赤ちゃんのミルクはいつまで?あげる際の注意点や飲まない場合の対処法を解説

赤ちゃんのミルクはいつまで?あげる際の注意点や飲まない場合の対処法を解説

生後間もない赤ちゃんにとって、欠かせないミルクや母乳。赤ちゃんの重要な栄養源であるだけに、不安や疑問を抱えているママやパパは少なくはないのではないでしょうか。とくにミルクの場合は、製品の選択肢や作り方などで悩むこともありますよね。
そこで今回は、赤ちゃんのミルクについて、あげる期間や選び方、注意点に加え、飲まないときの対処法まで、詳しくご説明します。

赤ちゃんにミルクをあげるのはいつまで?

赤ちゃんにいつまでミルクをあげればよいのか、疑問に思っている方は多いでしょう。しかし、これには明確な決まりはなく、離乳食の進み具合に応じて決めるのが一般的です。
多くの場合は、赤ちゃんが生後5ヶ月~6ヶ月くらいになる頃から離乳食を開始し、食事の様子を見ながらミルクや母乳を与えます。そして、赤ちゃんが徐々に離乳食に慣れていくと、1歳を迎える頃には1日3食が基本となり、離乳食で栄養をしっかりと摂れるようになります。そうなれば、ミルクや母乳で栄養を摂る必要がなくなり、卒乳・卒ミルクも可能です。
ただし、赤ちゃんは好き嫌いや食べムラも多いため、食事内容によってフォローアップミルクを与え、栄養を補助するようにしましょう。

ミルクをあげるのはいつまで?

ミルクとフォローアップミルクの違い

では、ミルクとフォローアップミルクの違いとは何なのでしょうか。これらの違いを簡潔に述べると、以下のようになります。

ミルクとフォローアップミルクの違い

ミルク期の赤ちゃんの栄養はミルクだけで十分でしたが、離乳食中心の食事になっていくとカルシウムやミネラルなどが不足しがちになります。フォローアップミルクは、そういった栄養素を補うための食品なのです。また、このフォローアップミルクは9ヶ月頃〜3歳頃まで飲むことができます。

赤ちゃんにあげるミルクの選び方

次に、赤ちゃんにあげるミルクの選び方について説明していきましょう。一般的なミルクの選び方は、以下の2つになります。

ミルクの消費量にあわせて選ぶ

ミルクの選び方としてまず挙げられるのは、赤ちゃんのミルク消費量によって選ぶ方法です。
ミルクの消費量が多いのであれば、缶タイプや詰め替えタイプがおすすめです。なぜなら、これらは容量が多くコストパフォーマンスに優れており、消費量が多くても家計の負担になりにくいためです。
また、あまり赤ちゃんがミルクを飲まず消費量が少ないのであれば、少量の小分けタイプを選ぶとよいでしょう。この小分けタイプには、酸化しにくく持ち運びやすいという利点があります。

ミルクのタイプで選ぶ

赤ちゃん用のミルクには、さまざまなタイプがあります。そして、このタイプによって選ぶのも、ミルクを選ぶ方法のひとつ。

主なミルクのタイプ

先述のように、缶タイプであればコストパフォーマンスがよいのが特徴です。また、小分けにされたスティックタイプやキューブタイプなどは持ち運びがしやすく、外出先での利用に優れています。さらに赤ちゃんミルクに代表される液体タイプであれば、少々値が張るものの、ミルクを溶かす手間が要りません。
それぞれのタイプによってメリットが違うので、使い分けするのもよいでしょう。

赤ちゃんにミルクをあげる際の注意点

ここからは、赤ちゃんにミルクをあげる際の注意点についてご説明します。

ミルクの調乳には使用できる水とできない水がある

赤ちゃんのミルクは粉状のものが一般的で、それをお湯で溶かして調乳を行います。しかし、このときに使う水は何でもいいというわけではありません。たとえば、井戸水やわき水の場合は雑菌が入っている可能性が高く、これをミルクの調乳に使えば赤ちゃんが体調を崩す危険性があります。
こういった危険を避けるためにも、ミルクの調乳には水道水、もしくは水質基準に合格した井戸水M、または調乳用の水を鍋やポットなどで煮沸させてから使用するようにしましょう。
また、ミネラルウォーターを使用する場合は、軟水であればOKです。硬水で調乳すると粉ミルクに含まれるミネラル濃度のバランスを損なう恐れがあるので、気をつけてください。

