赤ちゃんの免疫はママのもの?免疫力が低い赤ちゃんの風邪・病気を防ぐ方法とは

赤ちゃんの免疫はママのもの?免疫力が低い赤ちゃんの風邪・病気を防ぐ方法とは

小さい赤ちゃんが風邪などの病気をする姿を見るのは心苦しいものです。本来、免疫力の低い赤ちゃんはどのようにして免疫を手に入れているのでしょうか。
今回は、赤ちゃんの免疫について解説します。生後6ヶ月までの赤ちゃんがあまり病気をしない理由や、その後どのようにして免疫を獲得していくのかをしっかり知っておくことで、赤ちゃんの健康を守ることにつながります。

赤ちゃんは生後6ヶ月までママの免疫をもらっている

赤ちゃんは、お腹にいるときからママの免疫をもらって守られており、生まれてからも母乳を通じて免疫をもらっているので、風邪などの病気をしにくいと言われています。
実際に、どのような免疫をもらっているのかを解説していきましょう。

新生児期

赤ちゃんは、お腹の中ではへその緒を通じてママから免疫グロブリンをもらっています。羊水の中は無菌状態のため、その免疫を発揮するのは生まれてからの外の世界です。
産後3~5日の間に出る最初の母乳を初乳と言い、その初乳の中には赤ちゃんに有益な免疫物質が豊富に含まれています。
初乳に含まれる免疫物質はその後の母乳に比べて100倍の濃度とも言われています。初乳は成乳に比べて黄色っぽく粘度も高いのが特徴です。

初乳

生後6ヶ月頃まで

生後6ヶ月くらいまで成乳には、免疫グロブリンやラクトフェリンが赤ちゃんに最適な状態で含まれています。それを毎日哺乳している赤ちゃんは、天然のワクチン毎日摂取しているような状態なので、病気をしにくいと言われています。
母乳抗菌・抗ウイルス作用があるのと同時に、赤ちゃんに必要な栄養もバランス良く含まれています。授乳することによって母体の回復にも一役買ってくれるため、母子にとって良いこと尽くめなのです。

成乳

生後6ヶ月以降の免疫は?

生後6ヶ月を過ぎると、母乳による免疫が少しずつ弱くなりますが、同時に、赤ちゃんは日常生活の中でいろいろなものに触れ、そこから菌に触れることにより自分自身で免疫を作っていくようになります。
その過程でもちろん病気になることもありますが、病気と戦う中でより強い免疫を獲得していくこととなるのです。

まだまだ免疫力が低い赤ちゃんの風邪・病気を防ぐ方法

自分で免疫を作っていくと言っても、まだまだ免疫力が低い赤ちゃんに大きな病気のリスクを負わせたくはありません。では、どのようにして風邪や病気を防いでいけばいいのでしょうか。その方法をご紹介します。

風邪・病気を防ぐ方法

予防接種をきちんと受ける

赤ちゃんは生後2ヶ月から予防接種を受けられます。予防接種を受けるには、自治体から配布される予診票が必要です。
また、予防接種は多種にわたるので、すべての予防接種をきちんと受けるためにはスケジュールを組んで計画どおりに受けさせることが大切です。
予診票と一緒に配布される予防接種の説明書をしっかりと読み、すべての予防接種をきちんと受けさせましょう。

こまめに水分を与える

病気予防としてこまめに水分を与えることは有効です。母乳の場合はいつでも飲ませて良いですが、ミルク育児をしている人はこまめにミルクを与えることはできません。
ミルクは消化に時間がかかるため、赤ちゃんに負担をかけないために授乳は3時間空けて行うことが多いからです。そういった場合は湯冷ましやベビー麦茶などを飲ませてあげましょう。最初は嫌がるかもしれませんが、飲ませるうちに慣れてくるでしょう。
夏場など汗をたくさんかく季節の水分補給としても有効です。

夏は保湿、冬は加湿を心がける

赤ちゃんの肌はデリケートなので、気温や湿度に大きく影響を受けます。手足口病など、夏に流行する病気は皮膚に大きく関係しています。
カサカサに乾燥した皮膚は、かゆみなどの肌トラブルの原因にもなります。赤ちゃんの肌をきちんと保湿してあげることが、病気や肌トラブルの回避につながります。
また、空気が乾燥するとウイルス増加の原因になります。冬場は加湿器を活用し、部屋の湿度を上げるよう心がけましょう。

免疫力の低い赤ちゃんは食物アレルギーにも注意が必要

生まれたばかりの赤ちゃんには、実は食物アレルギーはありません。では、どのタイミングで食物アレルギーを発症するのでしょうか。
実は、アトピー性皮膚炎を発症後に食物アレルギーを発症するケースが非常に多いのです。口からアレルゲンを摂取する前に皮膚からアレルゲンを摂取してしまうと、食物アレルギーとなってしまうリスクは格段に上がってしまいます。
このとき、健康な皮膚にアレルゲンが触れても食物アレルギーにはなりません。問題は「湿疹のある肌にアレルゲンが触れた場合」なのです。
肌に湿疹がある状態が長く続くと、その分皮膚にアレルゲンが触れてしまう可能性が高くなってしまいます。したがって食物アレルギーのリスクを下げるためには、赤ちゃんのスキンケアが非常に重要なのです。
スキンケアの基本は清潔と保湿です。全身の肌の保護と保湿ができるファムズベビーシリーズのエンジェルフォームは、新生児から使えるのでおすすめです。

食物アレルギーにも注意が必要

まとめ

赤ちゃんは生後6ヶ月まではママから免疫をもらって守られています。6ヶ月以降になると自分自身で菌に触れながら免疫を獲得していくことになります。

赤ちゃんのスキンケアは病気だけでなく食物アレルギーのリスクを下げることにも影響します。赤ちゃんの肌はいつも清潔を保ち、きちんと保湿してあげることが重要です。

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