取材・相談してきました!

第4回は日本屈指の「産業の街」「文化の発信源」として知られる渋谷区を取材してきました。

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■施設紹介:3F
coしぶや 子育てひろば・相談室・短期緊急保育室

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子どもたちのためのスペースと保護者のためのスペースが同じ空間に

3Fにも、子どもたちがのびのびと遊べる広場が設けられています。2Fとは少し異なるのが、保護者の方の相談室が設けられている点ですね。
2F・3Fともにイベント会場となる機会がありますが、こちらの子育てひろばの場では「発達に関する相談」から「お子さんの緊急時に際しての対応」など、子育てに関する様々な情報提供を行う物が多めです。インターネットを利用する機会が多い現代だからこそ、正しい情報に辿り着くのが困難な場合もあります。ぜひ、専門家のお話を聞くことで漠然とした不安を解消してほしいと思います。

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2Fに続き、子どもたちの作品に彩られた空間が広がります。

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利用には、会員登録が必要です。こちらの機械で、入場を整理しています。

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会員登録および3Fひろば予約サイト:
https://co-shibuya.reserve.ne.jp/

■施設紹介:4F・5F
「中央保健相談所」

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続いて、4Fです。こちらは、「中央保健相談所」。妊娠中から出産を経て。子育てが始まるすべての期間において相談できる窓口として多くの保護者の方を受け入れています。保健師・歯科衛生士・栄養士など様々な職種のメンバーがサポートし、漠然とした不安から具体的な相談まで幅広くサポートします。また、子育てという枠に縛られず、すべての人の健康を願って区民全体を対象にした講座・教室が行われているのも特徴です。

参考情報

「中央保健相談所」相談ダイアル:
 03-3463-2409(母子保健に関する相談)
 03-3463-2433(成人保健に関する相談)

■施設紹介:6F
「教育センター」

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続いて、6Fです。こちらの「教育センター」では、教育・しつけに関する悩みを専門家へと相談することができます。小学生以上のお子様を持つ保護者様の場合は不登校についての悩みをご相談されることもあります。その場合は、「けやき教室(相談指導教室)」への入室についてのサポートも行っています。

参考情報

相談専用ダイアル:03-3463-3492
けやき教室(サイト下部をご覧ください)
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/shisetsu/kyouiku/kycenter.html

■施設紹介:7F
「子ども発達相談センター」

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7Fの「子ども発達相談センター」では、その名前の通りお子様の発達についての相談を承っています。周りの子どもたちと発達について比べてしまい不安を感じてしまうのはよくある話です。決してご自身だけで悩まず、ぜひ保健師・心理士・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士・保育士など専門的な知見を持つメンバーたちのサポートを受けてみてください。足を運ぶことが難しいという方には、オンライン・訪問による相談も実施していますのでお気軽にご相談ください。

参考情報

相談ダイアル(オンライン相談はLINEで申込可能):
03-3463-3786

■施設紹介:8F
「子ども家庭支援センター」

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続いて、フロアとしては最上階になります。こちらでは家庭に関する悩みを受け付けております。お子様自身が家族との関係について相談する場所と認識されがちですが、保護者の方がお子様との向き合い方について相談されることも受け入れております。どんな悩みでも、困っていることをお気軽にご相談ください。相談内容次第では、別の機関をご紹介することでの対応もサポートします。

参考情報

相談ダイアル:0120-135-415

■施設紹介:RF
「屋上庭園」

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「しぶや子育てネウボラ」の屋上には、芝生が広がる空間を設けています。屋内の施設はもちろん、渋谷で自然を感じるというのも魅力的です。ぜひ、お子様と一緒に足を運んでみてください。

下村さんに聞く、「渋谷子育てネウボラ」の意義

-1Fから屋上まで、子育て・教育に関係した施設が揃っている印象です。

下村さん:
おっしゃる通りです。これもまたフィンランドの「ネウボラ」に倣って(ならって)いるポイントですが、まずは子育てをする上で足を運ぶ必要がある場所をすべて一つの場所に集めたんです。保護者の方は、何か迷ったら「ネウボラ」に来れば問題ありません。こちらに足を運んでから、必要な場所を取捨選択していただく方が早いんですよね。

-確かに。だから、お子様をお連れする場合もあるんですね。2F・3Fの「coしぶや」にある「プレイグラウンド」や「子育てひろば」は、お子様向けの施設。

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アトリエとしての役割も持つ「coしぶや」は、クリエイティブ溢れる空間に
※じつはこの作品は、この記事に使われている写真の拡大画像です。
どの写真か分かりますか??
答えは最下段にありますよ。

