赤ちゃんのうんちは健康のバロメーター!うんちでわかる赤ちゃんの体調

口のきけない赤ちゃんのうんちは、そのときの体調によって大きく変わります。また、月齢によっては、思ってもみなかった色や状態になっていることも。

今回は、月齢別のうんちの状態や医師に相談した方がいいうんちなど、知っておくと安心な赤ちゃんのうんちについて解説します。

月齢別でみる赤ちゃんのうんちの特徴

赤ちゃんの成長は早く、あっという間に大きくなってしまいますが、うんちも赤ちゃんの成長に伴って変化をしていきます。

-新生児期のうんち
新生児期のうんちは変化が早く、ママも驚くほどです。まず、生まれてから48時間以内に出るうんちは「胎便(たいべん)」と呼び、ねばねばした黒っぽい色や緑色をしています。これは、生まれるときに飲み込んだ羊水や胆汁色素、腸の分泌物、脂肪などが原因です。

母乳やミルクを飲みはじめると黄色や緑色の水っぽいうんちになりますが、生後3日~5日ほど経つと、ドロドロとした黄色っぽいうんちに変化してきます。これは「普通便」と呼ばれるうんちです。

最初のうんちは無菌なので匂いはしませんが、ミルクなどを飲むようになると菌が混じり、匂うようになります。母乳の子のうんちは、ゆるめで甘酸っぱい匂い、ミルクの赤ちゃんは硬めで少し便臭があります。

この頃の赤ちゃんは、お腹に便を貯めておくことができないので、授乳するとすぐに水っぽいうんちをします。多い子だと、1日10回から20回もうんちをする場合があります。

-生後2ヶ月~4ヶ月のうんち
生後2ヶ月~4ヶ月頃は、一般的に1日3回~4回程度の水っぽく茶色に近い黄色や緑色のうんちをします。しかし、赤ちゃんの成長には個人差があるので、1日1回しか出ない子や1日うんちが出ない子もいます。

回数が多い分にはあまり気にする必要はありませんが、便秘気味の子は、マッサージや体操などで解消してあげるといいでしょう。

-生後5ヶ月~6ヶ月のうんち
離乳食がはじまると、匂いや色、形などから、少しずつ大人のうんちに近づいていることがわかります。しかし、離乳食がはじまると便秘気味になる子や下痢になる子もいるので、毎回チェックをしておくことが大切です。

また、離乳食によって腸内にいる細菌のバランスが変化するため、うんちの色も変わることがあります。

-生後7ヶ月~12ヶ月のうんち
離乳食が進み、いろいろなものが食べられるようになると、うんちも大人のようなものになっていきます。

この頃は、腸内環境のバランスもとれ、1日1回~3回程度の排便になってきます。大豆やカボチャ、さつまいも、ごぼう、バナナなど繊維質が豊富な食材を摂取すると、うんちがよく出るようになるでしょう。大人と同じような茶色くて固いうんちになりますが、離乳食以外にミルクや母乳を摂取していると、ゆるめで酸っぱい匂いになることもあります。

また、食べたものの色がうんちに反映されることもあります。たとえば、ニンジンを食べたら赤っぽく、ほうれん草を食べたら緑色っぽくなることもありますが、心配することはありません。

赤ちゃんのうんちに白い粒々が混じっていても大丈夫?

赤ちゃんのうんちに、白い粒々としたものが混じることもあります。「病気?」と心配してしまうこともありますが、消化しきれなかった母乳やミルクのカルシウム、脂肪分なので、心配することはありません。

また、普通便の時期に緑色っぽいうんちが出ることもありますが、これは、本来は黄色である胆汁色素(ビリルビン)が酸化して緑色になっているだけです。

赤ちゃんのうんちに血が混じっている!病気?

