取材・相談してきました!

第2回は都内トップクラスの子育て助成や特色のある公園がある葛飾区を取材してきました。

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ママと子どもの「毎日」にやさしいまちづくり。

第2回は、都内トップクラスの子育て助成や特色のある公園がある葛飾区を取材してきました。

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子育て環境を考えるにあたって重要なポイントとなるのは整備された環境や子育て支援施策ですが、その中でも子育て支援の拠点や公園は子どもの発育にとって欠かせない場所です。また、親にとっても人と人とのふれあいの場となります。毎日通う場所で子どもの成長がグングン促されていくと考えるだけで、何故だか自然と笑顔になってしまいますね!

ですが、実際色々な場所に子どもを連れて行くとなると準備するだけでも一苦労ですし、毎日のことだからお金もかけたくないけど、外に出ると何かしらの出費も発生してしまうのが実情です。子どもが大きくなるまでの貴重な毎日がより充実したものになるように…日々努力を続けるママに代わって自治体の子育て支援について調査してきました!

今回は、継続的に子育て世帯への支援を続けるため地域全体で支えていこうという姿勢のもと「社会と母親を繋げる絆づくり」に重点をおき母親のライフプランをしっかりと支えてくれる葛飾区の方々に詳しいお話を伺いました。

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取材協力:葛飾区子育て支援部 育成課長橋口様子育て支援課長橋本様、育成課管理係成瀬様
葛飾区都市整備部公園課公園管理所 所長石川様、深尾様、工務係長小林様、建設係長中島様、管理運営係長石塚様、管理運営係安槌様 (写真:育成課管理係 成瀬様)

はじめに葛飾区は東京23区の北東部に位置し、都内で唯一埼玉県と千葉県の両方に隣接する都市で「男はつらいよ」シリーズで知られる柴又帝釈天や「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」で有名になった亀有などがあります。葛飾区には江戸川、中川、新中川、綾瀬川、荒川等のいくつもの川が流れており水辺の空間を活かした街づくりで下町の情緒を感じさせてくれるエリアです。

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曳舟川親水公園:葛飾区提供

地域の子育て世帯にとって「顔」が見える子育て拠点“子ども未来プラザ鎌倉”

葛飾区子育て支援部の課長・スタッフの方々が力強く思いを込めているテーマの1つに 「継続的な子育て支援」があり、これらを続けるために地域全体で支えていこう。という葛飾区の姿勢が詰まった地域拠点が拡大しています。その他にも各ご家庭や、個人・赤ちゃんに直接恩恵を受けとれる施策が沢山あり、スローガン・アジェンダといった予定だけではなく、実際に形になっている事が沢山あり子育てに関する本気度が伺えました。葛飾区に住みたくなるような素晴らしい取組がたくさんありますのでそれらをいくつかご紹介したいと思います。

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葛飾区がつくる特色のある子育て支援施設「子ども未来プラザ」

妊娠期・出産期~乳幼児期~小学生~中高生の方が利用できます。
葛飾区が切れ目のない支援をしていく為の総合的な子育て支援施設で、地域の皆さんと連携して子どもの成長を支援する、子育て世代包括支援センター機能を有する地域のみなさまに有益な施設です。

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曳舟川親水公園:葛飾区提供

「子ども未来プラザ」は、家庭や学校以外の子どもの過ごす場として、様々な子どもが集い、色々な体験を得ることができる施設で、保健師さんによる健診や子育て相談員による妊娠・出産の様々な相談の窓口があり地域の子育て世帯にとってマンツーマンの支援が届く「顔」が見える拠点となっている。

施設内に相談室が設置されており、母子健康手帳の交付とともに、子育て相談員による妊娠・出産の様々な相談ができます。

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個室の相談室:葛飾区提供

1日を通して乳幼児親子が楽しく過ごすことができる「すくすくルーム」やふれあい遊び体操、年齢別グループ活動、のびのび相談なども行っています。

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すくすくルーム:葛飾区提供

また「いっとき預かり ぱんだ」では保育園や幼稚園に通っていない在宅のお子さんをお預かりします【登録後事前予約必要・実施日平日のみ】

多目的ホール
保育園の行事や乳幼児健診、ふれあい遊びや体操、年齢別グループ活動などで使用します。保育園の調理室を見ることができます。

多目的室1・2
主に小学生以上が利用するスペースも設けられていて、きょうだいも一緒に楽しめたり幅広い層の皆さんが使用できるまさに地域の為の施設づくりですね。


1.あそびの広場
子どもが自由に安心安全に遊べる居場所として、工作や読書、ボードゲームなどで友達とみんなで楽しく過ごすことができる場です。

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上記4点あそびの広場:葛飾区提供

2.まなびの広場
子どもが自由に様々な学びをする場として、勉強や自分の好きなことを調べるところです。
わからないことは、スタッフのお兄さんお姉さんがいますので、やさしく、わかりやすく教えてくれるのも嬉しいポイントです。親御さんだけじゃない知識や経験が得られそうですね、お子さんの「学び」にとても大切な場所を設けてくれています。

