冬の肌トラブルの原因は?かゆいときの対処法と予防策を解説

冬の肌トラブルの原因は?かゆいときの対処法と予防策を解説

冬になると肌にかゆみが生じたり、赤みを帯びたりするという方が多いのではないでしょうか。冬は空気が乾燥しているため、肌の潤いまで奪われてしまうことによって肌がかゆくなります。
もしも、肌がかゆくなってしまっても掻きむしるのはNGです。掻きむしってしまうと症状を悪化させてしまいます。
では、どのように対処すればいいのでしょうか。今回は、冬の肌トラブルの原因と対処法について解説します。また、かゆくなる前にできる予防策も合わせて紹介しているので、冬のかゆみに悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

冬、肌にかゆみが生じる原因とは?

冬にかゆみが生じる原因の多くは、冬という季節の環境によるものです。気温が下がる血行が悪くなるため、細胞に栄養が行き届きにくくなります。空気も乾燥するので、肌の潤いが奪われ、肌の表面がひび割れるため、肌本来のバリア機能が低下してしまうのです。

冬にかゆみが生じる原因は血行が悪くなり乾燥しバリア機能が低下するため

バリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなってしまい、結果それがかゆみにつながっていきます。さらに、暖房や熱いお風呂も肌の潤いを奪う要因となるため、冬は肌のかゆみを生じさせやすい環境だといえるでしょう。

暖房や熱いお風呂も肌の潤いを奪う要因となる

肌にかゆみが生じたときの対処法と予防策

もしも、かゆくなってしまっても掻きむしってはいけません。掻いた後は傷となってしまい、症状を悪化させてしまう可能性があります。
肌にかゆみが生じたら、以下のような対処法や予防策が有効です。

肌を清潔に保つ

かゆい肌は肌のバリア機能が低下している状態です。肌を清潔に保つことは、症状の悪化を防ぎます。ただし、洗浄力の強い石けんなどでゴシゴシと洗うのではなく、1日数回濡れたタオルで優しく拭いてあげるようにしましょう。

1日数回濡れたタオルで優しく拭いてあげる

保湿を心掛ける

皮膚の保湿成分が激減することで、肌のかゆみが生じます。したがって、普段から保湿を心掛けることが大切です。
保湿クリームやワセリンなどを塗ると、肌の保湿に役立ちます。お風呂上りはとくに乾燥しやすいので、入浴後10分以内に必ず保湿するようにしましょう。

お風呂上りは乾燥するため入浴後10分以内に必ず保湿する

こまめに爪を切る

肌がかゆくなってしまうと、つい掻いてしまうこともあるかもしれません。このとき、爪が伸びていると、長い爪で皮膚を傷つけることになります。こまめに爪を切って、可能であればやすりをかけておくことで、つい掻いてしまった場合も肌を傷つける心配がありません。

つい掻いてしまったときのために爪をこまめに切る

衣類にも気を配る

乾燥は肌の大敵ですが、蒸れも肌トラブルの原因です。寒いからといって着込みすぎると、衣類の中が蒸れてしまい雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
通気性の良い服を選ぶようにしましょう。また、赤ちゃんの場合もロンパースよりもセパレート型の方が、通気性が良いです。布は化学繊維を使ったものよりも、綿100%のものにするなどして気を配りましょう。

着込むと蒸れで雑菌が繁殖するため通気性の良い服を選ぶ

睡眠をしっかりとり、栄養バランスを考える

乱れた生活習慣による疲れやストレスは、肌のバリア機能に影響を与えます。疲れがとれない状態が続いたり、過剰なダイエットなどによって栄養が足りなかったりすると、ホルモンバランスが崩れて肌のターンオーバーがうまくいかなくなってしまうからです。
しっかり寝て、しっかり食べることで体が元気になり、同時に細胞も元気になります。ビタミンAやビタミンE、良質な脂質を適度にとることを心掛けましょう。

睡眠をしっかりとり栄養バランスを考える

とくに子どもの肌は大人より薄いため注意しよう

子どもの肌は皮脂腺が未熟であり、同時に肌を守るためのバリア機能も未熟なので、外部からの刺激を受けやすい繊細な状態です。
もともと乾燥肌になりやすい子もおり、早い子では生後3ヶ月頃から「ほっぺたがカサカサする」「耳たぶの付け根が切れる」などの乾燥症状が現れます。肌が乾燥するとかゆみが生じるので、子どもの場合、我慢せずに掻きむしってしまうケースが多いのも特徴です。
掻くことで肌に傷ができてしまい、さらに炎症が悪化してしまうという悪循環を生んでしまうので、親がきちんとケアしてあげることが大切です。

乾燥肌になりやすい子にはケアをしてあげることが大切

アトピー性皮膚炎の疑いがあれば早めに受診する

ただの「冬の乾燥肌」ではなく、アレルゲンなどが原因となる「アトピー性皮膚炎」の疑いがあれば、自己判断で対処するのではなく、早めに病院を受診することをおすすめします。
アトピー性皮膚炎は、適切な治療を受けることで症状が改善する可能性があります。完治することが難しく、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すアトピー性皮膚炎とうまく付き合っていくためにも、医師による診察と処方が重要です。

アトピー性皮膚炎の疑いがあれば早めに受診する

まとめ

冬の肌トラブルの原因は「乾燥などの環境要因によるバリア機能の低下」です。普段から保湿を心掛けることで、肌の潤いを守ることができます。
もし、かゆくなってしまっても掻きむしることはせず、肌を清潔にし、通気性の良い服を着るなどの工夫をして症状が早く改善するようにしましょう。
爪を短く切っておくと、つい掻いてしまった場合も肌を傷つけることがないので安心です。子どもはとくに掻きむしってしまうことが多いので、親がしっかりケアしてあげましょう。
冬の乾燥肌に負けないためには、「清潔」と「保湿」が重要なポイントです。そのために、肌への負担が少ない上にしっかり洗えて、保湿までできてしまうようなソープを使うのも有効な方法です。
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