取材・相談してきました!

第6回は、情緒あふれる下町風情が魅力で、区民が寄り添い助け合うという気質がある台東区を取材してきました。

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情緒あふれる下町風情が魅力

第6回は、全国的にも有名な、上野動物園や浅草寺、アメヤ横丁、三社祭、合羽橋道具街、谷中銀座などがあり、東京国立博物館は伝統と近代が融合し、様々な催しもので全国・世界的に知名度がある区です。
また、情緒あふれる下町風情が魅力で、街がそうするのか区民が寄り添い助け合うという気質があるようで、そんな魅力あふれた台東区を取材してきました。

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画像:台東区役所より提供

台東区は、東京都の北東部に位置し、江戸時代を通じて東京で最も古い市街地のひとつで、江戸時代の元禄文化(町民文化)が息づいた区です。
浅草にある浅草寺(正式名:金龍山浅草寺)は建立1400年の歴史を持ちます。

江戸時代は長屋暮らしが大半で、隣の住人の「グー」と腹の虫がなったら、壁を叩き「椀(わん)と箸(はし)を持ってきなよ、困ったときはお互い様」という助け合いが当たり前だったようです。

そのような古き良き文化が受け継がれているように、上野動物園や浅草寺、アメヤ横丁などに遊びに行くと親切な人が多いように感じます。

そして、今回取材した子育て・若者支援課をはじめとして子育て環境に携わる職員の方々はとても気さくで課長の笑顔が印象的でした、その雰囲気が区の子育て環境に反映しているように感じます。

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【今回の取材に協力して頂いた台東区職員の方々になります。】

子育て・若者支援課 課長 飯野様
子育て・若者支援課 庶務担当係長 池田様
子育て・若者支援課 渡辺様
子ども家庭支援センター 庶務担当係長 髙橋様
子ども家庭支援センター 地域支援担当係長 鈴木様
保健サービス課 課長 水田様
浅草保健相談センター 所長 中井様
浅草保健相談センター 母子健康包括支援担当係長 角園様

ここからは取材してきた少しまじめな内容になりますが、区民の方や、これから台東区に引っ越して来られる方々には有益な情報かと思いますので是非読んでみてください。

また、区民以外の方には、中段以降に1度は遊びに行きたくなるスポットが沢山ありますので楽しめると思いますよ。是非下段の方までお進みください!

これから出産を迎えるご家庭や、出産後のご家庭に向けた、子育て環境に関して、台東区で特に力を入れている事業や台東区ならではの政策はありますか?

※ここでご回答いただいた内容は一般的な支援にプラスした台東区で力を入れているもので、ここに記載以外にもたくさんの支援がありますのでご安心ください。

 台東区では、家族等から十分な育児等の支援が得られず、心身の不調や育児不安等を抱える出産後1年以内の母親とその子を対象に、助産師等の看護職が中心となり、母親の身体的回復や心理的な安定を促進するとともに、母子の愛着を促し、母子とその家族が健やかに生活できるよう支援するため、産後ケア事業を実施しています。
 令和3年度から事業を拡充し、これまで実施していた「宿泊型」「外来型乳房ケア」に加え、「日帰り型」と「訪問型乳房ケア」を開始する等、産後の子育てをサポートする体制を整えています。
 また、台東区の特色ある事業としては、多子世帯の子育てにかかる経済的負担の軽減を図るとともに、子供達の成長をともに喜び、見守り、子育ての喜びを実感できる台東区を目指すため、第3子以降の児童について、ライフステージの節目となる出生、小・中学校入学に際し祝品を贈呈する「にぎやか家庭応援プラン」事業を実施しています。

詳細はコチラから見る事ができます。

産後ケア:
台東区公式ホームページ

https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/mokutei/kenkou_iryou/shussan/sangocare.html

浅草保健相談センター 
母子健康包括支援担当
電話:03-3844-8177

にぎやか家庭応援プラン:
台東区公式ホームページ

https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/mokutei/teate_josei/nigiyakakatei.html

子育て・若者支援課 給付担当
電話:03-5246-1232

台東区のHPを拝見しますと「幼児用ヘルメット無償配布」「経済的に厳しい状況の子どもをサポートする高等学校などへの進学者に対する入学費の一部助成」「多胎児家庭向けタクシー利用料支給」「リフォーム支援制度」など様々あり、お子さんが沢山いるご家庭に寄り添った手厚い施策が沢山あります。

子育て環境に関して昨今どのような諸問題や寄せられる声がありますか?

