れておくことをおすすめします。知っていることで、慌てずに対処できるでしょう。

吐く

ヨーグルトを食べた後に吐いてしまったら、驚いてしまうかと思います。食物アレルギーではないかと心配になる人も多いかと思いますが、まずは嘔吐のほかに、発疹などがないかをチェックしてみてください。
食物アレルギーの主な症状は、蕁麻疹や発疹などです。蕁麻疹などがなく、嘔吐だけであれば、アレルギーの可能性は低いといえるでしょう。
嘔吐の原因としては、ヨーグルトに含まれるタンパク質を消化しきれるほどの消化機能が、まだ備わっていないことが考えられます。そういった場合は、一度ヨーグルトを与えることをストップし、もう少し大きくなって、消化機能が発達するまで待ちましょう。
通常の離乳食を食べさせた後のデザート感覚でヨーグルトを与えている場合は、単純に食べ過ぎによる嘔吐が考えられます。ヨーグルトをメニューに加える際は、デザートではなく、1回の離乳食で与える規定量の中に含めるようにしましょう。

口の周りが赤くなる

ヨーグルトの酸味によって、口周りが激しくかぶれる赤ちゃんもいます。赤くなっているのが口周りだけであれば、アレルギーによる発疹ではなく、かぶれであると考えられます。
皮膚の弱い赤ちゃんにヨーグルトを与える際は、食前に口の周りにワセリンを塗って保護してあげたり、食後はキレイに拭いてあげたりして、スキンケアをしっかりしてあげましょう。

ファムズベビーシリーズのエンジェルフォームは、口にいれても問題ないばかりでなく、ふき取っても落ちないバリアを肌につくり保湿と保護を同時に行ってくれます。なので、潤いを与えながらヨーグルトの刺激からも守ってくれます。まさに赤ちゃんを守るためのスキンケアなので肌トラブルが気になる方は、ぜひ利用を検討してみてください。

まとめ

赤ちゃんにヨーグルトをあげるのは、離乳食に慣れた6ヶ月頃がおすすめです。ただし、加糖ヨーグルトは糖分が高いので、赤ちゃんに与えるのは無糖ヨーグルトにしましょう。市販のベビー用ヨーグルトや生乳100%ヨーグルトであれば酸味が少ないので、初めて食べる赤ちゃんにも食べやすいでしょう。
ただし、乳製品でアレルギー反応を起こす可能性があるので、初めて与える際は少量にとどめ、食後はアレルギー反応が起きないかをしっかりチェックしておきましょう。吐いた場合は、しばらく控えてください。
ヨーグルトは健康によく、赤ちゃんの体を作るのに必要な栄養素が含まれています。離乳食に上手に取り入れてみてください。

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