スタイは何のために必要?スタイを使う時期や選び方・注意点をご紹介
はじめての赤ちゃんを心待ちにしているママパパの中には、「スタイ」と聞いてもすぐにピンとこない方もいるかもしれません。ですが、「よだれかけ」と聞けば、きっとすぐにわかりますよね。
そこで今回は、スタイは何のために必要なのか、どんな役割があるのかについて解説します。また、スタイを使う時期やおすすめの選び方、使う際の注意点などについてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんにスタイを使用する目的とは?
スタイとは、冒頭でお伝えしたとおり「よだれかけ」のことですが、近年ではおしゃれなデザインのものも増え、ファッションの一部として考えるママパパも増えています。手軽な価格なことから、ちょっとしたプレゼントにも最適ですよね。ですが、もともとはどのような目的で使われるものなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
スタイには、よだれはもちろん、食べこぼしなどによる衣服の汚れを防ぐ役割があります。食べこぼしをそのままにしているとシミになってしまいますし、何より不衛生ですよね。また、よだれで衣服が濡れたままでは赤ちゃんは不快に感じます。
かと言って、毎回着替えていては洗濯も追いつきません。その点、スタイを着けておけば、汚れたり濡れたりした部分だけを取り換えられますし、サイズも小さいので手軽に洗濯できます。また、落ちた食べ物をポケットでキャッチできる作りの食事用スタイもあり、これなら床を汚すことも少なくなるのでとても便利です。多くのママパパが愛用しています。
よだれをそのままにしておくと、肌が赤くなったりカサカサになったり、かぶれてしまうことがあります。これが「よだれかぶれ」です。そのため、こまめによだれを拭いてあげなければならないのですが、必ずしも手元に拭くものがあるとは限りませんよね。ですが、首元にスタイがあれば、常に拭くものが用意されている状態。サッと拭いてあげられます。
ただし、ここで1つ注意していただきたいのが、よだれを拭くときには保湿のために必要な皮脂も拭き取ってしまっているということです。そこで欠かせないのが保湿。Fam’s Baby(ファムズベビー)なら、赤ちゃんの口に入っても安心の成分で作られていて、よだれを拭き取るときでも落ちないので、長時間しっかりケアできます。くわえてバリアがふき取りの時の摩擦からも守ってくれるので安心です。また、全身にも使えるので、体の部位ごとに保湿剤を使い分ける必要がありません。
赤ちゃんにスタイを使う期間とは?
スタイは、目的に応じて新生児から使いはじめられます。まず、新生児の頃は吐き戻しから衣服の汚れを守り、よだれが増えはじめる5~6ヶ月頃にはよだれから衣服を守ります。ちょうどこの頃には離乳食もはじめる時期ですので、食事の食べこぼし汚れを防ぐにも便利です。
しかし、よだれが増える時期や量、離乳食をはじめるタイミングは赤ちゃんによってさまざまです。何ヶ月になったら必ず使うという決まりはありませんので、赤ちゃんの成長に合わせて、様子を見ながら活用していきましょう。
そして、使いはじめと同様に、スタイを卒業する時期もさまざまです。一般的には2歳が目安と言われていますが、それ以上長引くようでも深く悩まないようにしましょう。オムツと同じで個人差があって当然ですので、心配しすぎないようにしてください。
スタイの種類
次に、スタイの種類についてお伝えしていきましょう。種類と言っても、大きく分ければ普段使いするものと食事のときに使うものの2通りしかありません。そこで、素材と留め具の種類に注目してご紹介していきます。
スタイの素材には、一般的にコットンが多く使われています。表面の凹凸が水分をよく吸収するタオル生地、柔らかくて肌への刺激が少ないガーゼ生地、よく伸びるワッフル生地などがありますが、食事用スタイにはビニールやシリコンなどが使われています。ビニールはポケットの開き具合によって食べこぼしを完全に防ぐことはできないものの、持ち運びが便利です。また、シリコンはかさばるものの、食器と一緒に水洗いができるという特徴から、外出時にはビニール製を携帯し、自宅用はシリコン製にするなどと使い分けているご家庭も多いようです。
留め具の違いは、使い勝手に大きく影響するポイントでもあります。スナップボタンやマジックテープ、ひもなどがあります。スナップボタンは簡単に留められますが、金属でできたボタンは刺激が強く、赤ちゃんによっては肌に合わないこともあります。また、マジックテープはサイズ調整しやすいものの、洗濯を重ねるごとに接着部分にゴミがついてしまいます。ひももサイズ調整が可能なのですが、赤ちゃんがじっとしていてくれないと結びにくいかもしれません。
赤ちゃんにスタイを使う際の注意点
それでは、スタイを使う際には何に注意すればよいのでしょうか。赤ちゃんを守るために必要なポイントを3つお伝えします。
体の成長は目につきやすいものですが、当然ながら首回りも少しずつ太くなってきます。そのため、調整できる留め具は問題ありませんが、スナップボタンなどのスタイの場合は大きさが固定されてしまうため、窮屈(きゅうくつ)になっていないか確認するようにしましょう。
赤ちゃんが寝る際には、必ずスタイを外しようにしましょう。赤ちゃんが窮屈に感じることもありますし、万が一何かに引っかかって首が絞まったら大変です。
汚れたスタイを着け続けるのは不衛生ですし、よだれかぶれの原因にもなりますので、気づいたらこまめに取り換えるようにしましょう。
まとめ
今回は、スタイのメリットや使う時期、選び方などについてお伝えしました。スタイは、吐き戻しやよだれ、食べこぼしなどから衣服を守る以外に、よだれかぶれの予防など、幅広く役立つアイテムです。お気に入りのデザインに加え、赤ちゃんの肌に合った素材、使いやすい留め金を意識しながら探してみてください。