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上記4点あそびの広場:葛飾区提供

爽快感・解放感・すがすがしさを感じられる屋上園庭があります。 子どもたちは屋上にいった瞬間走り出し遊びに夢中になりそうです。

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屋上庭園には、複合遊具があり一部が天然芝となっている人工芝の園庭がひろがっています。その他、保育園給食体験「もぐもぐランチ」などの温かい保育園の給食を親子で楽しく食べることができ一日中楽しむことができる施設です。気軽にお越しいただける施設ですので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

※親子でふらっと遊びにいくのも良いですし、お友達と一緒に行ってみるも良いかもしれませんね。魅力的な施設なので編集部は是非行ってみてほしいと思うのですが、葛飾区子育て支援部からは「コロナ禍でもありますのでコロナ対策にご配慮のうえお寄りいただくか、コロナが落ち着いた際に沢山ご利用してください」とコメントを頂いております。

※保育園給食体験もぐもぐランチは【事前予約必要・実施日指定】が必要なのでご興味のある方は下記から確認してみてくださいね。
https://www.city.katsushika.lg.jp/event/1022292/1022293/index.html

おまけ

子ども未来プラザ鎌倉には、南鎌倉保育園が併設されています。

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子ども未来プラザ鎌倉の詳しい内容はこちら
https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000100/1022110/1022091.html

その他、区内6か所に「子ども未来プラザ」を整備する計画となっており、令和4年度夏ごろに「(仮称)子ども未来プラザ西新小岩」が開設予定です。 このような素晴らしい施設がご近所にあると嬉しいですね!近くに作られるかは乞うご期待ですね。

子ども未来プラザガイドラインについて
https://www.city.katsushika.lg.jp/information/1000084/1006015/1024280.html

実家に帰ってきたような安心感!葛飾区の子育てひろば

公園や子ども未来プラザも気になるけど、雨が降っていたりすると、ママ一人で行くのには少し距離が遠いなと感じることもありますよね。そんな時に心強い「子育てひろば」は葛飾区には子ども未来プラザ鎌倉・児童館を含め72箇所もありますよ。

子育てひろばは、地域の中で楽しく子育てをするために、主に0~3歳のお子さんと保護者の方を対象に保育園などに併設されていて中には専任の職員さんが常駐している所もあります。
リズム遊びや体操、子育て講座、イベントなど、お子さんと一緒に楽しめるさまざまなプログラムがあります。保育園内にある子育てひろばでは、保育園内のお友達と一緒に遊んだり、給食を食べたりするプログラムなど楽しいプログラムが沢山用意されていますよ。

近くにあって気軽に行けて、離乳食などのさまざまな相談や遊びにいけるため、利用者からは「実家に帰ってきたみたい!!」なんてお声をいただくことが多いとか。里帰りもままならない今の状況において、月齢や年齢の近いお子さんのお友達や、ママ友達・パパ友達など、子育て仲間づくりのきっかけもできますし、子育てに関する情報交換の場にもなります。 お家の近くに安心して通えるこのような子育てひろばがあるのは子育て世帯にとってはとても助かりますね。

子育てひろばの詳しい内容はこちら
https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000056/1002340/1002458.html

葛飾区子育てひろば一覧(PDF:都度更新)
https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/458/kosodatedhiroba0310.pdf

ママの外出の負担を軽減してくれる助成制度

葛飾区には、毎日努力を続けるママの負担軽減や、ご家庭の出費軽減について考えてくれている独自の助成制度があります。(紹介する以外にもたくさんの助成制度がありますが、ここでは葛飾区独自の助成制度に焦点をあててご紹介させて頂きます)

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葛飾区では自転車利用する方が多く、子育て家庭は保育園や幼稚園への送り迎えが必須で、普段何気なく利用していますが危険も伴うため、外出時の安全性を高めるに越したことはありません。そこで3人乗り自転車や関係物品を新たに購入する方に購入費用の一部を助成する制度を導入しました。
この助成制度の始まりは、平成21年7月の道路交通規則の一部改正により三人乗りが認められることになったと同時に、安全基準が設定され、三人乗りをするときは基準を満たした自転車でないといけなくなったことがきっかけです。これを機に他の自治体でも様々な補助事業等を行っていましたが、現在まで事業を継続しているところは少なく、自転車利用者数が多い葛飾区民に寄り添った支援と言えます。

【助成対象品目】は、以下のいずれかでも助成します(いずれも新品に限ります)。

▽安全基準を満たす「幼児2人同乗基準適合車マーク」と「BAAマーク」の両方が付いている自転車(1台まで)

▽SGマークのついた幼児用座席(当該自転車に取り付け可能席数、防風雨シートカバーは対象外)

▽SGマークのついた幼児用ヘルメット(2個まで)

▽電動アシスト付三人乗り自転車に対応するメーカー純正バッテリー(1個までで再生品不可、充電器は対象外)

もちろん、購入費助成額の上限はありますが、大きな額でとても嬉しい助成制度ですね。

▽購入金額の2分の1を助成します。ただし、助成金の上限は3万円です。
※助成を受けるには、小学生未満のお子様を2人以上養育している必要があります。

詳しくはこちら
https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000056/1002336/1002419.html