離乳食に使える13の魚と含まれる栄養素!注意点もあわせて紹介

離乳食に使える13の魚と含まれる栄養素!注意点もあわせて紹介

お粥や野菜中心だった離乳食を順調に進め、「かみかみ」が上手になってきた赤ちゃんに、次はお魚を食べさせてみましょう。

その前に、離乳食に使える魚はどのようなものがあるのか、また、いつからどのように与えるべきなのかをよく理解しておく必要があります。

今回は、離乳食に使える魚の種類と栄養素、使うときの注意点などを合わせて解説します。魚メニューが増えれば、離乳食の幅がぐっと広がり、赤ちゃんにとっても楽しい食事となっていくことでしょう。

離乳食に魚はいつから使っていい?

魚には白身魚・赤身魚・青魚とさまざまな種類があります。離乳食に使う魚は、まず白身魚からチャレンジしてみましょう。

高タンパクな上に低脂肪な白身魚は臭みも少なく、魚デビューに最適な魚だと言えます。白身魚であれば離乳食初期の月齢6ヶ月頃から食べ始めてOKです。

離乳食に魚を出す場合、食べる順番としてはお粥→野菜→豆腐→魚が望ましいでしょう。茹でた魚をすり鉢などでしっかりすりつぶして、お湯で伸ばしペースト状にすると、スムーズに飲み込めます。

赤身は離乳食中期から、青魚は離乳食後期からチャレンジするとよいでしょう。

与える魚の量は月齢によって変えよう!

離乳食で魚を与える場合、その量を月齢によって変えるとよいでしょう。骨や皮の処理をしっかりと行い、その月齢にあった下ごしらえをしてあげることが大切です。

離乳食時期別の与える魚の量と調理法

離乳食時期 与える魚とその量の例 調理法
初期 真鯛などを10g程(刺身1切れ分) 茹でてすりつぶし、お湯で伸ばします。片栗粉を加えてとろみをつけるとより食べやすくなるでしょう。
中期 真鯛などを10g程(刺身1切れ分) 茹でて細かくほぐし、水溶き片栗粉でとろみをつけます。素材そのものの味を知ってもらうためにも味付けの必要はありません。
後期 たらなどを15g程 茹でて5~7mm大に刻む。出汁などで煮たり、野菜と合わせてあんかけにしたりするとおいしく食べられるでしょう。

離乳食に使える魚と含まれる栄養素

魚には「白身魚」「赤身魚」「青魚」など種類があり、それぞれ味はもちろん、含まれている栄養素に違いがあります。どの魚をどのように活用していくのかを決めるにあたって、それらを知っておくことはとても大切なことです。

白身魚

白身魚は臭みが少なく比較的食べやすい魚だと言えます。低脂肪な上に身がふっくらとしているので、魚を食べ始めるのにはおすすめです。

・たい
良質なタンパク質を多く含んでいます。多価不飽和脂肪酸(オメガ3系)やビタミンA、ビタミンB群なども含まれています。

・カレイ
高タンパク低脂肪な魚なので消化吸収がよく、赤ちゃんの内臓への負担が軽い食材です。

・ヒラメ
タンパク質のほかにも浸透圧を調節してくれるカリウムや、有害物質を排出してくれるセレンなども含まれています。

・しらす
骨や内臓などもまるごと食べられるしらすは、カルシウムが豊富に含まれています。ただし塩分が多いので、赤ちゃんに与える際は必ず塩抜きをしっかりと行うようにしましょう。

・たら
白身魚の中でもトップクラスの低脂肪食材です。バランスよくビタミンB群も含まれているので免疫力向上などの効果が期待できます。

ただし、たらはアレルギーのリスクが高い食材でもあります。与えるのは離乳食中期以降にして、様子を見ながら少しずつ始めてみましょう。

・鮭
鮭はほかの白身魚と比べて脂肪分の多い食材です。しかし、アスタキサンチンやDHA、EPAなどを豊富に含んでいるため抗酸化作用や脳・目の発達に役立ちます。

赤身魚

赤身魚にはヘモグロビンやミオグロビンが含まれているので鉄分が豊富です。またDHAやEPAも含んでいるので、脳を活性化させるなどの効果が期待できます。

・まぐろ
まぐろは大きな魚なので、部位によって含まれる栄養素が多少異なります。とくに脂肪分は、赤身とトロではまったく違うので、離乳食で使う場合は赤身部分を選びましょう。赤身部分には良質なタンパク質とセレンが豊富に含まれています。