ミルクの調乳には使用できる水

ミルクアレルギーに注意する

近年増加傾向にあると言われるのが、子どものアレルギー。ミルクについても、体質によっては、赤ちゃんのアレルギーを引き起こす可能性があります。
この場合のアレルギー原因は、牛乳に含まれているタンパク質です。ミルクを飲んだ後、下痢や湿疹をはじめとした異常症状が現れた場合には、すぐに病院にかかるようにしましょう。また、もしミルクアレルギーになった場合には、小児科医と相談しながらアレルギー用ミルクを与えることになります。
このようなアレルギーは、なってしまってから完治するのが難しく、多くの場合一生付き合っていかなければなりません。中には、出生から成長するに伴って、乾燥肌や湿疹、食物アレルギー、喘息、花粉症と連鎖的にアレルギーを発症する「アレルギーマーチ」を起こしてしまう子どももおり、そうなってしまっては生活にさまざまな制限が出てきてしまいます。

ミルクアレルギー

つらいアレルギーを防ぐには、できるだけ早く予防をはじめておくのが理想です。そして、そのためには、Fam’s baby(ファムズベビー)のベビースキンケア用品を使用するのもひとつの方法です。Fam’s babyのベビースキンケア用品は新生児5日目から、全身に使用できる保湿アイテムですが、その機能は保湿だけではありません。塗ることで、肌のバリア機能を高める保護効果があるバリアスキンケア製品です。ミルクアレルギーは口のまわりについた(残った)ミルクが原因ということも分かってきていますので、このようなバリアスキンケア製品を使って、ミルク・食物アレルギーから我が子をしっかり守ってあげたいですね。
アレルギーはアレルゲンの体内侵入によって起こりますが、肌を保護しバリア機能を高めておけば、アレルゲンは体内に入りにくく、つまりはアレルギー予防にもつながります。赤ちゃんのためにも、できる限りのアレルギー予防は行っておきたいですね。

ミルクアレルギー予防

赤ちゃんがミルクを飲まない!考えられる原因と対処法とは

赤ちゃんがミルクを飲まず、困った経験はないでしょうか。ここではその場合の対処法をご紹介しましょう。

赤ちゃんがミルクを飲まない原因

赤ちゃんがミルクを飲まない原因は、哺乳瓶が気に入らなかったりミルクの温度が気に入らなかったりと、赤ちゃんによってさまざまです。はじめは母乳もミルクもよく飲んでいたのに、生後3ヶ月頃になるとミルクを嫌がる赤ちゃんも珍しくはありません。
原因を明確にするのは難しく、それを見極めるためにはミルクを与える条件を変えてみるしかないでしょう。

赤ちゃんがミルクを飲まない場合の対処法

赤ちゃんがミルクを飲まない場合には、哺乳瓶の乳首を変えたりミルクの温度が適温なのかいま一度確認してみたりと、条件を変えて飲ませてみましょう。また、ミルクをあげる態勢や角度などを変えてみるのもよいでしょう。
もしそれでも飲まないようであれば、混合栄養の場合なら母乳のみをあげるようにします。また、母乳をあげられない場合であれば、白湯などで水分を補いつつ何日か様子を見て、それでも飲まないようであれば小児科を受診し、先生に相談しましょう。

まとめ

赤ちゃんに与えるミルクについて、ご紹介しました。
赤ちゃんにとって、ミルクは必要な栄養を補う大切な食事です。使用する水の質や温度などに気をつけながら、適切に与えていきたいですね。
また、アレルギーについてもなるべく早いうちから予防し、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしていきましょう。