渋谷区が生み出した「子育て」の中心地〜「渋谷区子育てネウボラ」って?〜
第4回は、日本屈指の「産業の街」「文化の発信源」として知られる渋谷区での子育てについて、ご紹介します。
今回の取材にご協力いただいたのは「渋谷区子育てネウボラ」の皆様。渋谷区で子どもを育てること、その利点やおすすめの施設・イベントについての情報をお届けします。
渋谷区での子育てをサポートする部署が集まる
「渋谷子育てネウボラ」
-渋谷区での子育てをサポートする拠点として誕生した「渋谷区子育てネウボラ」…今日は、この施設の概要と、その役割についてお伺いしたいと思います。
下村さん:
よろしくお願いします。
今回お伺いしたのは渋谷区にある「渋谷子育てネウボラ」
-早速ですが、まず「ネウボラ」という言葉についてです。なかなか耳馴染みがありませんが、これは一体どういった意味を持つ言葉でしょうか?
下村さん:
「ネウボラ」は、フィンランド語で「相談する場所」という意味です。「ネウボ」が相談、「ラ」が場所ですね。フィンランドでは、子育てに関する相談所が積極的に作られています。その取り組みに倣っ(ならって)て保健師、心理士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士などの、専門家がいる安心できる相談所が日本に多く作られることを願っています。その一歩目を、この街「渋谷」から。そんな思いで「渋谷区子育てネウボラ」は始まっています。
-なるほど。子育てについて保健師さんに相談できる場所…ということは、保護者の方が集まるイメージでしょうか。
下村さん:
そうですね。基本は保護者の方がいらっしゃる場所ですが、もちろんお子様を連れられる方もいらっしゃいます。保護者のための場所でもあり、子どものための場所でもある…ご説明するには、まずこの建物の構造からご紹介する必要があります。
1Fから屋上まで、様々な施設が入っています。1Fエントランスを入り、2F・3Fは「coしぶや」。4F・5F・6Fは「中央保健相談所」および「教育センター」、7Fは「子ども発達相談センター」、8Fは「子ども家庭支援センター」、そしてRFに「屋上庭園」があります。
渋谷区での子育てをサポートする部署が集まる
「渋谷子育てネウボラ」
それでは、それぞれのフロアを見て行きましょう。
■施設紹介:2F
coしぶや(アトリエ・プレイグラウンド・コミュニティカフェ)
2Fは「アトリエ」「プレイグラウンド」「コミュニティカフェ」が集まっています。
マップで見るとお分かりの通り、2Fは階段で区切られて3つのスペースに分かれています。エントランスにある木組みの本棚、その横にある階段を上がってまず目に入るのはプレイグラウンド。子どもたちが木組みの遊具で自由に遊べる空間が広がっています。
組みで作られた階段・本棚をスタート地点にして広がる、子どもたちの遊び場
その先にある大きなフロアでは「図画工作」的な遊び・学びに触れられる「アトリエ」と併設するカフェ「coの食卓」が並んでいます。
スペースの一角にはクレヨンが置いてあり、ガラスに自由にお絵描き・落書きをしても良いスペースがあります。子供は絶対よろこぶスペースです。(お絵描きがOKな範囲は決まっていますので、スタッフに聞きながら遊んでくださいね)
取材時には「ぬのとたわむれる」という企画。
廃材の布を使って自由に創作をしていく。
色彩、組み合わせ、造形、感触など創造力が膨らむ企画でした。
アトリエには画材などが用意され、自由な発想で作られた作品たちが並んでいます。
2F・3Fに広がる「coしぶや」では、様々なイベントが開催される(公式Instagramより)
アトリエには画材などが用意され、自由な発想で作られた作品たちが並んでいます。
2Fアトリエ・プレイグラウンドには、お子様をお連れして一緒に遊べるスペース。利用するためには「coしぶや」サイトでの会員登録が必要ですが、一度登録を済ませれば予約不要で足を運ぶことができます(別途、事前予約・当日予約は可能です)。
大人気の箱型のジャングルジム、通称モッキンガムは、幼児期以降のこどもたちが体と頭を使って遊ぶ箱です。
木組みで作られたジャングルジム。
安心・安全な遊具は子どもたちの想像力を掻き立てます
また、カフェ「coの食卓」でも、時折イベントが開催されます(ex.「美容師さんに教わる!お父さんのためのこども髪結び方&アレンジ講座」)。ぜひこちらにも、ご参加ください!
お手頃な価格から、ゆっくりと過ごせる憩いの場「coの食卓」
取材時は、食堂でご飯を食べる時間がありませんでしたので下記のお土産を買って帰りたべましたが、どれも本当においしかったです!
シフォンケーキはまた買いに行きたくなりました。
参考情報
coしぶや:公式Instagram
@co_shibuya