生後8ヶ月の赤ちゃんの成長とは?お世話する際のポイントや注意点をご紹介
生後8ヶ月の赤ちゃんはおすわりをマスターしたり、早い子はずりばいやハイハイをはじめたりします。表情が豊かになるのでお世話するのもより楽しくなってくる時期です。
ただ、赤ちゃんが活動的になればそれだけ危険因子も増えます。ケガなどに気をつけながら育児を進めましょう。。
今回は、生後8ヶ月の赤ちゃんの成長について詳しく解説していきます。
生後8ヶ月の赤ちゃんの成長
生後8ヶ月の赤ちゃんは体つきがしっかりしてくるので、抱っこするのも重たく感じることでしょう。顔つきがしっかりしてきたり髪の毛が伸びてきたりと外見が変化してきます。
厚生労働省のデータによると、生後8ヶ月~9ヶ月の赤ちゃんの身長・体重の目安は、以下のとおりです。
離乳食は1日2回、午前と午後にあげましょう。前後にしか動かせなかった舌が上下にも動かせるようになってくる時期です。舌と上あごを使ってすりつぶすように食べる様子が見られるでしょう。
授乳は離乳食後にほしがるだけあげましょう。ミルクの場合は粉ミルクの規定量にしたがってあげましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は1日およそ11~13時間です。日中に寝るのは午前と午後1回ずつにすると、夜間まとめて寝るサイクルができやすくなります。
どうあやしても泣き止まない「夜泣き」がはじまると落ち着くまでかなり時間がかかる赤ちゃんもいます。ママは夜泣きへの対応に疲れ切ってしまう前に、赤ちゃんが寝ている日中、一緒にお昼寝をして無理しないようにしましょう。
離乳食が進むとうんちの状態ももちろん変わってきます。ドロドロだった形状はだんだんと固まってきます。消化器官は未熟なので、食べたものがそのまま出てくることもあります。
うんちの状態は赤ちゃんの健康状態を見るバロメーターになります。色や形状など毎回チェックしましょう。もしも「赤・黒・白」色のうんちが出た場合は、病気の可能性があるので病院を受診しましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんの特徴
生後8ヶ月は、体の成長もそうですが、内面の成長も著しい時期となります。情緒が豊かになり自己主張や意思表示も増えてきます。今まで一方通行のように感じていた育児もより楽しくなってくるでしょう。
おすわりが上手になり長く安定した状態で座っていられるようになります。手元におもちゃなどを置いてあげると自分で手に取り一人遊びすることもあります。
ただし、生後8ヶ月の赤ちゃんは頭が重いので、気になるものが頭の上にあった場合、見上げた拍子に後ろへ倒れてしまう恐れがあります。
安定したおすわりができるからと言って安心せず、赤ちゃんを一人にしないで目を離さないようにしましょう。
うつぶせにすると手足を使って前や後ろに移動できるようになります。腰やお尻をしっかりと浮かせるものだけが「ハイハイ」ではありません。ハイハイの形はその子によってさまざまですが、最初はほふく前進のように進むずりばいをする子が多いようです。
ハイハイをせずいきなりつかまり立ちをはじめる子もいます。いつまでもハイハイしないからと言って不安になることはありません。
生後8ヶ月の赤ちゃんは「自分がほしいもの」「自分がしてほしいこと」などを全身で伝えようとします。大きな声を出して手を伸ばしたり、手足をバタバタと動かしたりと表現方法はさまざまです。
思うようにならないと、もちろん「怒り」も表現します。このようなときは赤ちゃんがどうしてほしいのかをしっかりと受け取ることが大切です。最初はわからないことも多いかもしれませんが、毎日一緒にいることでだんだんとわかってくるようになります。
ただし、赤ちゃんの要望をすべて叶えてあげる必要はありません。もしもそれがダメなことだったら「ダメだよ」としっかり教えてあげましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんをお世話する際のポイント
生後8ヶ月になると赤ちゃんの遊び方も変えてあげても大丈夫になります。たくさんの新しい刺激を与えてあげることでよく笑い感情が豊かになってきます。
体つきがしっかりしてくるので「高い高い」や「飛行機あそび」などのダイナミックな遊びを取り入れると喜びます。ボールをつかんだり放ったりするボール遊びもよい刺激になるでしょう。
遊びながらたくさんコミュニケーションを取ると、親子間の信頼関係がより深まるのでオススメです。生後8ヶ月の赤ちゃんはずいぶん重たくなってきています。ダイナミックな遊びはパパにお願いしてもよいでしょう。
ずりばいができるようになると、赤ちゃんの行動範囲は一気に広がります。遊ばせるときはなるべく物がない広い場所を用意してあげましょう。
家の中には赤ちゃんにとって危険がいっぱいです。ずりばいをするときの頭の位置にテーブルの角がある場合にはコーナーガードを、階段がある場合には柵をするなど安全な環境づくりを行いましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんをお世話する際の注意点
情緒が豊かになってきた赤ちゃんのお世話は楽しいものですが、同時に注意しなければならないポイントがあります。赤ちゃんを健やかに育てるためにしっかりと頭に入れておきましょう。
生後8ヶ月になると外出もだんだんと増え、中には旅行にいくこともあるかもしれません。赤ちゃんの免疫力はまだまだ低いので、さまざまな病気に感染する可能性が高いと言えます。
赤ちゃんの体調の変化にいち早く気づくことができれば、対処もそれだけ早く行えます。毎日の赤ちゃんの様子に気を配りましょう。
離乳食が進むとたくさんの種類の食物を食べるようになります。中にはアレルギーを起こしやすい食品もあります。
生後8ヶ月の赤ちゃんはよだれやおむつが原因で肌がかぶれてしまうことが多くあります。また、あせもや乾燥といった肌トラブルも起こりやすい時期です。
こういった肌トラブルへの対処として最も有効なのは「清潔」と「保湿」です。新生児期から使える「ファムズベビーシリーズのエンジェルフォーム」で全身保湿してあげると、肌トラブルを未然に防ぐことができるのでオススメです。
まとめ
生後8ヶ月の赤ちゃんは、安定したおすわりをしたりハイハイをはじめたりと活発に動くようになります。情緒が豊かになり自己主張もはじめるため、一緒にいるのがより楽しくなることでしょう。
その反面、危険もたくさん出てきます。遊ばせるときは高低差のない広い部屋にしましょう。感染症や食物アレルギー、肌トラブルといった健康に関することにも気を配り、赤ちゃんが健やかに過ごせるように努めましょう。