 現在、特に課題だと考えているのは、子育て家庭の地域からの孤立化です。

人と人との交流が難しい状況であり、児童虐待の観点からもこれまで以上に子育て家庭の孤立化を防止し、育児不安や負担感を軽減させていくことが求められていると考えています。
 児童虐待を未然に防止するため、児童や保護者を対象に児童虐待についての理解を深め、周知・啓発を行っていく他、3~4か月児健康診査等の機会を捉え、感染防止対策を講じた上で交流を促進する事業を実施しています。
 また、各相談窓口や各部署間での情報共有も密に行い、区全体として対応していくことが必要だと認識しており、今後も安心して子育てできる環境を整えるように努めていきたいと考えています。

このような諸問題を感じているので台東区では下記のように妊娠期、0歳、1~2歳などの「年齢・時期別」や「目的別」に応じた『手当・助成』『健康診査・予防接種』『相談支援』『一時預かり』などがとても分かりやすくて使いやすいように設計されています。
夜間・休日診療の案内もありますのでブックマークしておくと頼れる存在になりそうです。

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台東 いきいき子育て:
台東区公式ホームページ

https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/index.html

母子関連の取組で台東区が一番注力(大事)している事はなんでしょうか?

 子育てをしていく中で、悩んだり困ったりすることもたくさんあると思います。

 そのような時にここに相談してみようと思っていただけるような身近な相談相手でいられるよう子育て家庭に寄り添っていたいと考えています。

手短にお話ししてくれましたが一番注力している事が分かります。
この「相談する事」が幅広い事、深い悩みに対して解決できる本質的な事だと思いますので、住民との真摯に向き合った結果に出てきた答えだと感じられますね。
専用の育児相談窓口がありますのでご紹介しておきます。

「たいへんなときはひとりで悩まずに相談しましょう」と、ありますので、両親、祖父母のよう感覚で近い存在と捉えて相談してみてはいかがでしょうか? 1人で悩むより誰かに聞くことで、すぐに解決できる事ってありますよね?
気軽に利用してご自身の負担を軽くするために、皆さんからも寄り添ってみてはいかがでしょうか?

子育て総合相談窓口はコチラから見る事ができます。

総合相談窓口:
台東区公式ホームページ

https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/mokutei/soudan/kosodatesougousoudan.html

総合お問い合わせ:
日本堤子ども家庭支援センター
電話:03-5824-2571

育児相談は電話でも対応してくれますし、対面での相談もできますよ。
対面実施日は下記からご確認ください。
「育児相談:台東区公式ホームページ」

https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/mokutei/soudan/ikusou.html

浅草保健相談センター
電話:03-3844-8172

台東保健所 
保健サービス課 保健指導担当
電話:03-3847-9497

ウェブではなく冊子の方が見やすい方の為に「たいとう子育てハンドブック」もあります。もらっても家の中で眠っているご家庭もあると思いますが、必要な時に見てみると助かる情報がしっかり載っていますので、お時間ある時に「こんなのあるんだ~」と予備知識をいれておくのは良いかも知れませんね。

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子育て家庭へ、台東区からのお勧めの場所などを教えてください。

お勧めの場所は、令和元年度に新たに整備した浅草保健相談センターと区内4カ所の子ども家庭支援センターです。
浅草保健相談センターは「母子健康包括支援センター」の機能を充実させて、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援を行う、子育て世代に優しい施設を目指して整備しました。
妊娠期から概ね3歳までご利用できる「おやこるーむ」も常設しておりますので、ぜひ遊びに来てください。

