赤ちゃんはなぜよだれを出すの?理由やかぶれの予防法について解説

赤ちゃんはなぜよだれを出すの?理由やかぶれの予防法について解説

赤ちゃんが大量によだれを出すようになると、洗濯物も増えママの負担も大きくなります。また、よだれによって赤ちゃんの肌がかぶれてしまうこともあります。よだれかぶれは、主に顔に現れるため、目に付きやすく心配の種は尽きません。しかし、赤ちゃんはなぜよだれを大量に流すのでしょうか。
今回は、よだれが出るそもそもの理由や、よだれが出やすい時期、かぶれたときの対策法などを解説します。

赤ちゃんがよだれを出す理由

赤ちゃんは、笑っていても泣いていてもよだれを垂らしているイメージがありますが、なぜよだれを出すのでしょうか。2つの理由をご紹介します。

口を上手に閉じられない

赤ちゃんは、大人と違い口を上手に閉じることができません。そのため、いつも半開きになっている状態で、口に溜まったよだれがあふれ出てしまうのです。

よだれを飲み込む力が未熟

口を上手に閉じられないのと同様に、まだよだれを飲み込む力が発達していません。また、飲み込むという行為を理解できないので、よだれを垂れ流す結果になってしまいます。

よだれを出す理由

赤ちゃんのよだれが出やすい時期は?

では、赤ちゃんのよだれはいつ頃から始まって、いつ頃おさまってくるのでしょうか。
赤ちゃんのよだれは、一般的に生後2ヶ月~3ヶ月頃から始まりますが、唾液の量や成長の個人差によって早い子だと1ヶ月頃から始まる場合もあります。
生後2ヶ月~3ヶ月頃になると、指しゃぶりが始まる時期でもあります。指をしゃぶり始めるとよだれの量も増えてきますが、離乳食が始まる5ヶ月~6ヶ月頃になると生理的にもよだれが増えてきます。乳歯がはえ始める7ヶ月頃になると、口の中がムズムズするため、何かを噛むようになるので、よだれが分泌されます。
このように、赤ちゃんのよだれは少しずつ出るのではなく、ダラダラと溢れるように出てきますが、顎(あご)がしっかりして、唾液を飲み込めるようになる生後8ヶ月~9ヶ月頃になると少なくなってきます。
赤ちゃんのよだれは、始まる時期だけでなく終わる時期も個人差があるので、長い子だと2~3歳頃までよだれを流すこともありますが、多くは1歳頃になると落ち着いてくると考えてよいでしょう。
5歳頃までは、唾液腺が発達途中のため、時々よだれを出してしまいますが、気にするほどの量ではなくなります。

よだれが出やすい時期

赤ちゃんの注意すべきよだれとは?

赤ちゃんは大量のよだれを出したり、ぶくぶくとした泡状のよだれを出したりします。よだれの種類によっては赤ちゃんの健康状態に問題がある場合もありますので、注意が必要です。
ここでは、注意すべきよだれについて解説します。

注意すべきよだれ

よだれが臭い

赤ちゃんのよだれが普段と違い臭いようであれば、口の中で雑菌が繁殖している可能性があります。雑菌が繁殖する理由として考えられるのが、口の中の水分量の不足です。
また、赤ちゃんのよだれが臭い場合は、脱水症状を起こしていることも考えられるので、こまめに水分を与えるようにしましょう。

よだれに血が混じっている

赤ちゃんのよだれに血が混じっていると、とても心配してしまいますが、まず口の中が切れていないか確認しましょう。傷があるようであれば、清潔なガーゼで止血をして様子を見ます。また、授乳中にママのおっぱいを噛んでしまい血が混じることもあります。

よだれの量が少ない

いつもよりよだれの量が少ない場合は、脱水症状を起こしている可能性があります。多めに水分を補給するようにしましょう。ぐったりしている、発熱しているなどの症状がある場合は、早めに受診することが大切です。

よだれの量が多い

いつもよりよだれの量が多いと感じたときは、口内炎や手足口病になっていることもあります。急に赤ちゃんのよだれが増えて、発熱や食欲がないなどの症状がある場合も、医師の診断を仰ぐようにしましょう。

よだれはかぶれの原因になる

赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。そのため、よだれでかぶれてしまうこともあります。よだれかぶれというと口の周辺だけと考えがちですが、よだれの量が多いと、首や胸元までかぶれてしまうこともあります。
また、よだれを触った指で頬をいじると、湿疹が口の周りだけでなく頬や顔全体にできてしまうこともあります。
よだれには、消化酵素や塩分が含まれていて、それが刺激になってかぶれてしまいますが、ほかにも、母乳やミルク、離乳食などが触れることも原因のひとつです。

赤ちゃんのよだれかぶれを防ぐ方法

では、よだれかぶれには、どのような対策を施せばよいのでしょうか。

よだれかぶれを防ぐ方法

よだれをガーゼやタオルで優しくふき取る

よだれを放っておくとかぶれる原因になります。赤ちゃんがよだれを流したら濡らしたガーゼやタオルで優しくふき取ってあげましょう。このとき、強くこすると肌を刺激してかぶれが悪化することもあります。優しく叩くようにしてふき取ることを心掛けてください。

スタイやシーツなどを清潔にする

よだれで汚れたスタイを付けたままにしておくと、何かの拍子に肌をこすって悪化する原因になることもあります。そうならないようにスタイやよだれ防止で使っているタオルなどは、こまめに変えてあげるようにしましょう。
また、赤ちゃんは寝ているときもよだれを流します。シーツなどがよだれで汚れると菌が増殖してかぶれがひどくなることもあるので、赤ちゃんの肌に触れるものは清潔に保つようにすることが大切です。

よだれがひどい場合は洗い流す

赤ちゃんのよだれがひどい場合は、ぬるま湯か水で洗い流してあげましょう。赤ちゃんもスッキリとした気持ちになるかもしれません。シャワーを直接かけるのではなく、ママの指で優しくふき取ってあげるとよいでしょう。

保湿をしっかり行う

よだれを綺麗にふき取ってあげたら、保湿をすることが大切です。赤ちゃんの肌は、バリア機能が未熟なので、そのままにしておくと乾燥してしまい、かぶれや肌荒れが悪化してしまいます。一度悪化すると、患部を触ってさらに悪化する可能性もあります。

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そのため、よだれかぶれのほかにもおむつやあせも、肌荒れの予防にぴったりです。
エンジェルモイスチャーを使用した後にエンジェルフォームを塗ると、肌のバリア機能が高まるので、肌に受けるさまざまな刺激を防ぐことができます。
エンジェルモイスチャーやフォームは、赤ちゃんの口に入っても問題ない成分を使用しているので、口の周りに使用できます。また、効果が長時間持続するので、外出前に使用すると何度も塗り直す必要がありません。

まとめ

赤ちゃんが大量のよだれを流しても、それほど心配することはありません。成長に伴いよだれの量も少なくなっていきます。しかし、よだれを流していたらそのままにしておくのではなく、優しくふき取って常に肌を清潔に保つことが大切です。デリケートな赤ちゃんの肌がかぶれないように十分な保湿を忘れずにケアしてあげましょう。
保湿で症状の改善と予防はできますが、ひどいかぶれで赤ちゃんがつらそうな場合は病院で処置してもらうことをおすすめします。