赤ちゃんのうんちに、血が混じっているときがあります。ママとしてはとても心配になりますが、血の状態が点状や糸のようであれば、ほとんどはうんちが通過するときの刺激で腸粘膜から出血しているだけですので、問題ありません。また、初めて食べた離乳食で、少しアレルギーを起こして出血することもあります。

便秘や下痢で腸に傷がついて出血しているのであれば、2日~3日程度で落ち着いてくるので、様子を見てみましょう。

ほかにも、一部分だけ黒っぽいうんちが1回だけ出た場合は、分娩時に飲み込んだ血や自分の鼻血を飲み込んだことが原因かもしれません。このような血便は一時的なものなので、1日ほどで収まることがほとんどです。しかし、血便が続き顔色が悪い、赤ちゃんのご機嫌が悪いなどの場合は、病院を受診するようにしましょう。

赤ちゃんうんちで注意が必要なものとは?

赤ちゃんのうんちがいつもと違う場合は、何かしらの病気が潜んでいることもあるため、注意が必要です。ここでは、注意した方がいいうんちの色や状態をご紹介します。

-イチゴジャムのような赤いうんち
イチゴジャムのような粘着した赤いうんちが出た場合は、「腫瘍積」の可能性があります。腫瘍積とは、腸の一部が重なる症状で、乳幼児によく見られます。

腸の一部が重なるときはとてもお腹が痛くなるので、激しく泣くことや、おう吐、顔色が悪くなるなどの症状が現れますが、腹痛が治まるとケロッとしています。しかし、放っておくと腸重積や腹膜炎を起こして、重症化することもあるのです。

症状が現れてから24時間以内であれば手術をしないで治療できる可能性もあるので、時間外でも病院を受診するようにしましょう。

-全体的に黒っぽいうんち
少し月齢が進んでも黒っぽいうんちをしている場合は、消化管が潰瘍を起こしている場合や、強いストレス、薬などの作用により、胃から出血していることが考えられます。

一時的な損傷の場合も多いですが、赤ちゃんの胃腸はとてもデリケートです。黒いうんちが続くようであれば、医師の診察を受けることをおすすめします。

-白っぽいうんち
ロタウイルスやアデノウィルスなどのウイルスに感染していると白いうんちが出ることもあります。月齢が小さい赤ちゃんの場合は、「先天性胆道閉鎖症」という病気も考えられるため受診が必要です。

-真っ赤なうんち
血のような真っ赤なうんちをした場合は、「痔」かもしれません。この場合は、うんちの中に血が混じっているのではなく、肛門の周辺が切れて血が出ることで起こります。

赤ちゃんのうんちが硬く、便秘気味のときは、痔を疑ってみましょう。お尻を拭いたときに血がついたり、肛門辺りから血が垂れたりしていることもあります。

赤ちゃんが便秘気味のときは、水分補給をしっかり行い、離乳食がはじまっているようであれば、野菜などで食物繊維を多く摂るようにしましょう。

赤ちゃんもおむつかぶれにも注意が必要

大腸菌や酵素がたくさんついているうんちは、赤ちゃんの肌にとって刺激が強いものです。とくに下痢の場合は、刺激性が強いため、うんちをした後にしっかりお尻をケアしてあげないと、すぐにおむつかぶれになってしまいます。

おむつかぶれは、医学的には「おむつ皮膚炎」と呼ばれるものです。おむつかぶれになると皮膚が赤くなり、かゆみや痛みで泣くこともあります。酷くなるとただれて血がにじむこともあるので、おむつを外したときは、赤ちゃんのお尻の状態を確認することを忘れないようにしましょう。

おむつかぶれにならないためには、うんちをした後のお尻を清潔に保つことが大切です。しかし、うんちの回数が多いときは、その都度お尻を拭いていると、赤ちゃんの肌を傷めてしまうこともあります。そんなときは、シャワーや座浴でお尻を優しく洗ってあげましょう。

お尻をよく洗った後は、ローションやオイルを塗っておくことも、おむつかぶれの予防に効果があります。暑い季節は、薄くベビーパウダーをはたいてあげることもおすすめです。

まとめ

赤ちゃんのうんちは、その子の健康状態を計るバロメーターです。普段から、赤ちゃんのうんちの状態をチェックしておき、気になるときは写真に残しておくと、後で医者に相談するときに便利です。月齢や食べ物によってうんちの状態は違いますが、大体の特徴を知っておくと、いざというとき慌てずに済むでしょう。

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