オリゴ糖には種類がある!それぞれの特徴と選び方について解説

オリゴ糖には種類がある!それぞれの特徴と選び方について解説 

体へのさまざまなうれしい効果あるとして、巷でも話題になっているのがオリゴ糖です。しかしオリゴ糖と一口にいっても、実はいくつかの種類があるのです。それぞれの種類によって特徴が異なるので、事前にしっかり理解しておきましょう。
今回はオリゴ糖の種類ごとの特徴を、失敗しない選び方と一緒に解説します。

オリゴ糖とは

まずはオリゴ糖がどのようなものなのかをチェックしていきましょう。
オリゴ糖はブドウ糖やショ糖などと同じように、糖質という大きなカテゴリーに属しています。でんぷんやセルロースも同じです。違いは糖の数はいくつ結びついてできているかということ。ブドウ糖は1つ、ショ糖は2つ、そしてオリゴ糖は3つ以上の糖から構成されています。
オリゴ糖の効果はたくさんありますが、最もうれしい効果の1つが便秘の解消ではないでしょうか。胃や小腸で消化されにくく、大腸までしっかり到達するオリゴ糖はビフィズス菌の大好物。オリゴ糖をエサとして食べたビフィズス菌は数を増やし、腸内環境を整えることで排便を促してくれます。
赤ちゃんにも使える食品なので、特に離乳食がスタートして便秘になりやすい時期にピッタリですね。
母乳のほかにサツマイモやバナナ、きな粉、タマネギなどの食品に含まれているほか、現在はオリゴ糖の商品としてシロップや顆粒が販売されています。

オリゴ糖

オリゴ糖の種類

オリゴ糖には実にたくさんの種類があります。
まず押さえておきたいポイントは、消化性と難消化性の2つ。消化性は名前のとおり胃や小腸で消化されやすく、一方の難消化性は消化されにくいため大腸まで届きます。
一般的にオリゴ糖は難消化性のものを指し、前述したように大腸でビフィズス菌のエサとなるため、腸内環境を整えるのにピッタリです。難消化性のものを選ぶようにしましょう。

消化されにくく大腸まで届く難消化性のものを選ぶ

オリゴ糖の7種類

主な種類は次の7つです。

フラクトオリゴ糖

フラクトオリゴ糖は砂糖を原料として作られたもの。砂糖の30から50%ほどの甘みを持ち、ほんのりとした甘さが特徴です。タマネギやゴボウアスパラガスなどの野菜のほか、バナナやハチミツにも含まれています。難消化性です。

ラフィノース

2つ目はラフィノースです。ビートオリゴ糖とも呼ばれており、砂糖ダイコンやてん菜を原料にして作られます。甘みは砂糖の20%ほどと低くなっており、その分、低カロリーが特徴です。わずかな量ですがキャベツやアスパラガスにも含まれています。難消化性です。

ガラクトオリゴ糖

ガラクトオリゴ糖は乳糖を元にして作られたもの。母乳に含まれており、赤ちゃんの成長に欠かせません。砂糖の25~30%ほどの甘みを持ち、クセがないのが特徴です。熱に強く、タンパク質とミネラルの吸収をサポートしてくれます。難消化性です。

大豆オリゴ糖

大豆オリゴ糖は名前のとおり、大豆から作られます。大豆をタンパク質と脂質に分解する際の、残りかすから作られたものです。豆腐や納豆などの大豆製品に含まれています。砂糖の70~80%の甘みがあり、かなり高い甘さであることがわかりますね。難消化性です。

乳果オリゴ糖

5つ目は乳果オリゴ糖です。サトウキビに存在する砂糖と、牛乳が持つ乳糖から作られます。わずかな量ですがヨーグルトに含まれています。甘み度は砂糖の50~70%ほど。大豆オリゴ糖と同じように甘さが高くクセが少ないのが特徴です。難消化性です。

キシロオリゴ糖

キシロオリゴ糖は麦やトウモロコシ、タケノコなどに含まれるキシランと呼ばれる物質から作られます。砂糖の25~40%ぐらいの甘みがあり、他のオリゴ糖よりも消化されにくいのが特徴です。難消化性となっています。

イソマルトオリゴ糖

最後はイソマルトオリゴ糖です。でんぷんを元にして作られます。ハチミツや醬油、みりん、そして味噌などに含まれています。砂糖の40~50%ほどの甘さを持っていますが、消化吸収されやすいのが特徴です。消化性で、一部が難消化性となっています。

オリゴ糖の選び方

前述したとおり、最近はオリゴ糖が商品として販売されています。含まれている食品の種類を気にすることなく手軽に摂取できるのは、市販品利用の大きなメリットですね。市販品を購入する際の、失敗しない選び方をチェックしていきましょう。

ほかに含まれている糖質がないか確認する

1つ目は、ほかに含まれている糖質がないかを確認することです。市販品の中にはオリゴ糖以外にブドウ糖や果糖、そして麦芽糖などがミックスされているものもあります。含まれている糖質の種類や数によってカロリーも変わってくるため、どのようなものが入っているのかを確認しましょう。

シロップか顆粒か、自分にあったタイプを選ぶ

2つ目はシロップか顆粒か、自分にあったタイプを選ぶことです。シロップタイプはそのままヨーグルトに加えられるなど、どのような料理にも適している反面、顆粒タイプと比べるとオリゴ糖の含有量は低めとなっています。
逆に顆粒タイプ湿度が高い場所では固まりやすいのが特徴です。それぞれの特徴を理解した上で、使用用途に合わせて選びましょう。

オリゴ糖を摂取するときは量に注意する

オリゴ糖は体にうれしい効果がありますが、摂取量に注意してください。目安は大人で1日あたり2~10gほど。そして赤ちゃんの場合はシロップタイプでティースプーン1杯ほど、顆粒タイプ耳かき1杯ほどです。過剰に摂取するとお腹がゆるくなったり、張ったりすることがあるので気を付けましょう。

まとめ

オリゴ糖と一口にいっても種類はさまざま。それぞれに特徴が異なりますが、まずは難消化性のものを選ぶようにするとよいでしょう。

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