肌荒れの原因? 衣服の素材と肌荒れの関係
肌荒れと聞くと顔をイメージしてしまいますが、夏場は汗や湿気で全身に汗疹やニキビが出来やすくなります。しかし、それは汗そのものが原因なのではなく、汗がその場所に留まってしまったこと、菌が繁殖してしまったことが原因なのです。肌と衣服の関係と、肌荒れを予防する衣服とはどのようなものなのでしょうか?
衣服が肌荒れを引き起こす理由
衣服による肌荒れの原因は、通気性の悪さと衣服の素材が主に関係しています。衣服は外的刺激から肌を保護してくれているのですが、実は着ているだけで肌に衣服圧という圧力がかかっているのです。衣服圧は、手のひらに10キロほどのおもりを乗せているほどの負担を背中や腕などに与えており、この圧力や摩擦により肌バリアが傷つけられてしまうことがあります。また通気性の悪い素材や体にピッタリとくっつくような衣服は、汗の蒸発を妨げて雑菌を増殖させてしまうこともあるのです。衣服の形状や繊維の折り方で肌との摩擦を生み、角質を剥がしてしまうこともあります。背中や腕、胸元などにニキビ・ただれ・かゆみや赤みを帯びている場合は、衣服による刺激が原因かもしれません。
オススメの素材と、肌の保護方法
いくら肌に刺激があるからと言って、衣服を着用しない訳に行きませんよね。
特に敏感肌、乾燥肌の方は衣服の影響も外的影響も受けやすいので、よりが素材に気を付けて衣服を選ぶ必要あります。ここで、オススメの素材と避けるべき素材、そして肌を保護する方法を紹介します。
ザラザラしてる硬い生地・化学繊維・ナイロン・ポリエステル・染色を多く使用している衣服は、肌荒れを起こしやすい素材だと言われています。化学物質や通気性の悪い素材は、肌を刺激してしまう恐れがあるので、汗のかきやすい季節や場面では避けると良いでしょう。また、使用する際は必ず洗濯してある状態のものを使用してください。
オススメの素材は、より天然素材を生かしてある薄手の生地です。タイトなものより余裕のあるもので、袖口などから空気が巡回しやすいと汗を早く蒸発してくれます。オススメな素材は、綿・綿麻、カシミヤ(冬場)、絹、シルクなどです。オフィスなどで数枚衣服を重ねる場合は、インナーやトップスなど、直接肌に触れるものを肌に優しい素材にするだけでも肌荒れを防げます。また、通気性の良いものだけでは体内を冷やしてしまう恐れがあるので、薄手のカーディガンなどを持ち歩くと良いでしょう。
入浴後にボディクリームを塗ったり、また肌を保護してくれるムースを使い素肌を保護するのも、衣服から肌を守る一つの手です。オススメなのは、肌を保湿したうえで角質層のバリアを強めてくれるムースでフタをする方法。潤いを閉じ込めた上で衣服からの刺激を抑えてくれる物を使用すれば、他所の刺激には負けない肌を作ることができます。水に強く、塗直しの少ないものは手間も省けて1日中快適に過ごすことが出来るでしょう。
まとめ
衣服による肌荒れは、毎日衣服を着るので完治まで時間がかかることがあります。
肌のストレスを減らすためにも、しっかりと対策を行っていきましょう。