・かつお
高タンパク低脂肪な魚なので、旬の時期にはぜひ赤ちゃんにも食べさせたい食材です。DHAやEPAをはじめ、ビタミンD、タウリン、鉄分などを豊富に含んでいます。

・ブリ
比較的脂肪分の多い魚ですが、旨味の強い良質なタンパク質やビタミンB群、ビタミンDなどを豊富に含んでいます。

青魚

青魚は脂がのっているため、赤ちゃんが消化するのに負担となってしまう可能性があります。したがって、青魚は離乳食後期から始めましょう。

魚の中でもDHAやEPAが豊富なので、離乳食後期以降は積極的に取り入れていきたい食材です。

・いわし
DHA、EPA、オメガ3などを豊富に含んでいるため、非常に栄養価の高い魚です。小さな骨がたくさんある魚なので下処理が大変ですが、残さずしっかりと骨を抜きましょう。

・さんま
DHA、EPAはもちろん、タンパク質やカルシウム、マグネシウムなどを多く含んでいます。栄養価の高い魚ですが、鮮度が落ちるとヒスタミンが発生し、それを食べることによりヒスタミン食中毒を起こす可能性があります。

ヒスタミン食中毒は主にじんましんや下痢・嘔吐などの症状が出ます。赤ちゃんに食べさせる際はできるだけ新鮮なものを与えるようにしましょう。

・アジ
タンパク質やビタミンB群、カルシウム、ミネラルなど体に必要な栄養素が多く含まれています。骨の処理に気をつけて小骨が残らないようにしましょう。

またさんまと同様、鮮度が落ちるとヒスタミンが生成されるので注意が必要です。アジを離乳食に使う際は、干物ではなく必ず生のアジを使うようにしましょう。

・サバ
サバが持っている脂にはDHAやEPAが豊富に含まれています。旨味も強いので、離乳食に活用するとメニューが広がりますが、アレルギーを起こしやすい食材でもあるので様子を見ながら少しずつ進めていきましょう。

サバは「足が速い」と言われるように傷みやすい食材です。赤ちゃんには新鮮なものを新鮮なうちに与えるようにしましょう。

アレルギーに注意すべき魚は?

魚の中にはアレルギーを起こしやすい魚とそうでない魚がいます。稀に魚全般にアレルギーを起こしてしまう子もいますが、とくに注意すべき魚は以下のとおりです。

アレルギーを起こしやすい魚
たら、鮭、まぐろ、ブリ、いわし、さんま、サバ など

初めて与える際は少量ずつにして、少しでも異変があった場合はすぐに病院を受診しましょう。

離乳食に魚を使うときの注意点

アレルギーのほかにも魚を離乳食メニューに加える際に注意すべきポイントがあります。しっかり確認して、安心・安全に離乳食を進められるように心掛けましょう。

よく加熱する

生魚は食中毒を起こしてしまう可能性があるため、刺身を食べさせるのは3歳以降にしましょう。よく加熱することで食中毒の原因となる菌を死滅させられます。

加熱方法は、離乳食の間は茹でることをおすすめします。
焼き魚は食感も固く、赤ちゃんには食べづらいため、しっかり茹でてつぶしたりほぐしたりして食べやすく調理してあげましょう。

骨の除き忘れに注意する

とくにいわしやアジなど、小さな骨がたくさんある魚の下処理はしっかり行いましょう。魚の下処理が苦手だという方は、刺身を茹でて利用すると簡単な上に骨の心配もありません。

加工食品を与える場合は塩分に注意する

魚肉ソーセージなどの加工食品は、基本的に与えないことをおすすめしますが、もし与える場合は塩分に注意して下茹でをしたり、量を極少量にしたりして工夫してあげましょう。

まとめ

離乳食で魚が食べられるようになると、動物性タンパク質やカルシウムなど体を作るために必要な栄養素を豊富に摂取できます。さらにDHA、EPAなど脳の働きを活性化させる栄養素も摂れるため、積極的に取り入れていきたい食材です。

しかし、魚にはアレルギーのリスクや骨や皮の処理など注意するべきこともあります。その魚に合った下処理を行い、赤ちゃんが食べやすい調理法で調理してあげることで、魚のおいしさを覚え、将来も魚が大好きな子どもに育ってくれることでしょう。

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