なぜ赤ちゃんは突然うなるの?原因と対処法をわかりやすく解説

なぜ赤ちゃんは突然うなるの?原因と対処法をわかりやすく解説

赤ちゃんは、ご機嫌でニコニコしていても突然うなり始めることがあります。原因がわからず困ってしまうママも多くいますが、「何か病気かもしれない…」と心配になる赤ちゃんのうなりには、どのような原因があるのでしょうか。
そこで今回は、突然うなり始めた赤ちゃんの原因と対処法を解説します。

赤ちゃんがうなる原因と解決策5

赤ちゃんが突然、うなり始める…。ママとしては、ビックリする展開ですが、実は、いきなり赤ちゃんがうなり始めるのは珍しいことではありません。ほとんどの場合は病気などではないので心配することはありませんが、顔を赤くして「ウンウン」とうなっている姿を見るのは、ママとしてつらいものです。ではどのように対処してあげるとよいのでしょうか。

原因1:ガスが溜まっている

赤ちゃんは、母乳やミルクを消化するときに微量ですがガスを発生させます。このガスが便秘などによってうまく排出されず腸内に溜まると、苦しくなってうなることがあります。

対策:お腹をマッサージをしてあげる

うなる原因が便秘やガスが溜まることであれば、お腹を優しくマッサージしてあげると効果があります。
赤ちゃんを仰向きに寝かせておへそを中心にママの指の腹で優しく「の」の字を書くようにマッサージをしてあげましょう。それだけで、腸が刺激されてうんちやガスが出やすくなります。

対策:お腹をマッサージをしてあげる

原因2:うんちが出る・出ないを教えている

うんちが出そうになるとうなって教えてくれる赤ちゃんもいます。顔を真っ赤にしてうなっているときは、うんちを出そうと力んでいることが考えられるので、準備しておきましょう。また、生後2ヶ月頃になると、うんちの回数が減って便秘気味になることもありますが、腹筋の未発達な赤ちゃんは上手にうんちが出ないこともあります。そんなときにうんちを出そうと一生懸命力み、うなってしまいます。

対策:肛門を刺激・体操をする

頑固な便秘の場合は、綿棒にオイルをつけて肛門を刺激する綿棒浣腸や、赤ちゃん用の麦茶などを飲ませて水分を多く摂るようにするのも効果的です。
また、腸の動きを活発化させるために軽い運動をするのもよいでしょう。赤ちゃんの足をお腹の方に折り曲げてから膝を開いてグルッと回すような運動や、ファムズベビーを使って行う「あわあわたいそう®」もおすすめです。
あわあわたいそう®は、両足首を持ってバタバタさせたり、足をお腹の方に寄せたりすることで腹圧をかけ、腸の蠕動運動を促し便秘を解消させていきます。

対策:肛門を刺激・体操をする

原因3:母乳やミルクの飲みすぎ

生後3ヶ月頃までは満腹中枢がまだ発達していないため、量が多くても母乳やミルクを与えられただけ飲んでしまい、苦しそうにうなり吐くこともあります。お腹いっぱいに食べすぎたことで苦しむ大人と同じと考えられるでしょう。

対策:丁寧にゲップをさせてあげる

赤ちゃんは、授乳後にゲップが上手にできないと気持ちが悪く、うなることもあります。そのため、銃乳が終わったらママの肩に顎が乗るような姿勢を保ち、背中を優しく叩いてゲップを出やすくしてあげることが大切です。
抱っこがきつい場合は、固めのマットレスでうつ伏せにして行うのも良いですが、危険な事故につながることもあるので、十分に注意することが大切です。
授乳後すぐにゲップが出たとしても、空気が残っている場合もあるので、しばらくたってから同じように促してあげましょう。
また、ゲップが出てもすぐに横にしないで、10分くらいは縦抱きや頭を上げた状態にしておくと良いでしょう。

対策:丁寧にゲップをさせてあげる

原因4:母乳やミルクの味が気に入らない場合

授乳時に赤ちゃんがうなるのは、母乳やミルクがおいしくないと感じている場合もあります。

対策:食事内容の見直し

ママが食べたものがダイレクトに母乳に反映されるので、授乳時にうなって眉間にしわを寄せているような表情をしたときは、前の日に食べたものを考えてみてはいかがでしょうか。
ママは栄養バランスのよい食事を中心に、脂肪分の多い食事や糖質を多く含む食品、香辛料等の刺激が強いものを極力控えましょう。また、赤ちゃんにはいろいろな種類のミルクをあげてみて、好みの味を見つける方法があります。

対策:食事内容の見直し

原因5:暑い・寒い・体調が悪い

冬など気温が低いときは、風邪を引かないようにと厚着をさせてしまうことがあります。しかし、体温調整が苦手な赤ちゃんにとって、温かくすると体温が上昇して不快に感じる場合があります。そんなときは、うなってママに抗議しているのでしょう。逆にお腹が冷えているときもうなって教えてくれる場合があります。
風邪を引いた、のどが痛い、熱があるなどの体調不良の場合も同じです。

対策:体温調整をする

風邪などで熱やのどが痛くうなるような場合は、赤ちゃんが快適に過ごせるように着るものや室温、湿度を調整してあげましょう。
また、お腹が冷えているようであれば、ホットタオルなどでお腹を温めてあげるのも効果的です。この場合は、タオルが熱すぎないように注意してください。
体温が38度くらいあっても、ご機嫌がよければ少し様子を見るようにしましょう。しかし、機嫌が悪くミルクも飲まない、元気がないなどの症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

対策:体温調整をする

成長に伴った反応

自分の声が聞こえてくる生後5ヶ月頃になると、うなってみる、声を出すなどして遊び始める赤ちゃんもいます。また、体を動かそうとして力が入り、うなることもあります。赤ちゃんがうなりながらも上機嫌の場合は、様子を見ながら好きにさせてあげるとよいでしょう。

赤ちゃんがうなるのはいつまで?

赤ちゃんが頻繁にうなるのは3ヶ月頃までが目安ではないかといわれています。

まとめ

赤ちゃんは、いろいろなことでうなるようになります。それは、便秘やガスが溜まって苦しかったり、母乳がおいしくなかったり、自分の声が聞けて楽しかったりするなど、理由はたくさんあります。
これらは、赤ちゃんの成長過程で出てくるものがほとんどです。うなりは、お話ができない赤ちゃんの意思表示の一つと考えて、ママが一つひとつ対処していくと赤ちゃんも安心します。少し大変ですが、うなりは赤ちゃんのメッセージと捉えて上手にコミュニケーションがとれるようになるとよいですね。

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