下村さん:
読者モデルとして活躍される「りゅうちぇる」さんに、コンセプトムービーに出演いただいてますが、その場で「自分の住んでいるところでみんな生まれ育ったわけではなく、地方から上京している方とかも、いらっしゃると思う」とおっしゃっていました。おっしゃる通り、渋谷に住んでいるから渋谷に詳しい…というわけじゃないんですよね。

-ですよね。子育てに関する不安があるのに、どこに行けばいいのか分からないという不安が重なると困ります。すべてが「ネウボラ」に集められているということで既に一つの不安を解消しているんですね。

下村さん:
その通りです。また、「ネウボラ」では就学後も相談できる環境を整えています。「子育て」と言えば、小学校に上がるまでのサポートが主であると思われますが、学校選び・不登校・発達に関するお悩みなど、就学後にも数々の壁と向き合うことがあります。専門家にご相談いただき、必要に応じて医療機関に繋げることも可能です。

-就学後も、迷わず「ネウボラ」へ…ということですね。

下村さん:
はい。実は、近年子育てに関する課題があるんです。それは、無意識のうちに、赤ちゃんとの愛着形成のきっかけを逃してしまう問題。

-知らない内に、ですか。

下村さん:
最近耳にするのが、「赤ちゃんに話し掛ける必要ってありますか?」というご質問。合理的に考える人が増え、赤ちゃんと会話はできないから、話し掛けない…という子育てをしているのです。言語の発達は、赤ちゃんに話し掛けることで促進されます。ある意味これも「教育」と言えるのですが、この事実を知らずに赤ちゃんと話さない保護者の方が増えているんです。

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「ネウボラ」施設7F・8Fでは、保健師への相談も可能

-これは、誰かに言われないと気付かない保護者の方もいるかもしれません。

下村さん:
はい。子育ての基礎知識を広げるための場としても、きっと「ネウボラ」は機能すると考えています。保健師さんとの交流だけじゃなく、保護者同士、お子様同士の関わりも。こうした地域全体の繫がりをお手伝いするのが、「渋谷子育てネウボラ」の使命であると考えています。

-渋谷から始まる「ネウボラ」。これを成功事例として全国の「ネウボラ」誕生に繋がることを期待します!今日は貴重なお話をありがとうございました!

下村さん:
ありがとうございました!

■取材者から一言。
今回お話しを聞くまで、児童館というのは小学生くらいの子までが利用するイメージでしたが、高校生(18才)までが対象となるそうです、小学生までの悩みと、中高生になってからの悩みの質は変わりますが、それらを一貫として相談できるのがこの”渋谷区子育てネウボラ”でした。
センター長から「小さいころから親しみを持った場所で、社会に出るまで”切れ目のない子育てをサポートする”施設なので、末永くご活用して頂けたら嬉しいですね」との事でした。
情報過多の現代では誰に相談するかとても大切な要素だと思います。 ぜひ、児童館の正しい利用方法を知り、区民の方はもちろん、全国の皆様に知ってておいてほしい情報ですね。 この度はお忙しい所、様々な為になることを教えて頂きありがとうございました。

渋谷区って、どんな街? 〜「産業の街」から「文化の発信源」への変貌、その変化に見る「前向き」の精神〜

渋谷子育てネウボラを中心に動く渋谷区での子育て。そもそも、渋谷区ってどんな街なのでしょうか?歴史を読み解きながら、渋谷区子育てスポットをご紹介したいと思います。

渋谷区が誕生したのは、1932年(昭和7年)10月1日のこと。当時の「渋谷町」「千駄ヶ谷町」「代々幡町」が合併して東京市渋谷区が生まれました。

当時から商業が盛んだった渋谷は、戦後経済の拠点にも。渋谷駅・道玄坂から復興がスタートし、昭和30年代にはビルの建設が続きオフィス街として機能しました。

そして、昭和39年の東京五輪をキッカケに、再び街並みが大きく変化します。道路を始めとした交通網が強化され都市化が進み、人口の減少へと繋がりました。人の住む街、じゃなくいわゆる「都会」として認められるよう変わってしまったのです。

以降、渋谷・原宿の街にはアパレル系店舗が軒を並べ、若者カルチャーを発信するファッション街へと変貌。現在の「渋谷といえば」という街並みが生まれました。

「産業の街」に始まり、「文化の発信源」へ。変わり続ける中に、共通して見えるのは物事を「前向き」に進める精神です。作る、伝える、そんな街でお子様を育てる意味と価値について、迫ります。