アルコール消毒で手荒れ?原因や改善・対処法について解説
感染症予防対策として様々な場所で手をアルコール消毒するようになりました。手についたウィルスを除去できるのはありがたいことですが、その消毒のせいで手荒れを起こしてしまう人も大勢います。
アルコール消毒で手荒れを起こす原因とはなんなのでしょうか。また、手荒れを起こさないための対処法はあるのでしょうか。
そこで今回は、アルコール消毒による手荒れについて解説します。今後もアルコール消毒をおこなう機会がたくさんあると思うので、この記事を読んでしっかり対処していきましょう。
アルコール消毒で手荒れする原因とは
アルコールは強い消毒効果があり、その成分は角質層のバリア機能まで壊してしまう可能性があります。また、乾燥させる作用があるので、さらに皮膚の状態は悪くなってしまう恐れがあるのです。
1日に何度もアルコール消毒をおこなう生活を送っている場合、手は常に刺激やストレスを受けている状態になっています。それが手湿疹やカサカサになる原因となっているのです。
湿疹などの手荒れではなく、赤く腫れる症状を起こす人も存在します。これは手荒れではなく、アルコール過敏症である可能性が高いと言えます。お酒に弱い人に多く見られる症状で、体がアルコールに対して過敏に反応してしまうことが原因です。
また、蕁麻疹や息苦しさといった症状を起こす人はアルコールアレルギーの可能性があります。体がアレルギー反応を起こしている状態なので、このような人は皮膚科を受診し、代替品を使用するようにしましょう。
手荒れを放置するリスク
軽い手荒れでも放置すると、深く亀裂が入ったり爪が変形したりと重症化する恐れがあります。手荒れは症状が軽いうちに治療し、決して放置しないようにしましょう。
アルコール消毒による手荒れを改善・予防する方法
手荒れに悩んでいる人は、以下の方法をおこなうことによって手荒れの症状が改善する可能性があります。手の消毒は感染症予防に欠かせないものなので、これらを駆使して消毒とうまく付き合っていくことが大切です。
市販されている消毒剤の中には、手荒れをしにくい優しい消毒剤があります。低刺激なものや、発酵アルコールや小麦アルコールを使った天然由来のオーガニック消毒剤なども販売されています。
保湿剤成分が配合されている消毒剤であれば、消毒と同時に保湿もおこなってくれるので、手荒れを起こしにくいと言われています。まずは、自分に合う消毒剤を見つけることが重要なのです。
ハンドクリームなどのハンドケアアイテムを使って保湿することも手荒れの予防につながります。アルコール消毒の後にこだわらず常に持ち歩いてこまめに保湿することで、肌のバリア機能を保持できるのです。
ハンドケアアイテムは、肌の潤いを保つ保湿剤と、手に皮膜を張って外部刺激をブロックする保護剤がどちらも配合されているものを選びましょう。また、消毒剤の効果を阻害しないものを選ぶことも大切です。
ファムズベビーシリーズのエンジェルフォームであれば、医療施設・医療従事者の手荒れ・肌トラブル予防に使用され、濃密な泡状態で出てくるので、しっかりと肌に密着し保湿・保護してくれます。手だけでなく顔など全身に使えるので、日ごろから使っていると肌のバリア機能を高め、肌トラブルだけでなく、アレルギー予防にも役立ちます。
子どもへ使用する場合はママやパパが優しく塗ってあげましょう。
手洗いはハンドソープや石けんを使ってしっかりと洗うようにしましょう。泡を立てた状態で20秒以上もみ洗いすることが大切です。
洗った後はすすぎ残しがないようにしっかりと洗い流します。その際は必ず水を使うようにしましょう。
温かいお湯は肌を乾燥させてしまう原因になります。しっかりとすすいだら清潔なハンカチやタオルで優しく水分をふき取ります。
まだ、ひとりで上手に手洗いできない子どもの場合は、ママやパパが一緒に洗ってあげるとよいでしょう。
あまりにも手荒れがひどい場合は、皮膚科で見てもらう
ただの手荒れだと思っていたらアルコール過敏症やアルコールアレルギーだったというケースもあります。ハンドケアを頑張っているけれどなかなか手荒れが改善しない、もしくは悪化してきたという場合は皮膚科を受診しましょう。
まとめ
感染症予防に欠かせない手のアルコール消毒ですが、それが原因で手荒れを起こしてしまう人が続出しています。
消毒は肌に強い刺激を与える上に乾燥を起こしてしまうため、肌のバリア機能が低下してしまいます。手荒れを予防するためには、消毒後のこまめなハンドケアが大切です。
ただし、消毒後のハンドケアは、消毒効果に影響のないものを選びましょう。保湿成分が配合された消毒剤などもあるので、自分に合った消毒剤を見つけることが大切です。手荒れがあまりにもひどい場合は皮膚科を受診し、薬を処方しても洗うことをおすすめします。