浅草保健相談センター おやこるーむ:
台東区公式ホームページ

https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/mokutei/shisetsu_asobiba/oyakoroom.html

 また、子ども家庭支援センターには0歳から3歳までの子供と保護者の方 に安心して気軽に過ごしていただく遊びとふれあいの場「あそびひろば」があります。各あそびひろばでは、親子で楽しく遊べる様々なイベントや講座を行っていますので、こちらにもぜひ遊びに来てください。あそびひろばの一部にはベビーコーナーも設けており、ランチルームには、給茶機(冷温水・お茶)、授乳コーナーを設けています。
 谷中分室以外の3カ所の子ども家庭支援センターでは、0歳から18歳までの子供と保護者及び関係者の方に、子育てに関する総合相談及び情報提供、さらに子育ての仲間づくりやボランティア活動を支えるお手伝いなどをしています。

浅草保健相談センターの建物の雰囲気やスタッフ、相談内容、利用者の声が見る事ができるので、区民の方は知っておくといざという時に役に立つと思います。

浅草保健相談センター 動画紹介:
台東区公式チャンネル

https://www.youtube.com/watch?v=ynDAdKzQ-uM

台東区子育てイラストマップ:
台東区公式ホームページ

こちらのマップどこに何があるのか一目瞭然なので活用してみては?

https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/29handbook.files/irasutomappu.pdf

浅草保健相談センターの場所はコチラになります。

東京都台東区花川戸2丁目11番10号
電話:03-3844-8171 8時30分から17時15分

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育児関連の民間企業・団体との連携はありますか?

 産後ケアやあったかハンド(産前産後支援ヘルパー)は、近隣の医療機関や助産所、またヘルパー事業所と連携しています。また、子育て・若者支援課では「育児わくわくカレンダー」という未就園児と保護者が参加できる園行事、講座、イベントなどの情報を集めた情報紙を発行しています。このカレンダーは公立私立を問わず、区内の保育園、幼稚園、こども園で開催するイベントを毎月まとめ、発行している。それ以外にもとりこえ助産院で実施されるイベントについても掲載しています。この他、区内の子育てを中心した活動を展開しているNPO法人と連携し、未就園児向けの保育園の入園申請の説明会を開催するなどの活動も行っています。

行政だけでは行き届かない部分は、民間企業と連携して解決を図るといった、サポートを手厚くしようとする姿勢が伺えますね。

共働きや、ご両親のヘルプが受けられない人の為に、産前産後支援ヘルパー”あったかハンド”という支援があります。
妊産婦や乳児を介助する人がいないご家庭にはとてもありがたい支援ですね。

※利用料は一般向けも、多胎世帯向けも一緒ですが、支援してもらえる期間や、限度時間が違うようです。
※また、下記のいずれかを実施していることが利用条件となります。
・ゆりかご・たいとう面接 
・乳児家庭全戸訪問 
・3~4か月児健康診査

【ご利用料金】
 1時間1人あたり300円
 ※減免制度あり

【利用できる期間・日時など】
 月曜日から土曜日まで
 (日、祝日、年末年始は除きます)
 午前9時から午後5時まで
 (1日4時間を限度)
(一般向け):

妊娠・出産の対象となる妊婦、乳児が、産前1か月から生後1年の前日までの期間

(多胎世帯向け):

子手帳を取得した妊婦、乳幼児が、生後3年の前日までの期間内で下記利用上限時間まで

詳細はこちらになります。一般向けと多胎世帯向けに分かれています。

産前産後支援ヘルパー“あったかハンド”:台東区公式ホームページ

(一般向け)

https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/nenrei/ninshinki/soudan_shien/helper_ippan.html

(多胎世帯向け)

https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/nenrei/ninshinki/soudan_shien/helper_tatai.html

浅草保健相談センター
電話:03-3844-8171